>>611
平岩先生の「妖怪」は名作
童門は童門という時点でお察し下さいなので読んでもいない
どうせ読むなら、宮城賢秀先生の「妖怪犯科帳」をお勧めする

実際のところ、「風雲児たち」の場合、天保改革周りはほとんど史実じゃない講談ネタだぞ

例えば矢部の件とか、史実と一致するのは矢部という名前と桑名に御預になったことくらいのものだ
元々不正を働いていた与力というのは、矢部が南町奉行だった時にはまだ生きている
なのに矢部は、飢饉の救済に功績があったとしてお咎めなし
全ての責任を押し付けられた下っ端の同心が、ある日ついにブチ切れて、矢部の取り巻きどもに対し南町奉行所内で刃傷に及ぶ
「町奉行所の施設内で、同心が刃傷に及ぶ」という大不祥事を招いたことで、当然ながら奉行の矢部は処分……というのが史実