全固体は全てのEVのネガを解消する夢の電池などではない。ただ燃え難いのと寿命が長くなる。

EVの場合コストの点から電池寿命が尽きれば廃車。中国でEVの中古が暴落した一因でもある。最近ではHVの場合10年20万km電池が保つことも普通にあるが、電池が進歩した訳ではなく、常時使う電池の能力を2〜30%に抑える様になってきたから。

ところが充電率が即走行距離に跳ね返るEV車ではこんな制御は出来ない。急速充電も時短を追えば必ず寿命を短くする。
劣化が少ないバッテリーというのはEV普及には欠かせない。またPHVやHVを考えた場合、SOCを大きく取れるから同じ性能で電池容量を減らしてコストダウンにもつながる。