女性の体を触った上、脚を刃物で刺して重傷を負わせたとして、滋賀県警は4日、同県野洲市上屋、内装作業員坂田大志容疑者(27)を殺人未遂と強制わいせつの両容疑で逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。

 発表では、坂田容疑者は5月13日午後11時10分頃、同県守山市の路上で、散歩中の20歳代女性に「いいことしようや」などと言って体を触り、抵抗する女性の左脚に刃物を刺して殺害しようとした疑い。女性は全治約1か月の重傷。

 約12キロ離れた同県草津市でも同日午後6時半頃、帰宅途中の10歳代女性が路上で体を触られる事件があり、県警は、犯行の手口などから同一犯の疑いがあるとみて捜査。草津市の現場近くのコンビニの防犯カメラに映った男の映像を7月から公開していた。

 坂田容疑者は県警のポスターの画像を見た家族に説得され、今月3日に守山署に出頭したという。