ホンダ倉石副社長「電動化の加速は感じるが、我々の戦略に変わりがない」

「すでにアナウンスしているように、2030年に我々の販売の3分の2を
電動化していきたいという戦略は変わっていない。今後はやはり2モーター
HEV(ハイブリッド車)が主力モデルになって、HEVとPHEV(プラグイン
ハイブリッド車)で2030年に50%以上の割合にもっていき、EV
(電気自動車)、FCV(燃料電池車)も含めて3分の2を目指していきたいと
思っている」と従来の方針を改めて示した。

さらに「EVでは、中国もかなり苦労している。国が方針を示してもEVを
使っているのはほとんどタクシーや公共機関。その理由は日本よりも
1日の走行距離が長いし、充電するインフラを造っても台数が違うので、
すべてのお客様に対応することができるかというと、そうではないと我々は
思っている」と指摘。

その上で「それぞれの形態に対してどう対応していくかというのが非常に
重要。ガソリンエンジンがなくなるのかというと、そうではないし、
アジアや南半球でいうとガソリンエンジン、もしくはHEVの方がニーズが
高いと思う。その辺は良く見極めて、あまり振り回されるつもりはない」
と明言した。
https://s.response.jp/article/2017/08/01/298154.html