儲けたお金の税金・確定申告20【仮想通貨】
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◆質問◆
BTC1枚を50万円で購入し、BTC1枚が200万円になったときに50万円分(0.25BTC)だけ売りました。
投資額と同じ50万なので、利益は0で非課税ですよね?
◇回答◇
違います。
37.5万円の利益が出ているため課税対象です。
投資額が何円でも、売った0.25BTCの取得価格だけが利益計算時における費用になります。
(売却時の1枚分の価格 - 取得時の1枚分の価格) × 売却枚数 = 損益 です。
質問例では
(200万 - 50万) × 0.25 = 37.5万
となるので37.5万円の利益となります。 ◆質問◆
利益が20万円以下なら税金がかからないんですよね?
◇回答◇
かかります。
あくまでも「確定申告が不要」なだけです。
税の申告には「確定申告」と「住民税申告」の2つを行う必要があります。
確定申告は所得税のための申告、住民税申告は住民税のための申告で、全くの別物です。
20万円以下の場合は確定申告が不要なため、結果的に所得税は納めず済みますが、住民税にこの制度は関係ありません。
自力で住民税申告をして住民税を納める必要があります。
ちなみに確定申告を行った場合、税務署が住民税申告を代行してくれるので住民税申告が不要になります。
面倒なので利益が20万円以下だった人は
確定申告をする場合:所得税も住民税も納める
確定申告をしない場合:自力で住民税申告をして住民税だけ納める
のどちらかを選ぶ、と覚えておいてください。
また、そもそも確定申告が不要な人は限られています。もともと確定申告を行う人には関係のない制度なので要注意。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1900.htm ◆質問◆
仮想通貨同士の取引のたびに税金発生するって聞いたけど本当?
◇回答◇
仮想通貨同士であっても取引時点で損益確定が行われるため、円換算で利益が発生していれば課税対象になります。
ただし、1月1日〜12月31日までに確定したすべての雑所得内の損益を合算した額を使って税金は計算されます。
このため、「取引のたびに税金発生」という表現は正しくありません。
@BTCが1枚100万円のタイミングで、BTCを10枚購入
ABTCが1枚200万円のタイミングで、BTC5枚とETH200枚を交換(ETH1枚は円換算で5万円)
BBTCが1枚250万円のタイミングで、ETH200枚とBTC3.5枚を交換(ETH1枚は円換算で4.375万円)
Cその後は何もせず、BTC8.5枚を所持したまま年越し
この場合、Aのときに手放したBTCの損益として
(200万-100万)×5枚=500万、つまり500万円の利益が確定。
そして、Bのときに手放したETHの損益として
(4.375万-5万円)×200枚=-125万、つまり125万円の損失が確定。
500万の利益と125万円の損失を合算すると375万円の利益が出ていることになりますので、375万円に対して税金がかかります。
これは取引所が国内であろうと海外であろうと変わりません。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています