ここまでウジウジした静一に違和感を感じていた読者も多くいたはずである。今回の脳内ママのセリフは完膚なきまでに静一を叩きのめした。すがすがしいまでのダメ出し。ある意味でスカッとした、留飲を下げた読者もいたと思う。しかし脳内ママの発言はすべて静一の創造である。心の奥底で自分に対する忸怩たる思いを持っていたことの証左でもあろう。