櫂「こんな暗号表に頼った文字置き換えなど、暗号表が敵に知られたら解読され放題です。原始的すぎる」
外務省役人「しかし暗号表がなければそもそも味方が解読ができんが?」
櫂「発想を変えるのです。暗号表を公開してしまえばいい」(影のさした顔)
外務省役人「なにをバカな」
編集煽り「常識を超えた櫂の提案の真意は!?」以下次号

外務省役人「暗号表もないのに、どうやって平文を暗号化するのかね?」
櫂「相手が公開している暗号表を元に文章を暗号化します」
外務省役人「は、たわけたことを。それでは暗号文が誰でも解読できてしまう」
櫂「ところがそうではないのです。一方方向関数をご存知でしょうか?」
外務省役人「私は君と違って数学は苦手だった。帝大でも英語学科で…」
櫂「巨大な数の素因数分解は実施的に不可能なのです!」(影のさした顔)
編集煽り「数学理論を熱弁する櫂の目的は!?」

途中50話中略

櫂「この暗号を実現するには解析機関が必要です」
外務省役人「そんな技術が我が国にあるのかね?」
櫂「そこで私をイギリスに行かせてください」
外務省役人「イギリスだと!?」
櫂「この暗号機械を完成させられる男に心当たりがあります」
外務省役人「そんな男を君が説き伏せられるのかね?」
櫂「幸い私は若く美男子です。私がちょっと尻の痛さを我慢すれば」(影のさした顔)
編集煽り「櫂の目論見の真意は!?」