0663名無しんぼ@お腹いっぱい
2020/06/18(木) 17:10:06.04ID:ijH57CAL0「ほら、見て今日も『あたりのキッチンの清美とセックスしたい』って書いたよ」
「あまりパソコンばっかいじってると身体に障るよ」
なんて僕が注意すると、
「ごめんねえ。 でもね、これ見てよ。
ほらこのひと、僕はボルマン隊長!なんて言っちゃってさぁ、ふふ」
僕は黙っていた。君がすごく楽しそうで、僕は何も言えなかった。
「ほらみてこっちのひと、カボくんのキンタマ潰したい!だって。
かわいいねえ。 ふふ。」
僕はまだ黙っていた。笑う君を見て、どうしようもなく悲しくなった。
「憶えててくれるかなあ」 君がふと言った。
「…このスレのひと、私がいなくなっても、『あたりのキッチンの清美とセックスしたい』
なんて、憶えててくれないかなあ……無理かな……憶えてて、ほしいなぁ……」
それから数ヶ月後、君は家族と僕に見守られながら息を引き取った。
君はもうこの世に居ない、なのに僕は今アフタスレを開いている。
君の事を、アフタスレのひとが忘れないように、いつまでも、いつまでも忘れないように。
天国にいる君と一緒に、今ここに刻み込む
『あたりのキッチンの清美とセックスしたい』