ホンダとGM、ミシガン州で水素燃料電池の大量生産へ―「燃料電池の時代が来た」

日本のホンダとアメリカのGMは、水素燃料電池を大規模に生産する新しいプロジェクトに向けた提携を発表した。
2020年までに生産を開始するために両社は合計8500万ドルを投資する。負担額は50%ずつになるとみられる。
水素燃料電池セルはホンダとGMの今後の製品に採用される。

GMは総額30億ドル前後を燃料電池開発のために費やしてきた。同社は早ければ2020年まえに燃料電池自動車を
消費者のもとに届けたいとしている。今日発表された生産までのスケジュールは、当初発表されたものに驚くほど近い。
両社は新燃料電池セルは既存製品よりはるかに小型でコンパクトなデザインになるとしている。

GMのグルーバル・プロパルジョン・システム担当副社長、Dan Nicholsonはホンダとのジョイント・ベンチャーを
発表したプレスカンファレンスで「今日の発表は燃料電池の時代がやって来たことをわれわれが公式に確認したものと
考えてもらってよい」と述べた。

この提携により、ホンダとGMは水素燃料電池の製造コストの低減と生産までの時間短縮を狙っている。燃料電池車に
対する需要は両社とも高く、生産規模は大きなものになりそうだ。両社が提携によって生産規模を拡大すれば、
納入業者に対しての立場が強まり、仕入れコストも低減できるだろう。

http://jp.techcrunch.com/2017/01/31/20170130gm-and-honda-partner-to-mass-produce-hydrogen-fuel-cells-in-michigan/