お盆に、親父と長野の親戚の家にいった。
伯父(高卒市議)も来ていた。

伯父「○○君も運転免許取ったか!小さい頃よくだっこしてやったんだぞ!がっはっはー」
俺 「覚えていますよ」 伯父「車種は何に乗っているんだ?」
俺 「ND、あっ、ロードスターです」
伯父「そうか、オープンカーか!遊びすぎたんで屋根ある車買えなかったんだろ!でも浪人しなくてよかったな!」
「お前と同じ年の息子の××覚えているだろ!プリウス買ったんだぞ!(勝利者宣言)」
親父「無言・・・(瞳が潤んでいた)」
伯父「おい、プリウス乗りこっちこい(息子の××を呼ぶ)」
「○○も免許取ったんだ。○○と昔よく遊んだだろ!」
向こうでも車の話をしていたらしい××が鼻高々でやってきた。

××「(馴れ馴れしく)○○、久しぶりー、元気!」
「あっ、叔父さん、こんにちは、俺、今年自動車免許取りました。」
親父「そうか、大きくなったな」
××「プリウスに乗っているんですよー(勝利者宣言)○○君は何乗ってるの?」
俺 「ロードスターSLPだけどw」

ニヤついている伯父を尻目に、一瞬にして××の顔色が変わった。
伯父「○○に車の運転教えてやれよw」
××「(しばし、絶句)・・・みっともないからやめてくれよ親父」
伯父「?」
動揺しまくりの××は伯父を速攻連れだした。
以後、伯父親子は、俺達のいるテーブルに加わらなかった。

久しぶりに無口な親父の晴れ晴れとした顔をみた。
帰り際、充血した目をした伯父と目があった。