付言しておくと、色設計のミスと責任者の離脱がパンタレイの失敗の最大の理由だが、これ以外にも多くのトラブルがあったものだと思われる。

カプコンが製作しているMTフレームワークやパンタレイ、REエンジンはゲームエンジンや開発ツールも含めた総合開発環境。
パンタレイは機能ごとに製作チームが分かれていて、どのチームも好き放題作っていたので、いざくみ上げたときにまったくかみ合わなかったのだろう。
バイオ7の開発秘話のインサイドレポートには詳細が書かれているぞ。
キャラクターの動きを制御するプログラムが干渉しあって問題が起きたとか書かれているので、実際にそんなトラブルが起きていたっぽい。

ディープダウンの体験版を作った時点でエンジンが使い物にならないと判断されて、責任者が逃亡、計画の見直しになったのだろう。
そこでMTフレームワークの設計者の石田氏が中心となってREエンジンの開発が始まった。