[東京 9日 ロイター] - マツダ7261.Tは9日の2020年4─9月期決算で、
トヨタ自動車7203.Tのハイブリッドシステム(THS)搭載車を
2022年までに米国、欧州、中国で販売するなどの協業強化策を発表した。
米国新工場で生産するマツダの新型SUV(スポーツ多目的車)にTHSを搭載。
欧州でもトヨタの小型車「ヤリス」に搭載しているTHSをベースにしたモデルの
OEM(相手先ブランドによる供給)車を、中国でもTHS搭載車を販売する予定だ。

一方、CO2(二酸化炭素)の排出規制が厳しい欧州では、マツダは排出基準を達成するため、
今年もトヨタとの「オープンプール」を活用するという。
オープンプールとは企業同士でCO2排出量の実績を合算して融通し合うもの。
各社は基準が達成できない場合、罰金を支払う必要がある。
トヨタとのオープンプール活用は18年から3年連続。