マガジンXの総括にはこう書いてあった。

アッパー側Iアーム、ロワー側不等長2本リンクのトレーリングリンクを組み合わせたダブルウィッシュボーン。
ロワー側2本の長さがかなり違うことで、ちょっとしたストロークでもトー変化が起こるなど、リンクの動きの干渉が強い。
さらに車輪保持部と一体のトレーリングリンクの途中にダンパーをピボットしてあるため、車輪の上下ストロークが、
その腕比分だけ縮小されてダンパーを動かす。つまり小さなストロークではダンパーが動きにくく、減衰力が
きれいに出ない。「走りの良さ」にとっては決定的な弱点。様々な意味で、初代〜2代目のストラット+パラレル・ラテラルリンク
のほうが素性がよい。