1 いわゆる日本刀として制作されたものとしては鎌倉時代の日本刀が一番優れている
2 鎌倉時代の日本刀の製法は室町時代というか南北朝期にはすでにロステクだった
3 今の「伝統的な」=日本刀という芸術品として販売許可がおりる製法は江戸時代に成立
4 そのため鎌倉期の刀こそ至高、現代刀には価値がないという価値基準が室町期からあった
5 4のため後代の名匠が作った刀が鎌倉時代の刀と偽って売られたり、また形だけ似せた偽物も沢山つくられた
ここまで事実

で、日本刀がGHQから芸術品ということでお目溢し受けたということもあり
「伝統的な製法」で「鎌倉期の刀」を再現するのが新作刀のコンテストの基準になっている
そしてそのコンテストで少なくとも数回は高位の賞を取らないと刀匠はまともに生活できない
(ネットで調べたらそこそこの賞を一回取っただけの刀匠の人が、刀匠としての収入を年60万と言ってた)
だからみんな必死に「伝統的な製法」で「鎌倉期の刀」を再現しようとしてるが結局鎌倉期の刀にはならない

実は「伝統的な製法」を使う限り「鎌倉期の刀」にはならないんじゃないか?というのは刀匠も考えているから
収入が安定しているほんの一握りの刀匠さんが実験としていろんな鋼で、伝統的でない製法で
実験的な刀を作ってる。伝統的な製法の日本刀以外は販売できないというのはあくまで日本国内の法律なので
海外にはそういうのを面白がって買う人もいるらしい