自動ブレーキ、一段と高い性能へ追求が始まった
2017年11月26日 [最新情報]
http://kunisawa.net/

世界TOPクラスの性能を持つと評価されているスバルのアイサイトながら、
今や歩行者に対するブレーキ性能でモービルアイ(インテル)の最新センサーを
採用したマツダや日産に遅れを取ってしまった。
トヨタの次世代システムはレーダー+単眼カメラを使ったタイプ。
新型LSに採用されている自動ブレーキは、今の世代より圧倒的に
優れたセンシング能力と判断の速さを実現した処理システムにより、
世界TOPクラスを実現している。夜の歩行者に対する自動ブレーキだって可能。

大幅なリードを保っていたスバルながら、ノンビリしているうち、モービルアイ勢に追いつかれ
抜かれてしまった。なかでも厳しいのが上にリンクした「遮蔽物ありの歩行者」を検出する能力。
調べてみたら現在使っている日立製ステレオカメラの視野角が狭く、今のシステムだと無理らしい。

一段と厳しいのがホンダだ。
他社比較で性能的に大きく引き離されてしまっていることもあり、
正式名称の「ホンダ・センシング」をもじり社内では「ホンダ・ナンセンス」と言われているという。『JNCAP』のWebサイトに出ている試験結果一覧を見るとよくわかる。

ナンセンスなシステムを使っていたホンダだって危機意識大きい。
実は全くアナウンス無しで新型N-BOXからカメラをボッシュにグレードアップしていた。
日本電産エレシスのカメラと全く性能が違うらしく、
従来対応出来ていなかった遮蔽物ありの歩行者も検知して自動ブレーキ掛ける。

ただそれでも今の水準に届いただけ。
トヨタが2018年から採用していく次世代ブレーキの性能には全く追いつけない。
文頭に書いた通り自動ブレーキは事故防止に決定的な効力を持つ。