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もし東方が男の弾幕プロレスの話だったら [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 01:52:41.78ID:BJpgapOL0
萃夢想からスタートです


「花見だ!」
春雪異変の後、やっと咲いた桜を見に多くの人妖が萃まった。しかし...
0002名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 01:59:56.59ID:BJpgapOL0
リリー「桜が終わってもなぜか花見に来てしまう」
大妖精「なにそれ」

さて霊夢はこんな異変を放っておくか?
0003名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:04:02.09ID:BJpgapOL0
霊夢「こんなへんぴな神社に客が集まるってだけで御の字、祭りをすればさらに...」
紫「いーかげんにせんか」パシッ!
紫「全くお前は神社の隣に間欠泉ができたとしても似たようなことを言いそうだな!」
0004名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:07:32.72ID:BJpgapOL0
霊夢「いきなり現れてなんだ、ベラベラと」
紫「私がいきなり現れるのもそろそろ慣れた頃だろう」
霊夢「全然」
紫「...行ってくる。異変をほって置くどころか、あまつさえ乗じている宮司など当代が初めてだ」
霊夢「あっそ、俺が異変って言わなければ異変じゃないんだぜ。いってら......あ、もういなくなってる。あと新しく来てる奴がいる。

神出鬼没」
0005名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:07:56.16ID:BJpgapOL0
保守
0006名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:09:55.71ID:BJpgapOL0
保守
0007名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:13:32.89ID:BJpgapOL0
咲夜「とりあえず宴会したくなるのもわかるけど、本当になにもしない気か?」
霊夢「まさか。こんな妙な異変を起こすだけの力があれば腕にも覚えがあるのは間違いない、だからむしろこちらからそいつを呼ぶんだよ」
咲夜「すると大会開催か」
霊夢「ああ、じゃまずは景気付けに外の世界から来た酒を飲んでから......ない!
あの見た目ずっと青年ジジイめ隙間から盗みやがった!」
咲夜「この様子じゃうちの酒も危ないな」
0008名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:15:16.17ID:BJpgapOL0
保守
0009名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:17:32.27ID:BJpgapOL0
咲夜の警戒はあたり、紅魔館では紫に負けたレミリアがブランデーを差し出していた。

紫はこの霧の犯人が大酒飲みの鬼、伊吹萃香であると予想しており、幻想郷の酒をできるだけ減らして宴会をできなくするつもりなのだ。

そして...
0010名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:18:09.62ID:BJpgapOL0
眠い...誰か見てませんか?
0011名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:32:08.79ID:BJpgapOL0
連投規制が怖いですが睡魔が押し寄せる限界か即死回避までは続けることにします!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

萃香「久しいな紫よ!まさかここまで時間がかかるとは思わなかったぞ!」
紫「ああ、それにしても驚いたよ。これほどの大異変、幻想郷全体を敵に回しかねないのに」
萃香「ハッハッハッ!ぬかしよる、そうなれば相手は倒すのみ!」
瓢箪を担ぐ萃香はいつも豪快だ
紫「じゃあやってみるか」
紫が隙間を展開し始める。
0012名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:33:58.60ID:BJpgapOL0
萃香「ここだ!」
小型化した萃香が紫の後ろに近づいた。
紫「四重結界!」

しかし、萃香の生み出すブラックホールが紫の弾幕を吸い込んでしまう!そして吸い込んだものを吐き出すのだ!

紫「私の技の真似か?」
スキマ撃ち返しとブラックホール、いわば空間にとらわれないドッジボールである!
0013名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:39:37.46ID:BJpgapOL0
らちがあかなくなった二人は互いに詰め寄り接近戦!
そして単なる力勝負では紫が不利だ。不意をついて廃線を出そうとした時!萃香が霧となって飛んで行ったため決着つかず。

萃香(せっかく地上まで来たんだ。楽しんでいくか)
0014名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:40:51.62ID:BJpgapOL0
紫「こちらから追えない相手だってことくらいは分かっていたよ。
あとは呼び寄せるか。神社に帰ろう」


霊夢「あ、紫帰って来た。酒返せよ〜」
紫「霊夢、この異変の犯人がハッキリした」
霊夢「すると迎え撃つ作戦で正解か?」
紫「真っ向から倒せる相手じゃないからな」
0015名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:42:03.05ID:BJpgapOL0
場所は変わり、萃香は時々表れる挑戦者を返り討ちにしていた。
萃香「うん、俺が見る限り君はよく働いてるよ。皆がそれを有り難がってるかは別にしてな」
咲夜「妙な力を使うより前に倒してやる」
0016名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:43:03.63ID:BJpgapOL0
時間を停止し限界までナイフの弾幕を張るが...
萃香「ナイフで霧を切れるか!拳で霧を殴れるか!!」
時が動き出してすぐ、萃香の体は霧状に薄まって消えてしまう
萃香「貴様には密度というものを教えてやらねばな」
0017名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:44:17.52ID:BJpgapOL0
霧になった萃香がどこからともなく咲夜に語りかけている、うっすらミッシングパワーと聞こえたが咲夜に名前を気にする余裕はなかった。
咲夜(何かやばい!)
咲夜はまた時間を停止し逃げる!紅魔館に無事引き返したように見えたが...
0018名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:46:19.14ID:BJpgapOL0
小悪魔「ヘックション!」
パチュリー「どうした?風邪か?」
小悪魔「いえ、地震か何かでしょうか。今日はホコリがやたらと舞うので」
何気ないいつもの会話中、咲夜が報告にやってきた
0019名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:47:32.81ID:BJpgapOL0
咲夜「何か嫌な予感がします。実は先ほどただ者ではない妖怪に遭遇しまして」
パチュリー「咲夜にしては慌てているな、時を止めて逃げ切ったのではないか?」
咲夜「それが奴、私や皆様のことを知っているようなのです。もしここに呼び寄せることになっても、ご主人様方なら倒せるのではないかと...」
パチュリー「このところ頻発する宴会異変もそいつが関わっているかもしれないな。
まあ我々紅魔館の敵ではない!」
0020名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 02:49:27.36ID:BJpgapOL0
その頃地上では!
美鈴「地震かな、微妙に地面が揺れる...気をつけないとな」
暇なあまりに独り言である
つかの間、人型でちょうど今自分が背にしている館ほどの身長をした生物が突如現れ、こちらに走ってくるのが見えた!
0022名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 10:36:28.66ID:BJpgapOL0
>>21
お久しぶりです!
今度は永夜抄までこのスレでやる予定


美鈴「破山砲!」
強く凝縮した気の塊でさえ巨萃香には効かない!全く意に介さず突き進んで来る!
美鈴(ぶつかる...!)
すんでの判断が美鈴を救った。思い切り横に避けたおかげで萃香の門へのタックルをかわすことができたのだ。
美鈴「あと一瞬遅れれば門扉とともに弾き飛ばされるところだった...」
萃香「.........ウゥ...」
とうとう萃香が中庭まで足を踏み入れてしまった。
萃香「グ......」
咲夜「今ですパチュリー様!」
0025名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 16:27:25.36ID:BJpgapOL0
>>23
お久しぶり
アイデアはこれだ!、というものが出てきたらご自由にどうぞ。キン肉マンはあまりよく知りませんが、欲しかったカードが出るといいですね


パチュリー「よし!」
咲夜たちは既に準備していたのだ!中庭の地面に雷の如く亀裂が走り大穴が開いた!当然萃香はその底へ真っ逆さま!
すぐさまパチュリーが魔方陣で蓋をする。
パチュリー「やったか」
咲夜「...最初に私が倒し損ねたのが元々の原因。せめて中庭の作り直しは私が全てやります」
パチュリー「そう言うな、瞬時に地下に埋めた爆弾で落とし穴を作るなどお前がいなければできなかったことだ」
美鈴「そうですよ!花壇だってほとんど無事なんですから!」
レミリア達も上から降りて様子を見に来た。
レミリア「......結界の具合はどうか、パチェ」
フラン「こんな敵が館に来るなんて」
パチュリー「見ての通り完璧だ。
正直自分でもこの技を使うことになるとは思わなかったがな」
レミリア「十年以上前に編み出してそれからずっと秘術としていたのだろ?」
0027名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/18(土) 19:52:11.22ID:BJpgapOL0
パチュリー「ああ。本当ならすぐに解除したい。これだけの規模で展開するのは初めてだ」
美鈴「一体どんな仕組みなんですか?」
パチュリー「普通の結界は当然ながら術者が維持のためのエネルギーを使う必要がある。だが余り強い相手を封印する時はそれが間に合わない。
そこでこの結界だ、こいつは維持のエネルギーを中で封印されている対象から吸い取る」
美鈴「それなら時間が経てば経つほど相手は弱まり、こちらとしては防御の確実性が上がることになりますね!」
パチュリー「だが恐ろしい技だ。元は魔道書を効率よく保管する結界を作ろうとしてたまたまできたものだが、すぐに本が数ページ分消えてしまった」
咲夜「そんな...」
小悪魔「あの時のパチュリー様は怖かったです」
パチュリー「いくら規格外な化物でもさすがに消滅させるわけにもいかない。適当に弱らせたら八雲あたりに引き渡そう」
レミリア「皆!そこから目を離すな!」
一同が落とし穴を見た時、もはや発するべき言葉はなかった。
0029名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/19(日) 01:02:01.18ID:5H7NhXCy0
萃香「それには及ばない。既に自分で会って来たよ」
小さい分身を作ってそちらを結界の中に置いて来たようだ。本体の大きさは人間と同じくらいに戻っている。

