バンデット が あんたらの大好きな歴史漫画と決定的に違うのは、
作者も主人公も 特定の○○史観に偏っていなかった点だと思う。

曹操史観、劉備史観、始皇帝史観、信長史観、秀吉史観、徳川史観、
薩長史観、新撰組史観、頼朝史観、義経史観、何でもいいけど、
この漫画の登場人物の大半が、勝者が後付けで振りかざす歴史観はもとより、
いかなる論理や打算よりも、おのれ自身の「ただ一瞬の熱情」によって
史実を背景に暴れまくる様に、毎週、この上ない爽快感を感じていたのは、
結局、自分だけだったのか?