自動車業界に限らず「マニアのせいで潰れたジャンル」って、
色々な理由で一般のファンが減って残ったのは熱心なマニアだけになり、
業界側がマニアを繋ぎ止めるために一層マニアだけに向いた施策を始め、
それで一般ファンが一層減って採算的に事業を維持できなくなるってパターンだと思うんだよね…。

こう見ると、いかにもマニアのせいでクルマ趣味が潰れたように見えるけど、
そもそもは「少数のオタクしか残らない」くらい顧客が減ったことに根本の原因があるわけだよね…。
一定のマニアを確保していても、やはり幅広い層に拡張していかねば成長は見込めないし、
そのマニアさえも離脱の可能性はいくらでもあるわけです。
マニアが…というよりは「サイレントマジョリティ」をきちんと炙り出してそこのニーズをつかめるか。
にあるんだと思う。まぁ結局大意的には同じ事ですが。

これはクルマに限らずあらゆる界隈に於いて言えると思います

そこんとこ企業は理解して、現在の環境に前向きに適応しなけりゃ先細って
最後にはシャープやパイオニアみたいな末路が待っているよね、と思うわけです。