EVとHVのCO2の排出量は、そんなに難しくない。本来なら誰が計算しても同じはず。EVがHVより優れたCO2排出量になるからくりは、WtoW(生産時の排出無視)の場合は、将来の発電時のCO2の排出量の見つもり方とエンジンの熱効率に手ごころを加えること。

愛工大の藤村先生が最新のHV車をベースに厳密に計算されている。
2018年の日本の発電比率における EVのCO2排出量は97g/km、これに対して HV 車は70g/km。
原発25基の再稼動を含む 2030 年の計画が仮に実現できてもEV車は77g/kmまでしか下がらない。

EVの総走行距離が多ければHVよりCO2が少ないというが、これは、少なくとも日本であれば将来にわたって何万km走ろうが HV の方がCO2は少ない。

しかし国連は45%削減という途方も無い目標を出している。もしこれが実現できるように世界の発電比率が変われば EV の排出は 53g/km。ただこんな目標が達成できるのは現実にはフランスや北欧など一部の国だけ。

将来の発電のCO2排出量をどう計算するかで、いくらでもEVが有利なように変えられる。しかし仮に国連レベルですらエンジンの熱効率を10%高めればイーブン

何万km走ろうが少なくとも日本ではHV車の方がCO2排出は少ないのだよ