>>613
正論だけどそれは鯉登が薩摩出身で士官学校卒の将来を約束されたエリートだから言えることでもあったんだよな
鶴見にせよ尾形にせよまともな方法では軍内で権力を握るのは到底不可能でその無理筋を通すための手段が金塊であり権利書だった
鶴見は対露防衛と戦友の弔いという大義・尾形は父や弟の地位が無価値だという証明と目的は違えどそれぞれの夢を叶えるにはどうしても権利書や金塊が必要だった

鯉登はアイヌの金塊に頼らなくても国と同胞を守護する司令官になれるだけの身分と能力を持っている
むしろ金塊争奪戦に巻き込まれたことで失ったものの方が多いがそれによって自分の為すべきことを見出だして成長し
最終的には師団長の地位までたどり着いたからこの騒動も無駄ではなかったんだろう