押見氏の作品は、主人公の心の成長を記していくのが基本路線だが、ママに拳を上げて突き放すのが成長とはとても思えない。やっと来た思春期的反抗期くらいのものだろう。本当の意味の成長、つまりママの苦悩を理解して赦す段階がラストになるはず。そこまてずっと時間がかかるし、相変わらず進みも遅くてイライラするかもしれないが、皆さんぜひ付き合ってあげて。