日産社長「やってきたことダメと言われ…」 会見詳報(朝日)
                 2017年10月19日21時51分
http://digital.asahi.com/articles/ASKBM6TSGKBMULFA03V.html?rm=195
     
無資格者による車両検査を是正したと発表した後も不正な検査を続けていた
日産自動車。西川広人社長は19日の記者会見で陳謝した。主なやりとりは次
の通り。

――消費者の信頼に疑念を生じさせた。経営陣の責任をどう考えるか。
「いい車をつくる仕組みはできているが、法令で決まっていることに対する
意識が低かった。法令順守の再教育を徹底する」

「経営陣の責任は、再発を徹底的に防ぎ、生産を正常に戻すこと。お客様の
信頼を取り戻し、会社を従来の形に戻すことだ。弱いと思うところは思い切
った手を打っていきたい」

――現場でコミュニケーション不全があったという。上司にものを言いにく
い風土があるのか。
「問題を言いにくい、部下から上司へ意見具申をしにくい、といった類いの
ことがあったと思っている」

――なぜ無資格検査が繰り返されたのか。
「過去からずっとやってきたことが今日からダメだ、と言われた。しかし、
手を打てていないことが散見された。習慣化した部分を甘く見てはいけなか
った」
      
――2日の会見で西川社長は「(日産車に)安心して乗ってもらえる」と発
言した。認識に変わりはないか。
「まったく同じだ。安心して乗っていただきたい」