レミリア「余はレミリア・スカーレット
この紅魔館の主人にして...夜を統べる者、吸血鬼の長である。
応(こた)えよ。貴様は何者だ」
萃香「鬼だ
孤であり個にして百鬼夜行!よく覚えておけ...我が群体の在る処に人も妖怪も居れはしない
そして鬼は嘘を吐かぬ、罠をはらぬ、策など弄さぬ。ふさわしい決闘の折にまた会おう」
そう言って萃香はまたどこかへ消えて行った

美鈴「そういえば今夜で最後の宴会から三日になりますよ!」
レミリア「咲夜、あいつは俺が倒していいか?鬼と吸血鬼なら力が釣り合うと示したい」
咲夜「もちろんです」
既に日が赤みを帯びた刻限であった。
0030名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/19(日) 12:24:14.66ID:5H7NhXCy0
神社では!

霊夢「ちょうどよく大会開催を考えてたんだ。そこでその萃香って鬼の相手をすればいいんだな?」
紫「そうだ。基本いつものメンバーで宴会ついでの試合ということにして、新規参加者は多くの相手とあたる様にする。
最後に消耗したところをお前か私、魔理沙あたりが狙うしかない」
霊夢「じゃあ霖之助さんに頼まないとな」
紫「もう済ませた」
0031名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/19(日) 21:15:42.29ID:5H7NhXCy0
幽々子「おう、妖夢今日はやけに熱心に刀を研いでるな」
妖夢「何か嫌な予感が致します」

魔理沙「お前結構うちに来てるよな」
アリス「魔法使いは後輩の面倒をよく見るものだよ。知らなかったかい?」
魔理沙「ただの暇つぶしだろうが」


そうして夜になった!
0033名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/20(月) 00:39:07.68ID:XXJ232jC0
弾幕プロレスがピンとこないので過去作があったら紹介して欲しい
MMDでK-1再現の動画はモーションにカメラワークに観客席と素晴らしかった
ああいう感じの格闘世界な東方で紫が最強クラスとか想像を超える系や老舗の延髄蹴り使いが居るとか見たい
0034名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/20(月) 10:19:00.99ID:fgwUAuU10
>>32
ちょっと急な登場になりましたね

>>33
過去作はこれ、紅魔郷と妖々夢です

http://itest.2ch.net/test/read.cgi/touhou/1472230645/

なんだろ、正直に言うと弾幕プロレスという表現にはあまり深い意味はないんです
原作をやってみて弾幕がかっこいいと思ったのがきっかけで、もう少しバトルもの寄りで、かつゆるいところはゆるくできる(宴会など)東方が見たくなった、すると競技って設定が一番いい、あるいは実は霊夢は何か平和への強い決心を秘めた男だったりして(笑)
リングの上ではなくその辺で戦うこともありますが
格闘のしかたは陸にいる間は格闘技っぽく、飛んだら自由度が増します。まさか大きな鳥かごみたいなものをリングの上に置くわけにもいかないし。

あと俺がかっこいい物が好きな反面いわゆる萌えっぽい物がなんとなく苦手なことも理由だと思います。
0035名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/20(月) 10:27:36.71ID:fgwUAuU10
霖之助「さあ今回の大会!基本的には日頃より弾幕に覚えある皆様に限っての参加となりました(こんな薄気味悪い霧が出たんじゃ誰も店に来ない、勝ってくれよ紫)!」

霖之助が大会の運営に協力してくれる部分は大きい、霖之助の助手妖怪(そう自称して香霖堂に住み着いているだけ)も手伝ってくれる

アリス「ふーんこのトーナメント表、もし今日新規参加したい奴がいたらかなり多くの相手とあたる計算になるな、ま最初にいる僕で敗退だろうけど」
魔理沙「おっ霊夢!いたいた。
今日のは一体どういうことなんだよ?」
霊夢「実はな、この異変の主犯は鬼らしい」
魔理沙「...え!?本当にいたのか鬼って!」
アリス「僕も聞いたことないな」
霊夢「で鬼の性格から考えてこんな催しには必ずくると見て間違いない」
妖夢「するとアリス殿の次に新参者、つまり鬼と渡り合うのは儂ですか」
幽々子「長寿の鬼を新参呼ばわりとは不思議なものだけどね。そういえば俺って千年くらい白玉楼にいるなあ」
0036名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/20(月) 20:15:02.59ID:fgwUAuU10
紫「もう死んでる君が言うかい」
幽々子「でも存在はしてる」
紫「ああ......。私は特に長いことお前を見ている気がするよ」
幽々子「?」
近くの屋台で買った三色お団子に熱中して、紫の最後の一言には気づいていなかったようだ。
紫「団子一本くれるか?」
幽々子「オッケー」

美鈴「皆さんそろそろ強い気配が近づいてきます!」
0037名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/21(火) 17:47:00.19ID:MXIp0EV00
博麗神社の参道をまっすぐ登って萃香が現れる

萃香「先刻会った方々はこんばんは!
そうでなければ、...初めましてだな、だいたい見覚えあるけど」
紫「...来た!」
萃香「わざわざ俺を呼び出すためにここまでしたか」
0038名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/22(水) 00:19:22.51ID:8GnTNjU50
霖之助「さあ新規参加者一人!早速開催としましょう!
まずはアリス・マーガトロイドvs伊吹萃香!!」

こうして二人は神社の境内に設置されたリングへ!
ちなみに、幻想郷には並の妖怪から見ても化け物じみた身体能力のものが多く、ハンデとしての装備が認められることも珍しくない。

萃香「あん?武器をはずせ?
しょうがないな、酒が切れるとどうも本調子じゃなくなる。今飲み干しとくか」
手伝いに来てくれた香霖の助手(自称)に言われて分銅鎖三本と空の瓢箪を脇に置いた
萃香「にしても昔の戦い方とはずいぶん変わったな。向こうは重装備だし」


アリスはといえば、ダイバースーツにところどころ甲冑の部品を埋め込んだようなものを身に纏っていた。
アリス「変態の気まぐれ発明と思うなよ、これは長い研究に基づく装備品だ」

......曰く、スーツ内部にからくりに欠かせない魔力に当たると収縮する糸があり、外付けの筋肉の様に使えるらしい。
アリス「人形を武器の一種ってことにしてくれれば良かったんだけどね」
0040名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
垢版 |
2017/03/22(水) 20:52:27.73ID:eVlpqz9p0
応援団

紫さま「アリスー、負けたら本庁に戻って『指導』だぞー」
神綺様「爆薬でも何でもどーんとつかえぃ! 私が今許可した!」
魅魔様「しょっぱい試合したら、私ん家で執事から出直しだからね♪」

押しの強そうなのばっかり・・・
0041名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/22(水) 22:06:44.06ID:8GnTNjU50
>>39
それでも良かったのかもしれないですが、頻発に旅に出る道具屋って設定が男キャラ向きな気がしたのでそのままにしておきました

>>40
すみません、魅魔様は前スレで漫画の師匠キャラにありがちなおじいちゃん口調にしました


アリス「お二人いたんですか!?
まずは新装備、『上海人形・鎧』を使いたいし......火薬入り人形は念のため一体持ってきただけですよ!」

神綺「よーし!それが必殺技!」
魔理沙「魅魔様あいつと何か関わりありましたっけ?」
魅魔「?
随分昔にお前も靈夢も会っている筈だがのう、あとほれ、幽香」
霊夢「思い出した!ほらアリス最初に会った時やたら 久しぶり、とか言ってきただろ」
魔理沙「あーあの魔界の時か、ずいぶん背も伸びて」
神綺「私はいくら離れていようとアリスのことは必ずわかるぞ」

アリス「酒づくりをさせられるのはこりごりだ」
萃香「なんでだよ楽しいだろ、飲むのも作るのも
さあ始めるぞ」
0042名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/22(水) 22:12:16.95ID:8GnTNjU50
>>41
すみません
霊夢「 最初に会った時 」
じゃなくて 桜の異変の時 でした
0043名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/23(木) 23:17:21.39ID:OLAEYpXQ0
萃香の剛拳が突き進む!

アリス「上海人形・鎧!」

なんとあの鬼の拳をアリスは受け止めたのだ!
僅かな間だけだったが...

