すまん、ちょっと変な話をするがな。

今から30年ほど前だと思うが、スピリッツに「オルタナティブ・サン〜もう一つの太陽〜」という作品が載ってな。作者は藤澤勇希。
題名はうろ覚えだ。「アルタナティブ」だっかもしれん。
総理大臣の裏の面を担う殺し屋の話で、私は好きだったんだが、単行本化されなかった。

その頃は毎週スピリッツを買っていろんな作品を好きになったんだが、当時のスピリッツには単行本化されない作品がよくあったと思う。そいつらは一般のウケが悪かったのか。
雑誌を捨ててしまうともう二度と読むことができなかった。

一昨年、スピリッツに「これは!」と思える自分ドストライクの作品を見つけた時、ひょっとして単行本化されない可能性もあるのでは?と思った。久しぶりに毎週買い続けたよ。

杞憂だった。


…いや、オルタナティブという言葉を見て、ちょっと思い出しただけの話だ。