まあ結局は価格次第だよ。トヨタやホンダは2020年代半ばにも
今より大幅に安いFCVが作成可能だと主張している。
EV陣営も同じような事を言っている。どっちに信憑性があるか
だけどここ10年程の実績ではFCVの方が遥かに上。

今後も現行リチウム電池技術にほとんど伸びしろがないと見られているのに
対して、FCVの水素タンク、FCスタック共に、量産技術の
改良で大幅な低価格が実現可能と見られている。

現行のリチウム電池は性能的にも理論限界に近付いているし、
既に量産されているので、量産効果による低価格化も期待出来ない。
後は全個体電池やリチウム空気電池など新世代電池に期待するほかないが
開発は遅々として進んでいない。

現行リチウム電池でもっともエネルギー密度の高いニッケル系は、
テスラモデルSにも採用されたが、発火事故を連発して安全性の
低さを露呈。モデル3では安全性重視でエネルギー密度の低い3元系に
変更された。だから航続距離が大幅に落ちた。

航続距離が足りない、足りない言われるEVでまだ性能落とさないと
安全性も保証できないってんだから話にならない。リーフも新型は
3元系で航続距離は伸びるが、これは元々エネルギー密度で大幅に
劣るマンガン系を現行リーフが使っているから。

航続距離で最先端だったテスラが性能落としているんだから、
元々性能の大幅に劣るリーフの性能が多少伸びたって意味がない。
まあ現行リチウム電池はこんな事やってる現状を見ても分かる通り、
先がない。だから研究の中心は既に次世代の全個体電池に移行しつつある。
が、これも上手くいっていない。