まっすぐ萃香の拳にあたっていたアリスの拳が力負けして逸れてしまう
アリス「もう一発!」
強く蹴り上げた脚が萃香の胴に命中する、しかしそう簡単に体をぶれさせるような相手ではない
反動を活かして素早く横に避けたためアリスは一撃も食らわなかったが、力の差は明らかだった

霖之助「伊吹萃香、頑丈すぎる!」

萃香「その程度か!」

パチュリー「アリスー!もっとやれ!」
魔理沙「人形もあるんだろ」

萃香「それじゃ俺のスペルもひとつ、能力の紹介もまだだったな
俺はものの密度を自在に制御できる、圧縮して熱を集めることも簡単だ
鬼火『超高密度燐火術』!」
0044名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
垢版 |
2017/03/24(金) 20:16:33.17ID:3uEDGLFG0
突如現れた火の玉がアリスに襲いかかる!

魔理沙「まずいな、あの鎧はいくら丈夫に作っても繊維だ。火では......」
神綺「それに火薬入り人形を持っていたのでは!?」

アリス「まだいける!」
高く飛び上がったアリス、その強化服は既に少しやぶれていた

萃香「焦げ目がないことから考えて、焼けたのではない。力を入れるあまり装備を裂断させたか。
得物の扱いを誤るとは三流以下よ!」
アリス「違う、こういう使い方なんだ」

切れた糸が曲射された矢の様に萃香に飛んでいき縛った
アリス「火薬人形を使うのもこれから!」
人形も糸で萃香に絡みついている

霖之助「そうか、切れた糸が魔力の導火線となって萃香に至近距離での爆発を食わらせる!」

燐火に劣らぬ光がリングを覆う
爆発の後、アリスも倒れていたが萃香も服が軽く焦げていた

霖之助「勝者、伊吹萃香!」

アリス「魔界行きはカンベン...」
それだけ言って観客席に戻り、寝た。明日には回復しているだろう。
0046名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
垢版 |
2017/03/25(土) 23:13:47.72ID:72TjV2k10
>>45
ありがとうございます、少しは慣れたのかな


萃香「さあ次は誰だ!」
妖夢、立ち上がり大音声にて呼ばわるは
妖夢「やあやあ、伊吹萃香!
我こそは 白玉楼剣術師範にして庭師、魂魄妖夢であるっ!
いざ、手合わせ願う!!」

今まで多くの決闘をしたであろう鬼が、同じ調子で答えた
萃香「あっぱれ魂魄妖夢!
そなたが勝ったあかつきには、この異変鎮めてやろう」

ここで萃香が思い出したように全員に問うた

萃香「そういえばここにいる者のうちあと何人が俺と闘う?
待つのは嫌いだ、くじでも引いてさっさと決めろ」
0047名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
垢版 |
2017/03/27(月) 20:05:49.02ID:PuvP3iFn0
霖之助「始め!」


妖夢はまっすぐに立ち、剣先はわずかな狂いもなく目の高さで萃香を捉えている。

今すぐにでも斬りかかれる姿勢だ

......楼観剣にまだ鞘が被っていることをのぞけば

萃香「どうした、抜け」
妖夢「伊吹殿、いかに怪力の持ち主といえども丸腰の相手に刃を向けるは剣の道に反する恥ずべきこと。
...この刀を私に抜かせたければ、先程捨てた分銅鎖を手に取られよ」

妖夢の言葉を聞くとすぐ、鬼はリング下に降り鎖を取って戻ってきた。

萃香「面白い
現れた鬼にわざわざ金棒を持たせてやるというんだな。正気か?」

妖夢「いくら半人前の儂とて迷いを共にして剣を握ることはない。
さあ、始めようではないか」
0048名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/27(月) 22:11:24.43ID:uZdpdOTx0
萃香がヒゲモジャチビのドワーフみたいな姿で幻視される
0050名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/03/29(水) 00:44:37.62ID:2SrRgSM90
>>48
身長は原作通り低くていいと思います
確かにヒゲありの方が鬼っぽいかな

>>49
にとり(男)「ひゅい!」
古参の河童が鬼を見て珍しくすっとんきょうな声をあげた
河童1「にとりさんどうかしました?」
河童2「早くきゅうりビール追加しないと」
にとり「そうか皆もう知らない世代か...あれは鬼だよ、ああ恐ろしい。昔は鬼が妖怪の山の頂点だった」
もうしばらく後に妖怪の山に新たな勢力、守矢が入ることなど今の彼らに知るよしはない




妖夢の刀ににらみを効かせながら萃香が右手の鎖を回し始めた
少し伸ばし、たぐり寄せ、また伸ばし......
距離を測っているのだろう。


対する妖夢、白楼剣は腰にさしたままで右手に楼観剣、左手に鞘を持ち踏み込む姿勢となる


美鈴「なぜ鞘を持ったままなんでしょうか...
霊夢さん、本格的な日本の侍の剣術ってどういうものですか?」
霊夢「さあ...うちの倉庫にも儀式用の刀ならあるけど武器としての使い方はさっぱり」
紫「それはともかく、なんとなく宮本武蔵と宍戸梅軒の決闘を彷彿とさせる武器の雰囲気だ」
幽々子「確かに武蔵なら鞘さえ有効活用しても不思議じゃないな」
0051名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
垢版 |
2017/03/30(木) 23:23:26.75ID:X5Oc+Ahq0
一気に回転速度を上げた鎖が飛びかかる!
対する妖夢、鞘を投げ空中の鎖に絡ませた

妖夢「斬る。」
弧を描き叩きつけようとする二本目は楼観剣の餌食となり、妖夢は下から斬り上げる姿勢で萃香に突進していく!

妖夢「はあああああ!
業風神閃斬!!」

鎖は遠心力を用いた武器だ。いうまでもなく至近距離では回転の勢いを使うことはできない。
しかし!萃香はしっかりと腰の皮帯から伸びている鎖をつかみ、刀に巻きつけた
妖夢「なぜ切れない、鎖ごときこの楼観剣には糸くず同然のはず...!」

萃香「力を送って強化しているんだよ
仕上げだ
酔符『鬼縛りの術』!」

鬼は刀ごと妖夢を抱えたまま素早くリングを蹴り、空中で体を回転させる
すると最初に鞘で止められた一本が二人に巻きつき固定した!

あとは妖夢を下にするのみ、着地の勢いで完全に決着がついた。

霖之助「勝者、伊吹萃香!」
幽々子「妖夢、あとは任せろ」
妖夢「面目次第もございませぬ...」

これ以降、だんだんと妖夢の口調は普通になっていくのだった...
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2017/04/01(土) 11:09:14.66ID:4K4dXRFA0USO
>>52
幽々子が食べているのは肉じゃがのような煮物だった
屋台の主人が、口の中をやけどしないだろうか...と心配している間に、かなりの速さで減っていく。
あんまりいい匂いがして、萃香が一杯したくなるといけない

妖夢「こんな時の幽々子様の『あと少し』は、フルコースくらいだと思っていい。紅魔館の皆さん先にお願いします」

美鈴「じゃあ、俺を最初にして、パチュリー様と咲夜さん、ご主人様」
レミリア「そのつもりだったが、やっぱり咲夜には館に戻ってもらったよ」
パチュリー「念のため警備させてる、ってとこだな」

話が済んで、美鈴がリングに上がった
霖之助「さあ
次は紅美鈴vs伊吹萃香!」
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2017/04/01(土) 16:43:52.84ID:4K4dXRFA0
美鈴「さっき、夕方の時は気弾を撃ったよな」

萃香「え...? ああ、あの光るやつか
見た目の割にたいしたことなかったな」
美鈴「それは巨大化のせいだ。今なら俺はもっと強い」
萃香の目の光が強くなった。
巨大な相手を前にして、封じられてしまっていた格闘の素質を、その立ち居振る舞いから読み取ったのだ。
萃香「久しぶりに来てみたが、ここは地底でもやっていけそうな奴ばかりだな!
素晴らしい」

互いに全く同じ体勢、タイミングで右の拳が打ち合った!
0055名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/03(月) 22:51:19.93ID:YkFmc6ho0
萃香は拳を突き合わせる傍ら、経験に基づく一つの答えを見いだした

(......これは、突出した力。純粋な格闘だけなら俺に並ぶか、追い抜くかもしれぬほどの才を持っている。
面白い ぜひ見極めさせてくれ)

美鈴の次の動きは、勢いよく飛びのいて脚で蹴りかかることだった
かわした萃香が再び迫る!

攻撃する暇を与えては終わり、と言わんばかりに美鈴の素早い手刀が萃香の頭頂をめがけ振り下ろされる
0057名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/03(月) 23:03:06.93ID:YkFmc6ho0
>>56
間違いないですね!


美鈴の力、精度、スピードをもってすれば勝負はこの一撃で決まる!

......相手が人間と同じ、丸い頭をしていれば、の話だが。

萃香は体をねじり、ツノで美鈴の腕を持ち上げ全身を宙に浮かせる!

