南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題では、稲田朋美防衛相が「陸上自衛隊内で日報の電子データが保管されていた」という報告を受けていたかどうかが最大の焦点。
フジテレビは25日、稲田氏への「報告」を示す防衛省幹部の手書きメモを入手した、と報じた。
報道によると、手書きメモは2月13日、稲田氏や陸自幹部らによる防衛省の大臣室での協議を記したもの。
データが削除されずに残っていたことを知った稲田氏が「明日なんて答えよう」と発言した記述もあり、稲田氏が当時、陸自のデータの存在を認識したことをうかがわせる内容になっている。
稲田氏への「報告」をめぐっては、陸自側が特別防衛監察の聴取に対し「2月中旬の幹部会議で稲田氏に報告した」と説明しているが、稲田氏本人は3月の衆院安全保障委員会で「報告されていない」と否定。
手書きメモの記述が正しければ、稲田氏の答弁は虚偽にあたる可能性がある。