作品にボリュームがあることは、確かに作家の情熱の証であり読者へのサービスに間違いないが、
明瞭にできるだけ簡潔に言いたいことをまとめ「できるだけ読者に時間をとらせないこと」も、
立派な読者サービスで文学芸術のモダン化だとぼくは思う。ビブロフィリアの諸兄にはすまんが。

てかそもそも、こんな糞長文の感想書いてるぼくが言える口ではないが

本作で緻密に描写される「科学世紀の京都の情景」「秘封倶楽部の私生活」は濃密な現実性を帯び、
過去ご推薦賜った秘封倶楽部関係のいかな文字、絵作品の中でもトップクラスにディテールに
富んでいたと断言できる。

作中でぼくの精神はあたかも日常的な情景のように、蓮メリの暮らす22世紀の京都へバッドトリップし、
メリーさんの死にあっては、知人が不幸な事故に巻き込まれて亡くなったほどに当該バッドエンドには
精神的に応えるものがあった。だからちゅっちゅを…はよハッピーちゅっちゅをたのむ

余談だが、本作には香霖堂店主に似た風貌の女教官、タークスに属してそうな風貌の学友のハゲ、
秘封倶楽部いきつけの喫茶店のしぶいマスター等、とても濃いオリキャラたちが盛んに登場する

これらの脇役は、女こーりんを除き体験版ではほぼ本筋に絡まない。絡まんでいーよとも思う。
こいつらが出張りすぎると、完成版は1週間くらいかけて読み解くものになりそうだと思う
そも風呂敷が広がりすぎて、伏線を回収しきるのが難しくなるんじゃないかとさえ思える

つか七面鳥のピザとエッグノッグが置いてある喫茶店なんて、ロクなものじゃないとぼかあ思うね!


以上、非常に長ったらしい感想だったが、最後に言いたいことを2点だけ再要約させてもらう

1.続きあく

2.ちゅっちゅを…ハッピーちゅっちゅをお願いします