霖之助「この体の使い方は他ではいません!
意外! さあ美鈴どうする!」

美鈴はリングに叩きつけられたが、まだ怯んではいない!
萃香「おまえは中国拳法の使い手のようだが、王郎という男がカマキリを見て、かの有名な蟷螂拳を生み出したことは知っていよう!

俺のあの動きは、クワガタがアゴで相手を挟むのではなくすくい投げをするのが元になっている!

自然への観察を、尊敬を共にして修行をすることを勧めるよ」
0058名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/05(水) 20:44:41.75ID:wbYKOt6B0
立ち上がった美鈴の目に映ったのは、境内に吊るされた提灯の周りを飛ぶ蛾であった

一匹のトカゲが、木に結ばれている提灯を繋ぐひもを器用に渡って、蛾に近い場所でぴたりと静止する

刹那、トカゲの体が宙に伸び、蛾の羽がトカゲの顎におさまった

美鈴「(あの、しなやかで素早い動きこそ俺の拳法) 」

萃香はじっと待っている!

レミリア「美鈴!動け!」

霖之助「......間、ですね」


美鈴「この身体よ、龍のようであれ!」
0059名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/06(木) 22:21:56.20ID:3vJDk5ZQ0
美鈴が自在に操る気の一種だろう、輝くオーラが額の星から生じ美鈴の全身を覆う

美鈴「この状態で出せるのは一撃だけ。それを使う」

美鈴の輝きが手の先端に収束すると同時に、右拳が萃香に向かう
同じく萃香も右手で美鈴の拳を受けていた

萃香「いいぞ...!」

二人から放電の様なエネルギーが発される!

霖之助「これが先に切れた方が破れるのか!」



魔理沙「美鈴ってこんな強かったっけ」
パチュリー「昼寝さえしてなければ、な」
0060名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/07(金) 20:22:38.84ID:s9c9e62x0
とうとう光が収まったとき、立っているのは萃香であった。
霖之助「伊吹萃香の勝利が止まらない!」



美鈴「...俺は門番に過ぎない。ご主人様達はさらに強いぞ

...パチュリー様!」

こうして美鈴はリングをおりた


パチュリー「夕方は随分とやってくれたなぁ
館の修繕はえらい仕事になる。あの巨大化で手伝って貰うぞ、それか弁償」
パチュリーの2m近い巨躯、萃香の角を含んでも子供程度の背丈。
何も事情を知らない者が見れば、全く勝負にならないと思うだろう。

だが萃香は人間はおろか妖怪達にとっても規格外の存在だ。

萃香「よーし、俺に勝ちさえすれば両方叶えてやろう!」
パチュリー「金か、そうじゃなきゃ金目のものがある風体には思えないが?」

萃香「今リングの下にある瓢箪、あれは無限に酒がでる」

萃香がしれっと発した一言がざわめきを呼んだ。
疑う声を耳にした萃香が間髪入れずに応じる
萃香「鬼は嘘など吐かぬ!幾百年の間、知謀をもって我々を愚弄し陥れ、ついには滅ぼそうとしたのは人間のほうではないか!」

霊夢「......え?そうなの?」
萃香「やっぱりちょっとは嘘つくかも」
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2017/04/08(土) 19:23:47.07ID:DOJ6/oqT0
パチュリー「おいもう始めるぞ」
霖之助「あれ、パチュリーさん変色してませんか」

そう、いつもは紫のパチュリーの服の縦縞と瞳、そして髪の色が青くなっているのだ。

パチュリー「使っている属性の色になるんだよ。ちなみに俺は七曜を操ることができる、今は水だ」

圧縮された水のカッターが飛ぶ。
萃香、最初は回避しそれ以降は角で受け止めていった!

パチュリー「霧化しないのか?」
萃香「風技か何かでリング外に出されたらたまらないからな」
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2017/04/09(日) 10:10:11.26ID:a9izqefR0
>>62
たぶん妖精だから大丈夫だと思います。生まれてから少なくとも100年は経ってるはずだし

近づかずに様子見といったところか、萃香も弾幕主体の攻撃に変えてきた。
パチュリーは水の勢いを強め、その体色に土の茶も帯びていた。

パチュリー「土水符『ノエキアンデリージュ』!」

萃香に向かって水属性の弾幕が押し寄せる
リングの端まで流れたものはあらかじめ張った結界に押し戻されて、後ろから萃香を襲う!

萃香「...相手が水使いだからってこっちが火を使わない訳じゃねえ」
萃香の周りの色が変わった

萃香「超高密度、燐禍術!」


霊夢「アリスの時にも使った技だ!」

萃香「さっさと蒸発させてやればいい」

パチュリー「(火が水に勝つなんて...)ならもっと強い属性でやってみるか」

パチュリーの変色が元に戻り、頭の三日月が大型化、強く輝き始めた!
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2017/04/10(月) 11:57:25.22ID:ZK3kvKq70
客席
魔理沙「ほう・・火で水を封じるのか」
霊夢 「そんなことができるの?」
魔理沙「ああ、水属性より優位の魔法を使えば・・・私なら」
霊夢 「お酒とか?」
魔理沙「それじゃ発想が鬼だぜw」
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2017/04/10(月) 21:12:56.16ID:o3jj944h0
>>64
やっぱり萃香のお酒ってほとんどアルコールなんでしょうか

パチュリー「月は毎日満ち欠けする流動体のような星!
インドで覚えたヨガ術との相性も充分だ」

萃香「ほう、俺は日本の武術には一通り見覚えがあるし、中国のも少しはわかる。
しかし印度はまだない!見せてみろ」

パチュリーの腕がゆるゆると伸び始め、その指先はくるぶしにも達した。
途端に器械体操のごとく倒立、掌で地面を突き五体を宙にした。

萃香「曲芸のつもりか!」
さすがの萃香も見覚えのない戦法だったか、不用意に動かず弾幕攻撃に絞る



魔理沙「俺が前に図書館に入って捕まった時より滑らかな動きだ!」

空中で体型を元に戻したパチュリーが、関節をあらぬ方向に曲げて弾幕を避け、萃香に近づいていく!
それはまるで天敵である猛禽の爪さえすり抜ける蛇のようだった!
0066名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/11(火) 21:47:15.68ID:ct9WW7AX0
続きあく
0067名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/11(火) 21:52:56.53ID:XdzTPtFA0
パチュリーの体が柔らかく曲がって萃香に巻き付いた。
キリキリと締めていく!
萃香がわずかにうめいた

魔理沙「あの動き、やっぱ威力もあるけど見た目に怖いよな」
霊夢「あれ、なんだったか、ニシキヘビ?とかそんな感じ」
幽々子「もし見つけたら蒲焼きにでもしようかな〜」
妖夢「ゲテモノ食いにも限度があります、幽々子様」
幽々子「だって無毒だろ」
......そういうことじゃない。

パチュリー「この間合いなら避けようがない
月符『サイレントセレナ』!」
光線の柱が、水面に反射して眼に映る月明かりのように立ち昇っていく

パチュリーは素早く体勢を変え、光撃の当たらない位置に移るので無傷という算段だ。
0068名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/12(水) 20:26:19.68ID:JOPq6Pwh0
しかし萃香にもまだ技が残っていた
萃香「追儺返しブラックホール」

ブラックホールは光さえ呑み込んでしまう
いかに強力なパチュリーの魔法をもってしてもそれは変わらなかった。

そして萃香に密着していたパチュリーに、一度吸われて吐き出された光線が注ぐ!

パチュリー「むきゅう...」
さすがにエネルギー切れのようだ
霖之助「紅魔館はあと一人です!」

立て続く仲間の敗北はとうとう館の主をリングに引き出した

レミリア「俺ならどうだ!」
萃香「よし来い」
0069名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/13(木) 14:43:01.21ID:wWX06Z6K0
なるほど、そうきたかw  ヨガ・パチュリー気に入ったよ! 別の活躍に期待
ところで、ニシキヘビってウワバミさん登場の伏線?
大食いのおっさん(スポーツ系)なのか、肉食系の女王様なのか・・・
0070名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/13(木) 20:08:10.03ID:Ai8Tmdig0
>>69
ウワバミさんはまだ考えてませんでした、パチュリーはまたそのうち

レミリア「ではまず、あの月をご覧あれ」

萃香は面倒くさげに言う通りにした。するとどうだろう、頭上にあるはずの白い満月は禍々しい紅にその色を変えているではないか

さらに視線を元に戻せば、月よりもさらに濃い緋で『鈍』の文字を描いて霧が立っていた

萃香「なに...?」
レミリア「折角のパフォーマンスに全く気づいていない、その鈍さを指摘したまでだよ」
萃香「小癪な」

さらに霧を増やして視界を遮ったところに、翼で加速をつけたレミリアが突進を仕掛ける!
同じ鬼と呼ばれるもの同士、力は互角か、萃香の方がわずか上回るだろう
しかしスピードでは翼のあるレミリアに軍配が上がる

それでも萃香は避けはせず、あえて前進し自分に特異の武器である角で応じにかかった!
0071名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/15(土) 09:04:01.36ID:tIKcvwSe0
瞬間
レミリアの翼に備わった鉤爪が萃香の角と噛み合う!

