2に関して、あなたが意図していたのかどうかは分からんけど、一言付け加えておく。
実は、光速度一定の原理を用いなくても、相対性原理だけで特殊相対性理論を導き出すことはできることが証明されているようだ。

>>104が、アインシュタイン以前に特殊相対性理論の発見に貢献した物理学者を書いてくれている。
ローレンツやポアンカレはマイケルソン・モーリーの実験の解釈を力学の中だけでやっていて、
電磁気学まで踏み込んだのがアインシュタインと認識しているので、その箇所には意見の相違があるが、
マクスウェル方程式を慣性系で不変としたことで特殊相対性理論が完成したというのには異論はない。

マクスウェル方程式の中には光速度一定の原理が秘められていて、電気的な定数である誘電率と透磁率から光速度が計算できる。
したがって、電磁気学で相対性原理が成立するなら、それによって光速度一定の原理も必然的に成立する。
力学でも同じことが言えるのなら、光速度一定の原理を用いないで、相対性原理だけを指導原理として、特殊相対性理論は導けるはずである。
そして、空間の対称性は用いるけど、相対性原理だけで特殊相対性理論が導けることが明らかにされているようだ。
そのことは習っていないし、ざっとNET検索してみたが、見つからなかったので、どういうようなロジックなのかは分からない。

おそらく一線級の物理学者にしか理解できない相当に難解なものだと思う。
だけど、一線級の物理学者が特殊相対性理論を今さら研究するわけがない。
ラテン語で書かれた「週刊プレイボーイ」というものがあったとしても誰も読まない。
知識人は馬鹿にして読まない。
一般の人間には読めない。
それと同じように、一線級の物理学者は研究しない。
一線級未満の物理学者では歯が立たない。
だから、いまだに特殊相対性理論が相対性原理だけで導き出せることがあまり知られていないんだと思う。