トップブランド参入で超激戦を迎えるEV市場
テスラ包囲が着々と進む
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/246040/100900087/

図にはテスラを迎え撃つEV群勢力を示す。この構図を見れば、高級車EV群では、これまで通りのテスラの販売が続くとは思えず、相当なブレーキがかかると予測される。
それにも増して、普及型EV群の競争加速が予想される。と言うのも、世界のトップブランド自動車各社が、遅ればせながらではあるもののEVを市場に供給するからである。
逆に迎え撃つテスラの戦略は如何に。歴史とブランド、信頼性の高い既存の自動車各社と新興テスラが真っ向勝負できるのだろうか?

商品企画、信頼性、耐久性、アフターサービスのいずれにおいても、既存ブランドメーカーには一日の長がある。
テスラのEV群が、それを巻き返す要素がどれだけあるかにかかるのだが、その要素は雲がかかって視界が開けない。

 テスラが抱える一連の経営問題、すなわちキャッシュフローの悪化、幹部人材の離脱、訴追問題などの懸念材料をさておいたとしても、純粋にEVという商品自体の議論でもテスラEVには劣勢条件が多々あるようだ。
そういう課題を払拭しないまま、上海にEVおよびLIBの生産拠点を構えると言うのは、リスクが大きいように思うのだが果たしてどうか。その結果は遠くない時期に表れることになろう。