そしてレミリアは投げ飛ばされることなく、かえって勢いを利用して萃香の後ろに立っていた!

レミリア「夜符『キング・オブ・ミッドナイト』!」

鬼の強みはやはり接近戦でのパワーと強靭さにある

それらが劣る代わりにスピードで勝るレミリアにとっては、素早く飛び回って攻撃し、少しずつでも体力を削るのが最上策だった

さて、対する萃香は小さな分身を多数作り出し、陣形の様に配置していった

その中で誰か相手を狙いやすい位置にあるものが攻撃を仕掛ける構えである
0073名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/15(土) 11:01:43.73ID:tIKcvwSe0
>>72
レミリアが最初にちょっと出した霧は煙幕みたいなもので、萃香も霧化ではなく固体の分身を作った状態です
確かに分かりづらくはなったけど変幻自在な者同士だからこんなのもありかな、と


さて、そろそろレミリアが発した霧も翼の風で吹き散らされた

視界がはっきりした一同に見えたのは、リングの柱の先に立った両者
コウモリにしろ分身にしろ、わずかでも力を分散させることは無駄と判断したようだ、二人の他には何もない

正方形の対角線上に向き合った二体の鬼は、一気に相手に飛びかかる気迫をたぎらせた
すれ違う瞬間に勝負がつくだろう


パチュリー「レミィのあの速さはどうやってるんだか、厳しいかもしれないが頑張れ!」
霊夢「羽があるとひと味違うのかも」

レミリアは角をさけ、低空飛行で萃香の足をすくうつもりだったが、これがいけなかった

攻撃しやすい場所にわざわざ出ていってしまったためだ
いかに素早い動きでも何度もくらえば慣れるというもの、これがひらけた場所での対決ならいざ知らず
レミリアのトップスピードではすぐにリングの遥か向こうに行ってしまう、また変則的な飛び方もしにくい

萃香が飛行中のレミリアに飛び乗り、地面で抑えたことで決着した

霖之助「全く疲れが出ない萃香どうなってるんだ!?
一応聞きますが朝には帰って寝たいとかないですね?」

萃香「あるわけなかろう!」
レミリア「日傘持ってきたから客席にいる」
0074名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/16(日) 21:03:06.19ID:UfwTZlr/0
幽々子「さてじゃあそろそろ」

リングに上がり両手の扇子を開く

萃香「鉄扇か」

そう、幽々子の扇はあおぐためだけの物ではない
その骨は特殊な鉄製、妖夢に稽古をつけてやる折にも幽々子は楼観剣の刃を容易に扇で受けてみせた
楼観剣、白楼剣は壊したら代えがきかないので、簡素な刀や木刀にしたところ、刀身を叩き折ってしまったそうだ

妖夢「幽々子様が本気になった...」

萃香の発する弾幕を、体を回転させて扇ですくうように受け流しつつ前進する

幽々子「幽夢の胡蝶」
そのまま二つの扇から蝶形の弾幕を出してきた
0075名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/16(日) 21:29:01.65ID:5AjBNlt10
レミリア君はなんとなくウェストコートに白シャツの坊っちゃま風ヤサ少年で想像される
眉毛を逆ハの字にして一見困ったような顔つきから、ゲスい薄笑いを浮かべそう
0076名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/18(火) 21:49:30.15ID:KTJieTJy0
>>75
やっぱりそんな感じですか


弾幕を払った萃香だが、続く扇の連打はすさまじい

横なぎの一打が萃香のツノ投げの構えとぶつかり、かえって萃香の方が不意に体を投げ飛ばされる格好になった

さらに空中の萃香へ弾幕を放って畳み掛ける
幽々子「死符『ギャストリドリーム』!」
桜色をした蝶が何匹も群れをなした


霖之助「技の続き具合がさすがと言ったところでしょうか!」
妖夢「力の使い方がかなり効率的と言えます」
紫「一応私も扇の扱いには覚えがあるのだが、幽々子には敵わないね」
0077名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/19(水) 21:14:12.52ID:SyG+T1Y/0
だが萃香を飛び上がらせることはあの技を準備してやるようなものだった

萃香「大鬼!」

巨大化して暴れ回るのではすぐにリングからはみ出てしまうが、降ってくるならその限りではない!
当然扇でいなすことのできるエネルギー量でもなく、幽々子に可能なことは素早い回避のみ

萃香「さあどうした幽々子ォ!」
大きくなり、声も地鳴りのようになった萃香がリングの中央に立つ

客席からも幽々子の姿はわからない

幽々子「ここだ」
萃香のぼうぼうに乱れた髪の中に潜り込んでいたのだ!
さあっと立ち、飛び降りざまふた振りの扇で
頭を打ちにかかった

対する萃香も体を縮小させてかわす!

うっかり勢い余ってリング外へはみ出しかけた幽々子
扇でロープを弾き、戻る!

幽々子「扇を活用したこの動きこそ蝶だ」
扇に描かれた蝶も羽ばたいているように見えた
0078名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/20(木) 20:19:06.49ID:9AP7j/1cK
プレミア見れない
ブンデス見れない
CLEL見れない
代表も見れねえちきしょう
結果知らされて見れねえちきしょうクソったれ同和のクソ野郎地獄へ落ちろ
音楽聞けねえちきしょう
テレビ見れねえちきしょう
オシムは考えて走るサッカー
アンデションズはよく(十分に)考えて(タイミング計って)車のドア閉めて車(バイク)で通る嫌がらせ
同和のクズ共死ねクソ共がざまあみろ気違い共
ほれ気違い共もっともっとドア閉めろ通れ
それしか能のない能無し共がざまあみろ地獄に落ちろ。悔しいか、ざまあみろくたばれクソ同和
お前らの恐ろしさをもっと見せてみろ。そんなんじゃなんともねえぞ
袋とじ見たぞ。悔しいか、ざまあみろくたばれクソ同和
生きる権利もねえクズ共が藁地獄へ落ちろ
嫌がらせがエスカレートするのが楽しみでしょうがない。今それだけが楽しみだ。俺の生き甲斐藁。それだけ怒ってるってことだもんな藁
ラブホ行ったのがそんなに悔しいかざまあみろチンカス共が藁。思う存分楽しんでくるぞあばよ
椎名茉莉、知っちゃったよ。ラブホに来なければ知らなかったはずだけどな。サンキューお前ら藁
超美形。嬉しくてたまらん。お前らどうしてくれる?藁ほれ赤字分を取り返すために必死になれ
ピザ食ったぞ。羨ましいだろう?藁ざまあみろ
音楽聞いたぞざまあみろ
非人が美人
お前ら音楽聞かせてくれてサンキュー。それもお前らがドア閉めて通ってくれたおかげだ
テレビも見たぞざまあみろ
同和の悪口書けば書くほどドア閉めるってことは嫌がらせしてるのは同和だって証だ
とにかくドア閉めるクソ同和藁(とにかく明るい安村風)
深谷市東方の西と高橋か死ね
サッカーの動画見たぞざまあみろ
気違いなのを常識化させるのが集ストの狙い。多いほうが正しいと考える日本人に漬け込んだわけだ。例え悪いことしてても多いんだから正しいと錯覚するように。上手く法律の盲点を突いた嫌がらせだな。法律で取り締まれないことをイイことにやりたい放題
ラルクがライブやるのが悔しいかざまあみろ
メル友出来たぞざまあみろ悔しがれクソ野郎共藁
0079名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/21(金) 20:32:25.12ID:r4BMLadN0
自由自在に跳びかかる幽々子の動きだが、萃香の目もそろそろ慣れてきている

まず白刃取りの要領で片方の扇を抑え、続くもう一本を今度こそ角で打ち砕いた!

