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FCVのメガトレンドが来る 世界でFCV開発熱が盛り上がる

世界の自動車市場は年間1億台という巨大市場だ。次世代環境車をEVだけで担うのは、
力不足なことは明らかだ。将来的には、小型車・短距離はEV、大型車・長距離はFCV
という棲み分けでどちらも普及拡大する、という見方が世界的にも主流となっている。

KPMGインターナショナルが、2017年秋に、世界43カ国の主要自動車関連企業の幹部
レベル907名を対象に行った調査によると、2025年までの自動車業界の主要トレンド
としてFCVがトップ(52%)に挙げられた。また、2030年のグローバル生産台数
予測は、EV3000万台に対し、FCV2600万台と、ほぼ拮抗している。
この調査結果からは、世界の主要メーカーは、足元でEVシフトを進める一方、
FCVを今後の最重要トレンドと位置づけ、開発・生産に踏み出す意図が読み取れる。

具体的な動きも出ている。GMとホンダは昨年、燃料電池システムの量産を行う合弁会社
を設立した。新会社は、デトロイト近郊にあるGM工場内で2020年ごろから生産を
開始し、両社が今後それぞれ発売するFCVに搭載する。