コロナ禍で北方領土での墓参が2年続けて中止となるなか、きょう北海道の沿岸で元島民らが船の上での慰霊式を行いました。

 北方領土との交流事業は、4島への墓参やビザなし交流などがコロナ禍で2年間すべて中止されています。

 今回の洋上慰霊は、平均年齢が86歳を超える元島民の希望に応えて、千島歯舞諸島居住者連盟羅臼支部と羅臼町が独自に行ったものです。元島民らは日ロ中間ラインに停泊した船から、ふるさとの島をのぞみ手を合わせました。

千島連盟 羅臼支部 鈴木日出男 支部長
 「こんなに大きく見える島を目の前に、お参りできて安心した」

 また、千島連盟別海支部も9日に洋上慰霊を行う予定です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5bc460d36daac49f4d289b40d5d5c670dd2c7085