萃香「萃符『戸隠山投げ』!」

いくら幽々子でも萃香に捕まって投げられれば、空中で軌道を直す前にリングを飛び出してしまう

残った扇一本を近くの木に引っ掛け、そこから着地したので、負けこそしたが全く土がつかなかったのはさすがと言えよう

紫「では」

紫がスキマからリングに瞬間移動した
霖之助「あーやっぱり現れ方からして違いますねぇ」

紫「藍!出ろ」
藍「はい!」

尻尾をプロペラか何かの様に回転させながら突っ込んで行く!
加えて弾幕もそこらじゅうにばらまくので萃香とはいえ避けることも間に合わない

萃香「こんなのありかよ!」
何より、意表を突かれる攻撃であった!
萃香が起き上がった時には藍はとっくにスキマに帰り、紫が目の前にいた
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2017/04/21(金) 21:03:09.17ID:r4BMLadN0
萃香「紫もなかなか強くなったな」
紫「お前こそそうじゃないか、いくら何でもここまでとは」

実はお互い数百年前に会った時とは比べ物にならないほど強くなっていたのだ

昼ごろの軽い対決で感じてはいたが、この神社での試合を見て確信した

萃香「昼と同じ戦い方では飽きる、だから俺はブラックホールを出さんぞ!
どうだまだハンデが欲しいか?」

昔と全く変わらない態度に、紫もつい笑ってしまう
紫「ハッハッハ、じゃ私はスキマを使わないよ。それで丁度いいかな」
萃香「実際それでも強いんだから凄いよな、スキマなしでも充分戦えるスキマ妖怪」
紫「妖怪なんて胡散臭いもんだ」


魔理沙「こいつが言うと説得力が段違い」
霊夢「いつもの俺の苦労がわかったか?
変なのに絡まれやすい」
妖夢「でも霊夢はなんだかんだ楽しそうだな」
霊夢「楽しまないとやってらんないってことだよ。これが済んだら誰かいい酒でも持って来ないかな?」
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2017/04/22(土) 20:29:45.33ID:rFXFkk2U0
紫「魅惑的な四重結界!!」
萃香「百万鬼夜行!!」

それぞれ最大級の力を集めて、わずかな隙しかない弾幕を発していく!
萃香、紫どちらも素早く飛び回って回避と攻撃をこなすのだ
いきなりこの様な大技から始まったのは、二人とも手の内はよくわかっていることが理由である
また相手について、素早く決着をつけるしかない、との評価をしているためでもある


魔理沙「もうここまでくると格が違うぜ」
霊夢「普段あれだけ物騒なマスパ出しといてよくいうわ」
魔理沙「単純なエネルギー量だけを見るなよ、あいつらは大抵何かの手段ですぐに魔力を調達できるんだから」
霊夢「じゃあ専門家に聞くか?パチュリー」

なかなか健康的ではないか、パチュリーはもう夢の中であった。
霊夢「寝てるんじゃしょうがないな」


さて司会、この対決をどう見る?
霖之助「弾幕が多過ぎて正直少し見えにくいですね。これが途切れた時が決着でしょうか」
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2017/04/23(日) 11:01:06.20ID:08WT69uR0
弾幕が白熱するあまりほとんどの観客の目が回りそうになった時、それは起こった

魔理沙「地震か?」
地面が小刻みに長いこと震えているのだ
霊夢「それでもこの揺れ方はおかしいだろ、だんだん強くなって、まるで震源がこっちに近づいてるみてえな」

そして、ほぼ一定のペースでドスン...!ドスン...!という音が揺れに加わり始めた

異常な音を聞いて紫も萃香も一旦勝負を中止して音がした方に目をやる。

そこは博麗神社の裏の林であった。
博麗神社は小さな山の頂にある。その山の表側は参道として一応の整備はしているが、裏は自然のままだ

音の主はそのまま山を登り、木が倒されて少しずつ姿が見える様になった

鱗に覆われた巨体、足の爪鋭く、よく動く長い尾までも備わった、化け物としか思えない生物が現れたのだ。


紫「...しまった!」
それを恐竜だと理解できたのは紫はじめ、外に詳しい一部の者だけであった

霊夢が封魔針を投げつけざま紫のもとまで飛んで訳を聞く
霊夢「紫、これは?」
紫「恐竜といって、人間よりも昔この星にいた種族だ」
萃香「あぁ時々爬虫類っぽい馬鹿でかい骨が見つかるのはこいつのか」
魔理沙「確かに香霖がこんな奴の話をしてたが、なんで幻想郷にまで来るんだ」

紫「どうも外の人間は恐竜の研究に熱中してるらしくてな、昔はこういうトカゲを後ろ足で立たせた様な姿だと考えていたが、今はやれ羽毛があるだの直立姿勢じゃなかっただのと......やれやれ
これだけデカイと結界を力づくで越えてきたんだろうな、もうちょっと警戒しとくべきだった」
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2017/04/23(日) 21:13:46.72ID:08WT69uR0
萃香「ミッシング・パープル・パワー!」
話している間にますます近づいてきた恐竜に向かって、巨大萃香が飛びついた
封魔針は命中したものの尾の鱗の表面に刺さっただけで全くダメージではないようだ

紫「...賢いな、こいつ」
霊夢「なんで」
紫「お前とこいつはお互い正面を向いていた。当然攻撃もまっすぐだ、そして腹に傷を負うより尾の方がまし、と素早く決めることができた
もっともどこを狙っても大抵は鱗に弾かれるだろうがな」
魔理沙「まったく天才的だぜ、俺達にケンカを挑んだ事を除けばな!
おい行くぜ霊夢!」

萃香に押されてやや山を滑った恐竜めがけ箒で飛んでいく
霊夢「なまじスピードがあるからって勝手に突っ込んでいくなよ、いつものことだけど」
霊夢も少し遅れてついていった

紫は神社ごと全員スキマに避難させてから仲間を追う
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2017/04/23(日) 21:16:16.63ID:08WT69uR0
>>83
ミッシング萃香向けの演出と、永琳が恐竜のいた時代から生きてるネタに絡めたものです
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2017/04/25(火) 20:19:47.66ID:7FU1RoGV0
恐竜「グアァ!」
前足を萃香に掴まれて、恐竜は萃香の頭を噛み潰しにかかった
すかさず八卦炉が火を噴いて恐竜の顎を吹き飛ばした...かに見えたのはほんの一瞬のことである

すぐに再生してしまうのだ
幸い萃香も距離を取り、岩の投擲をくれたが激昂した相手を止めるにはまだ足りない。

霊夢「ただの古代生物じゃなくて妖怪化してるのか」
魔理沙「どうすればいいんだぜ...」
紫「ちょうどいい。外で鉄くずになる予定だった古い乗り物たちでもぶつけよう」
廃線鉄道を叩きつけるのも追加だ!

霊夢「神社ごと守っておいてくれたのはありがたいな、夢想封印!」

岩、電車、それに霊力弾や光線が降り注いで消耗したか、さすがの妖怪恐竜も再生速度が遅くなってきた。
0087名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/25(火) 20:23:48.46ID:7FU1RoGV0
萃香「手頃な岩はだいたい投げ尽くしたぞ!」
魔理沙「でもまだこっちに向かって来るぜ」

霊夢たちが飛べようが飛べまいが恐竜にも打つ手はあった
脚力を最大限に活用して、萃香が最後の一発のつもりで投げた岩に飛び乗り、さらにもう一度岩を蹴って宙へ身を預けたのだ!

これは予想外、尾を掴んで地面に引き戻そうとした萃香をかえって一打ちしさらに加速した。

絶滅した生き物であり、まだまだ詳しいことはわからないが、恐竜の尾を使った打撃は肉食草食を問わず後ろの敵への武器としてかなりの威力があったようだ

それをもろに食らってしまえばいくら萃香でも無傷ではすまない

頭をぶつけて昏倒してしまった
0089名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/26(水) 19:31:24.64ID:SKUiHsjJ0
霊夢達は急いで上に飛んだため無事だったが、恐竜が発した着地の音と衝撃から、改めて力の程を見て取れた

霊夢「萃香はすぐ治るだろうけど、この調子で参道まで荒らされたらたまったもんじゃねえな、魔理沙また合体でかたをつけるぞ」
魔理沙「おう!」

「「ハクレイクロス!!」」

ハクレイクロスとは!
博麗家の宮司達に代々伝わる、仲間と文字通り一心同体となる技である!

これにより、幻想郷に平和をもたらす合体戦士 魔霊夢が誕生するのだ!

さあ、行け!魔霊夢!!(すさまじく昔のヒーロー風)
0091名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/27(木) 20:37:59.16ID:C7/dT2dA0
>>90
そういうつもりはまったくありませんでした
デザインとしては魔霊夢は霊夢と魔理沙の半々です


魔霊夢「融合『夢想スパーク』!」

相乗効果で威力も段違いか、恐竜の進行を止めて、少しずつ後ろへと押していく!

恐竜「...ウォ」

しかし魔霊夢が八卦炉の冷却のために照射をやめた瞬間に恐竜は勢いを戻してくるのだ!
腹に焦げ跡があるが全く意に介さず突っ込んできた!

