外車の小型車は1台10〜20万円程度しか利益がありません。
ちなみに利益率が高い大型車や難販車は月に2〜3台程度しか売れません。

それなのにあんなに立派なショールームとサービスと広い敷地と何十人ものスタッフの給料を支払っているのです。
そんなことしてたら倒産しちゃうんじゃないの?と思いませんか?

それは日本現地法人もちゃんと販売ディーラーの破綻を心配してます。
そこで日本法人は、「販売ディーラーにアフターサービスで儲けさせてあげよう!!と考えているのです。

新車登録3年以内の故障修理費や定期点検整備費は全額メーカー負担(=ディーラー売上利益)になりますし、
スライディングルーフや本革シートなどの新車販売時のオプション料も利益率50〜60%前後あります。
そして最も大きな利益率になるのが「純正パーツ」です。
純正パーツのディーラー利益率は定価のほぼ50%です。

輸入車のキーレススペアキーは4〜5万円しますが、原価いくらくらいだと思います?
原価1万円すると思いますか?原価は2000〜3000円程度です。
しかしスペアキーは電波法の規制があるためメーカー純正品以外のパーツは流通できない仕組みになっています。
またエンジンコンピューターやミッションコンピューター、一部のセンサー類など、
メーカー指定の個体番号入力インストール作業が必要な精密機器等も純正品以外は流通しません。
このようなディーラー以外で販売できない商品を「外販禁止部品」と言いますが、その利益率は80%以上と推測されます。
(もちろん例外もありますので鵜呑みにしない様ご注意ください。)

そう、つまり輸入車の純正パーツはボッタクリ価格になっているのです。

ディーラーは整備で儲けなければならない事情があるため、不用不急な整備をお客さんに勧めてきます。
「安全のため」、「念の為」、「万全を期して」、「ここもやっておいたほうがいい」という言葉が不用不急のサインです。
そしてディーラーは「え、そんなに整備費かかるの?」と驚いたお客さんに
「車は年数が経つと整備費がかかるのが当然です。これを機会にお買い換えを検討してみてはいかがでしょうか?」と勧めるのが仕事です。