https://mainichi.jp/articles/20171227/k00/00m/040/008000c
自動車販売店長自殺
「時短ハラスメント」拡大の恐れ
毎日新聞2017年12月26日 (最終更新 12月26日 21時04分)

「ホンダカーズ千葉」の千葉市内にある新規店舗の販売店長に就任。
男性は部下の分まで仕事を抱え、家に持ち帰ってこなすことが増えた。
長時間労働を強いられていたなどとして千葉労働基準監督署が労災と認定。

会社側は認定は誤りだと主張し、損害賠償などを求める遺族側と千葉地裁で係争中だ。
男性側の訴えによると店長就任直後、社長から「従業員を残業させるのか」と責められた。

残業削減の方法を従業員と話し合ったが「無理だ」という意見が多かった。
男性も同意見だったが、削減のアイデアを出せない自分を責めたという。
妻によると男性は営業マンとして20年以上働いていた。

家庭では優しい父親で、3人の子供が話しかけると丁寧に応えていたが、店長になって間もない
4月ごろから上の空でいることが増えた。心配して声をかけると「新店だからしょうがない」。
愚痴は言わない性格だった。