恐竜「グルァアアアアア!!」
これでは紫もなかなか手が出せない、しかし介抱するつもりで萃香に近づいたところ息を吹き返し、妙案をもらった

萃香「紫...いくら巨体でも、爬虫類は、酒を飲まないだろ...巨大化を保つのはもう疲れた、
あとはわかるよな」

最初に恐竜に飛びかかった時、萃香はいつの間にやら自分の瓢箪を持っていたのだ
萃香の体がいつもの大きさに縮むと同時に瓢箪が大きくなっていき、それがするっと隙間に収まる

紫「霊夢、魔理沙!あと少し押しとどめてくれ!」
0092名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/28(金) 21:49:59.17ID:S1duWBVJ0
魔霊夢「任せろ!」
恐竜の足音と咆哮で震える空間を閃光が覆った!
魔霊夢「この一発で力を使い切るつもりでいくしかないな...!」
とうとう八卦炉が発火防止のために自動停止、そしてまだ少しずつでも再生して暴れようとする恐竜の口めがけてスキマから現れた巨大瓢箪が伸びる

鬼でなければ呑めないような強い酒をいきなり注がれ、さすがの恐竜もへべれけに酔っ払い眠り込んでしまった

紫「トドメを刺すのも大変だ、このまま封印しよう」
魔理沙「尻尾からすごい剣が出てきたりしないのか?」
霊夢「ヤマタノオロチじゃないんだから」
二人の合体も戻ったようだ
萃香「よし成功!」
瓢箪の中身の余りを飲んで、萃香は完全に体調を治したようだ。
萃香「満足したし、もう霧も消すか」

そんなわけで恐竜は紫と霊夢によって神社の山の裏側に封印された。

......この時一羽の兎が藪に隠れて、霊夢達を見ていることは誰も気づかなかった......
0093名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/28(金) 23:22:52.18ID:S1duWBVJ0
後日、
魔理沙「あの恐竜、名付けるなら絶対キリサメザウルスだろ!」
霊夢「はぁ...妖怪神社ってだけでも人が来ないのに、お前はうちを恐竜神社にするつもりかよ」
紫「そうそう、ここが恐竜で有名になったらますますなんの神社かわからなくなる」
魔理沙「えー、せっかくだから恐竜らしく発見者の名前でもと思ったのに」
萃香「有名も何もあいつが最初に出た時に目撃者はかなりいたぞー、ほら」

萃香が差し出したのは天狗の新聞であった
『博麗神社に巨大妖怪が現れる!』

表題は事実通りだが、霊夢が倒した恐竜の肉を某大食いの亡霊に高値で売りつけた、というオチがついていた

霊夢「ほんとあいつらは話に尾鰭をつけるのが仕事なのか?!」
魔理沙「尾なら最初からあったよな」
紫「水生恐竜も呼んでみる?」
霊夢・魔理沙・萃香「やめろ縁起でもない」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

...深い地底、旧地獄街道に舞台をうつそう

勇儀(男)「萃香が出て行った?」
鬼「へい、それが突然姿をくらませなさったようで...どこを探して良いか」

鋭い一角を備えた頑健な身体のこの男、星熊勇儀は萃香と同じ鬼の四天王である。
いや...正確には四天王だった
というのも、四天王のうち半分はすでにどこかへ消えており、萃香と勇儀が鬼の両雄、双璧とされていたからだ

勇儀「とりあえず、ありったけ酒をくれ」
鬼「承知」
勇儀(......あいつは一体どうしたって言うんだ、まったく...
...もういい、今日は休もう)


ーー萃夢想編、完ーー
0094名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/29(土) 01:39:06.10ID:mV04Ckp+0
今のところ金曜夜中の眠くなるギリギリに新シリーズを始めるとうまくいくジンクスがあるので、もう永夜抄編に入ります



最後の異変からすでに数カ月が過ぎ、昼は空気が暑くなる季節だ
霊夢はやっと訪れた涼しい夜を縁側に座って静かに楽しんでいた

あの鬱陶しい妖怪が顔を出すまでは...

紫「汚い月見て夕涼みか?随分趣味が良いようで」
0095名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/29(土) 11:25:38.71ID:mV04Ckp+0
霊夢「お前またいきなり隣に出てくんな、それにどう見てもただの満月だろ。
ほら、池に映ってるのも普通の形だし、なぁ玄爺?」
玄爺はもう老齢で戦うことはできないし、ほとんどずっと寝ているが、今も神社の池に住んでいるのだ
玄爺「うーん、紫様のおかげで気づきました
わしももうろくしてたみたいだのぅ
霊夢様あの月は歪められております!」
霊夢「そんなことができるのか?」
玄爺「ええ、仕組みとしては可能です。かなりのつわものに限られますが」
紫「つまりこれも異変だよ」
霊夢「またか。こんな異変今夜中に終わるかな?」
紫「いや、今夜中に終わらなければ夜を止めてでも解決させる」

すぐに出発しようとした霊夢を玄爺が呼び止めた
玄爺「この爺の勘というやつですが霊夢様、陰陽玉も持って行った方がいいかと」
霊夢「あれか、重いしかさばるしなぁ」
紫「横に浮かせておけば手が空くだろう」
霊夢「そうする」
0096名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/29(土) 14:36:49.77ID:mV04Ckp+0NIKU
その頃永遠亭では、月人二人が作戦を広げていた

輝夜(男)「永琳、結界を強めて」
永琳(男)「かしこまりました」
そこに永遠亭を囲う竹林のウサギ達のぬし
因幡てゐ が仕入れた情報を次々と持ってくる

てゐ(男)「もっとも強いのは霊夢、あの紅白と魔理沙、白黒の方ですね
あの二人が合体した時の力は計り知れません」
永琳「合体?」
永琳もさすがに聞いたことがないのだろう、何かの冗談だと思っても無理はない
てゐ「はい、仕組みまではわかりませんが、本当に二人が一人になっているのです。
私はこの目で見ました!」

これだけ真剣に主張されれば、いくらイタズラ好きのてゐの言うことでも信用せざるを得ない

永琳「そうか、ならどうする」
てゐ「たやすいこと。二人の団結を崩すのです」
そう作戦を伝えながらてゐは手に持っていた餅を二つに割って食べた、中からうまそうな餡が出る
てゐ「白黒はキノコ取りが好きなようで山では野生動物の勘を頼りに獲物を探し、道を選ぶそうな。
私の配下には当然妖怪でないただの兎もおりますから、それらにうまく騙してもらいましょう。
赤いほうはすでにこちらへ向かっているため、手頃な箇所でぶつける。
...どうでしょうか、師匠」
0097名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/29(土) 22:12:03.63ID:wRE6VsFA0NIKU
保守
0098名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/30(日) 00:56:59.91ID:s4nrKRsj0
永琳「ぶつけて、うまく戦ってくれる保証はどこにある」
てゐ「それこそ、この策の妙です!
実は紅白は今胡散臭い妖怪の助けを借りているのですが、この妖怪なんとわざわざ我らの拠点を見つけて乗り込むために夜を不自然に長くしておるのですよ。
莫迦なことをするものですねぇ
後は白黒が紅白どもを異変のもと、と早とちりして攻撃するのを待つのみ。
それでも入ってきたしつこい敵は、まあ、鈴仙にでも任せましょう」
輝夜「よし、とりあえず奴らが中に入ってくるまでは安心だね」
0099名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/04/30(日) 21:04:29.76ID:s4nrKRsj0
一方の魔理沙はアリスと一緒に来ていた
険しい道は野の動物の道案内に任せるというてゐの予想に沿って...

魔理沙「きっとあっちだぜ!」
アリス「それにしても随分ウサギが多いな」
魔理沙「人形も多いけどな。早く夜を終わらせないとますますおかしくなるぜ」
アリス「待って待ってそっち人間の里」
魔理沙「確かにこの辺に里があるはずだが、見えないな」

そうこうしている間に見張りに見つかってしまう
慧音(男)「この里を襲う気だな、妖怪め!
生憎私が隠したから入ることはできないぞ」
魔理沙「違うよ、野ウサギに道案内してもらった結果がこれだ」
慧音「......ん〜、やっぱり怪しいから追い返す!」
0101名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/01(月) 00:26:42.00ID:/3ezpOck0
さあ、主人公達の道筋に話を戻そう

霊夢「なんだよ、やっぱり誰もいない」
紫「焦るな、今夜は長い」
霊夢「目の前に長くしてる人がいるんだが」
リグル(男)「フォォォ〜ウ!!
年に数日のオイラが輝くシーズン到来なんじゃあ!シケたツラで突っ立ってんじゃねーぞ人間さんょぉ!」
紫「終わったら酒くらいは振る舞うよ」
リグル「オレを無視するたぁいい度胸だな!
覚悟してフィーバー!していってね!!!」
霊夢「こいつホウ酸団子効くかな?」
紫「そんな面倒な物作らなくてもスプレー貸すぞ」
リグル「ゴキブリじゃねえ蛍だよ!」

おもに季節的な理由でノリッノリのリグルとぶつかっていた!
0103名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/01(月) 20:15:35.49ID:/3ezpOck0
>>102
そういう解釈もできたか!
RGは入れられれば...ですね



どちらかといえばお空や衣玖サーンがしそうな空に指を突き立てたポーズを取るリグル
するとどうしたことか、その指先が蛍光し、虫の群れができた

おびただしい数の蛍がスポットライトのようにリグルを真上から照らしている

リグル「灯符『ファイヤフライフェノメノン』!」
虫が自由に飛び回るように様々な方向へ光弾が散る!
しかし霊夢や紫の様に戦い慣れていれば弾が多いくらいなら大した問題にはならない

霊夢「そいっ!」
簡単に相手の正面を取ってお祓い棒を打ち込む
霊夢「ただの虫に構ってないで進むぞ」
0104名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/02(火) 18:52:29.60ID:mUtSaD4j0
霊夢が立ち去ろうとした瞬間、リグルから異様な妖気が放たれた

リグル「...さっきは遊びすぎた。
かつては虫妖が最も恐ろしい妖怪だったことを知っているか、人間
そのゆえんを示してくれる」

リグルの脚がメリメリと音を立てて発達し
膝関節の内側にはトゲの列、皮膚が昆虫の殻の様な硬くかすかに光沢のある黒に変わっていく
羽は薄く長い透明な物と黒の物が一対ずつ、頭の触角も節が目立つようになった

そう、時に大量発生し農地を荒野にさせる
飛蝗の姿だ

リグル「蝗符『アバドンコラゾニン』」
バッタの脚力を活用し高くから飛び蹴りをする
間一髪で避けたものの、地面にクレーターができた
霊夢「一発食らったらそれで終わりだな」
リグル「まだまだだ...そろそろ皆が来る」

リグルは戦いながらバッタの群れを呼び寄せていた
0106名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/02(火) 23:39:28.51ID:mUtSaD4j0
>>105
不意打ちはライダーとしては卑怯かな...



