>>307
経済的にはまあ、あんなお坊ちゃんのわりに苦労するハメになるのは史実らしい。
備中伊勢氏内部のいざこざとか、応仁の乱のアオリを食っての混乱とかで、
領地の維持が困難になっていく。

政治的には、姉ちゃんの方が母子で命だけ拾ったみたいなどん底に落ちて、
史実としては新九郎が一人前に動けるようになる(三十代になる)のを待ちながら、
しぶとく逞しく打てる手を打っていた感じらしいけど、
そこはフィクションだからもっと早くから新九郎は姉ちゃんのために動き出すだろう。

1巻の冒頭部分は、西国の経済基盤に見切りをつけ、幕府のお役目も全部辞める覚悟で、
今川家からもらった駿河の所領に軸足を移し、あわよくば、
足利政知からもらったけど茶々丸に没収された伊豆の所領も取り返して……なんてことを
目論みながら、新将軍の「あの兄を討て」に従ってたシーンってことになるわけだけど、
まあ、世知辛い銭金の話ばっかりじゃロマンがないからねぇw