おまけ
2017年9月のギガファクトリーの様子
https://electrek.co/2017/09/22/tesla-factory-new-drone-flyover-buidings-model-3-production/
https://youtu.be/sLS8iAltLIc

ギカファクトリー規模(5500億円程度の投資)のバッテリー工場を持っていなければ、300km以上実際に走行できる、モデル3のような電気自動車を年間35万台以上生産できません。
フォルクスワーゲンも大規模工場にコミットしたそうですが、まだ建設は始まっていないものと思われます。また最近の発表で、バッテリーは当面自社生産ではなく購入する方向と伝えられました。
トヨタが電池工場に2030年までに7500億円の投資を発表しました。いよいよレガシーメーカーもEVに参入します。
http://blog.electronica.de/en/2017/05/29/battery-cells-made-in-germany/
ドイツもバッテリー生産の計画を開始。2028年にギカファクトリー2020年と同等レベルの34GWh/年。

CATL、BYDをはじめとする中国メーカーもバッテリー工場を建設していますが、これらは長距離EVだけでなく、低価格の近距離EV用のバッテリーをかなり多くの割合で含むと
言われています。近距離用のバッテリーはエネルギー密度に対する要求が低く、そのままでは長距離EVには搭載できません。

GMのBOLTが2016年12月発売でEPA 380km走行可能というスペックですが、GMの生産予定は年3万台です。2017年一年間で2万台が販売されました。バッテリーはLGから調達。メルセデスはSK Innovationから調達予定。
メルセデスのバッテリー工場はバッテリーパックの組み立て専門で、セルそのものの生産工場を含みません。欧州ではオペルがBOLTの兄弟車のAmpera-eを発売開始しました。

トヨタのプリウス年間140万台分の電池は全部リチウムイオン電池と仮定しても、電気自動車1万7千台程度分にしかなりません。テスラモデル3の予約45万台を仮に2年でさばくには、今の生産規模の12倍強が必要なのです。

キャノンボールドライバー、Alex Royによるモデル3レビュー
http://www.thedrive.com/new-cars/17280/tesla-model-3-the-first-serious-review