研究所からタイヤ付きホイール盗んだか ホンダ社員逮捕 一般には販売されていない試作品で、開発費などを含めると約240万円の価値

芳賀町にある大手自動車メーカー「ホンダ」の研究所の社員が去年4月、
研究所内でタイヤの付いたアルミホイールを盗んだとして19日、窃盗の疑いで逮捕されました。

この社員はアルミホイールをタイヤ販売店に売っていたということで、
警察はほかにも余罪があるとみて調べています。

逮捕されたのは芳賀町にある大手自動車メーカー「ホンダ」の研究所「本田技術研究所」の社員で、
宇都宮市鐺山町の酢谷慶治容疑者(49)です。
警察によりますと酢谷容疑者は去年4月、研究所内に保管されていたタイヤの付いたアルミホイール
4本を盗んだとして窃盗の疑いがもたれています。

警察によりますと、酢谷容疑者が盗んだアルミホイール4本は、一般には販売されていない試作品で、
開発費などを含めるとおよそ240万円の価値があったということですが、
酢谷容疑者はこれをおよそ10万円で宇都宮市内のタイヤ販売店に売っていたということです。

酢谷容疑者は調べに対し容疑を認め
「小遣い稼ぎのために盗んだ。ほかにも10回くらいやった」
と供述しているということで、警察は、ほかにも余罪があるとみて調べています。

「ホンダ」広報部は
「誠に申し訳ありません。今後、同様のことが発生しないよう対応していきます」
と話しています。