水素タンクのすぐ傍に水素電池が配置してある。ものすごい高圧の水素ガスを配管で
燃料電池の所にもってくるわけではない。

水素タンクは金属だと水素が透過してしまう。しかし、炭素繊維のタンクなら透過問題
もない。

一番の問題は水素をどうやって作るかだ。今まで化学プラントで空中に廃棄していた水素
を有効利用すればいい。でも、それだけでは水素自動車に必要な水素を賄いきれない。結局、
水の電気分解で大量の水素を供給するしかない。それでは、本末転倒?と思うだろう。

ところが、日本の原子力発電所がフル稼働していると話が違ってくる。。原子力発電所
は出力を可変させるのが難しい。したがって、夜間の余った電力で水の電気分解をやれ
ばいい。要するに、揚水発電所の考え方だ。

しかし、福島原発事故で大半の原発が稼働していない現状、水素供給の前提が崩れて
いる。水素自動車だけでなくEVも原子力発電所が前提だけどね。