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トヨタ・ホンダ FCVで反攻 コスト半減、量産化確立し環境車国際競争優位に

 今月17日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した自動車技術展「オート
モーティブワールド」の講演で、2強がFCVの“進化”を宣言した。トヨタ先進技術
統括部の河合大洋担当部長は、20年をめどに投入する次期FCVについて、「燃料電池
システムのコストを現行の半分以下にしたい」と述べた。25年ごろには現行の4分の1
まで低減。20年以降に世界で年3万台以上、国内で1万台以上のFCVを販売する
目標を掲げた。

 ホンダは20年ごろを視野に、米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発した燃料電池
システムの搭載車を投入する。本田技術研究所の担当者は「コスト低減、耐久性向上、品質
保証といった要求を満たす量産技術の確立を目指す」と述べた。両社は「地球温暖化防止と
エネルギー安定供給という課題を解決できる」として水素に着目。二酸化炭素(CO2)を
出さない再生可能エネルギーで発電した電力の余剰分で、水を酸素と水素に電気分解。その
水素をステーション内のタンクで貯蔵し、必要なときにFCVや定置用燃料電池に供給すれば、
2つの課題の解となる。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180129/bsa1801290500001-n1.htm