加藤さんは最期ターゲットだったもこっちに殺されて死ねばいいのにね

もこっち「加藤さん どうしてこんな事を...?」

加藤さん「それが私の運命だからよ 結果多くの人の命を殺めてもね
被害者の事を思って泣かなかった日はない どんなにつらかっただろう どんなに恐ろしかっただろう
それでも私は次の血を求めてしまう
私の理性が抑えようとしてもダメなの 私の血が求めているのよ 人殺しを
だけど ここで死ぬ事も出来る 死は救いなのよ 私にとってはね
ここで私が死ぬ事 それが唯一 私が今まで私に殺された犠牲者達に報いて そしてこれ以上の犠牲者を出さないために出来る事なのよ!」

加藤さん「黒木さん あなたには未来が必要よ ありがとう あなたに会えて嬉しかった...」


グシャ!!



もこっち「....加藤さんが 好きだって言ってくれたんだ 私の事 はじめて はじめて人から好きだって言われたんだ 私に似ていたんだ 好きだったんだ
生き残るなら 加藤さんが生き残るべきだったんだ 加藤さんの方が私なんかよりずっといい人だったのに 加藤さんが生き残るべきだったんだ...」

ゆりちゃん「いえ、違うよ黒木さん 生き残るのは 生きる意志を持った者よ
加藤さんは死を望んだの 生きる希望を放棄して見せかけの希望にすがったのよ
黒木さんは悪くないわ」

黒木さん「...冷たいな、ゆりちゃん....」


つづく