おまけ
2017年8月のギガファクトリーの様子
https://electrek.co/2017/08/21/tesla-gigafactory-1-new-aerial-shots-drone-video/
https://youtu.be/NPsH4AY_NKU
現在176,000平米

ギカファクトリー規模(5500億円程度の投資)のバッテリー工場を持っていなければ、300km以上実際に走行できる、モデル3のような電気自動車を年間35万台以上生産できません。
フォルクスワーゲンも大規模工場にコミットしたそうですが、まだ建設は始まっていないものと思われます。また最近の発表で、バッテリーは当面自社生産ではなく購入する方向と伝えられました。

CATL、BYDをはじめとする中国メーカーもバッテリー工場を建設していますが、これらは長距離EVだけでなく、低価格の近距離EV用のバッテリーをかなり多くの割合で含むと
言われています。近距離用のバッテリーはエネルギー密度に対する要求が低く、そのままでは長距離EVには搭載できません。

GMのBOLTが2016年12月発売でEPA 380km走行可能というスペックですが、GMの生産予定は年3万台です。バッテリーはLGから調達。メルセデスはSK Innovationから調達予定。メルセデスのバッテリー工場はバッテリーパックの組み立て専門で、セルそのものの生産工場を含みません。
欧州ではオペルがBOLTの兄弟車のAmpera-eを発売開始しました。

トヨタのプリウス年間140万台分の電池は全部リチウムイオン電池と仮定しても、電気自動車1万7千台程度分にしかなりません。テスラモデル3の予約45万台を仮に2年でさばくには、今の生産
規模の12倍強が必要なのです。