黒雲の様なバッタが押し寄せる
紫「やはりこいつらも災いを起こす時の姿か」
リグル「そう、この黒いバッタはなんでも食う」

バッタと聞けば、緑の物を思い浮かべる人も多いはずだが、必ずしもそうではない
こうして大量発生したバッタは黒い体で凶暴なのだ

紫「ちょっと面倒なことになったな」
二人は群れを迎え撃ちに近づいた
スキマで吸い込んでも余る分を霊夢がチマチマ撃ち落とすが、それにしても数が多い

リグル「遅いぞ!」
二人を追おうとしたリグルが地を蹴った時、その脚が凍った
リグルが驚きの余り能力を弱めてしまったので、連れてこられたバッタ達は群れを解き
いつもと同じおとなしく野草をかじる姿に戻っていった
0107名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/03(水) 21:13:59.86ID:wjC40p6F0
リグル「あぁーバッタ、待てえ」
チルノ「それより自分の足を解凍したら?」
リグル「言われんでも!」
足を振り回し地面に叩きつけ氷を砕いた
しかしリグルも虫である、冷えれば力が入らない

群れが散らばったのでリグルの所に戻った紫と霊夢も意外な助っ人に気づいた
霊夢「チルノ!?」
紫「まさかこんなところで」
チルノ「急いでるんでしょ、早く行って!
俺なら変温動物のこいつとは相性がいいはず」
霊夢「ありがとう!任せた」

霊夢達が去った後の決着はあっけないものだった
リグルは寒すぎて早々に降参したらしい
チルノ「やっぱり俺って最強だ!」
0108名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/04(木) 20:03:46.28ID:N5Mdd7+40
てゐの策にもハズレがあった
それは妖怪のような人間以外の勢力がこれほど多く立ち上がるとは思わなかったことだ

幽々子「妖夢〜お腹すいた」
妖夢「仕方がないですね、ちょうど良くそこに屋台があるので寄ってみましょう」

人里から離れた所に、場違いな屋台
そののれん、「ろうれらい」

ミスティア(男)「お二人さん、いらっしゃい!」
幽々子「急に腹が減ったもんで、何か思いっきり力がつくような料理ないですかね?」
ミスティア「もちろん!それなら是非当店イチオシ八目鰻丼大盛りですね。
そちらの銀髪のお侍さんは?」
妖夢「軽めのものを」
ミスティア「なら、八目鰻で串焼きを一本でいかがでしょう」
妖夢「それでお願いしたい」
ミスティア「どうもっ!少しお待ちくださいね〜」
0109名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/05(金) 13:52:17.04ID:+udEVQQ100505
普通の鰻の蒲焼きとは違って、一口大に切られた八目鰻の肉が串に刺さっていく
それにタレを塗って炭火の上で焼いていくのだが、見た目はまるで焼き鳥だ
妖夢には一本をそのまま、幽々子にはご飯を盛った丼に数本分さっと串を抜いて完成する

ミスティア「へいお待ちどう!」
妖夢「焼き鳥に見えるのですが...」
幽々子「普通の鰻とはだいぶ違うけど、旨そう」
ミスティア「その通りです!
八目鰻は鰻の名前こそありますが、その味わいも見た目も鳥肉に近いものがありますよ。
しかも夜目が効くようになる、今夜忙しそうなお客様にはぴったりかと」

早速食べ始めた幽々子が問うた
幽々子「なるほど羽があるあたり、鳥妖怪か」
ミスティア「ええ、同族を食料にされないためのせめての工夫です」
妖夢「では人間は食べない?」
妖夢も少しずつ鰻を食べている
ミスティア「昔は、妖怪になってすぐは当たり前に食べてましたね。
今は、こんなに美味しいものがあるから」

結局妖夢が喋りながら串一本食べる間に、幽々子は丼大盛りをおかわりしていた

食べ終わって、二人はまた出発する
妖夢「なんというか、今日は平和ですね」
幽々子「気を緩めちゃいけないよ、妖夢」
妖夢「はい」
0110名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/05(金) 20:56:50.06ID:+udEVQQ100505
ミスティア(さっきの桃色の髪のお客さん、すごい食べっぷりだったなあ...
そして、ああいう心の底から美味しそうに食べる人を見ると、僕にこの商売の道を示してくれたおじさんを思い出す。
雀から妖怪になったばかりの頃は、酷い事をしたからなぁ)
雀というものは古来田を荒らすため人に憎まれ、しつこく駆除されたこともある
そしてミスティアは妖怪になって間もない時は、その復讐に命を注いだ
目についた人間を食い尽くそうとしたのだ
そんな時、ある男に会った
−−−−−−回想−−−−ー

ミスティアがいつも通り、人間を捕まえた時のことだ

男「待て、なぜお前はそれ程多くの人を食う」
ミスティア「そんなの決まってるだろ、僕が妖怪だからだ」
男「なら、俺も最期に頼みたいことがある」
ミスティア「なに?」
男「俺の料理を食ってくれ、それから俺を食え」
ミスティア「なぜ」
男「もちろん、俺が料理屋だからだ」
0111名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/05(金) 23:18:22.76ID:+udEVQQ10
そう言うと、男は引っ張っていた台車から七輪と八目鰻の肉を出して、ミスティアの前で香ばしいタレをつけ焼いてみせた

男「そろそろだな、よし食え」

ミスティアがおそるおそる八目鰻を食べると、魅力的な味が口に広がった

ミスティア(ひょっとして、何かを『美味しい』と思って食べたのは...
これが初めてじゃないか?!)
この感動はミスティアに新しい生き方を選ばせるには充分な刺激だった

男「いい顔してるじゃねえか、もっと欲しいか?」
これがきっかけで、ミスティアは八目鰻の屋台をおじさんと一緒に始めましたとさ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ミスティア(気づけばずっと昔のことだけど、
あのおじさんがいなかったら、今の僕はありえない。
有り難う、おじさん)
ミスティアには、今日の空がいつもより綺麗に見えた。
ミスティア「さあ、何か歌おうかな、超音波攻撃」
鼻をつまんでから、息をピー!
......異音や能力つきの歌を思いつきで発するのは悪い癖である
0112名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/06(土) 21:08:44.13ID:6l9gjvRF0
ちなみに魔理沙たちの慧音との対決は少し長引いた
何しろ永遠亭に住んでいない永夜抄メンバーの中では妹紅の次に強いのだ
白沢化していないだけマシではあるが...

慧音「寺子屋を受け持つとともに弾幕科と格闘科の講義を立ち上げた私に勝てると思うか!」
魔理沙「へー、じゃあもし俺達が負けたらぜひ入れてみてくれ」
慧音「良かろう!まずその性根から叩き潰してくれる」
アリス「叩き潰したら余計悪化するんじゃ?」
慧音「屁理屈はそこまで
産霊『ファーストピラミッド』」
魔理沙「最初の敵にしては混んでる弾幕だな」
アリス「行けっ!」
アリスの人形が小ささを生かし弾の隙に潜って進む
今日連れてきたのは重厚な鎧と盾の騎士風な姿のもの、武器はランスで、どうせ飛ぶのだから関係ない気がするが、馬にまたがっている
アリス「追いついてないだけで、人形はまだまだくるよ」
魔理沙「ちょい前にヘリとか戦車出してた奴のデザインじゃないぜ」
アリス「この方がかっこいいじゃん」
0113名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/09(火) 16:30:21.96ID:VO694oud0
保守
0114名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/09(火) 19:49:28.41ID:VO694oud0
しかし、慧音の手刀が騎士人形を打ち落としてしまう
慧音「ランスは刃を持たず、尖った先端に力を集める槍だ。
途中の部分を正確に叩けば無傷で折れる」
ランスの折れた人形達が逃げ帰るのを見て、魔理沙も攻撃した
魔理沙「スターダストレヴァリエ!」
星型の弾幕が飛んでいき慧音を圧倒!
アリス「今度はこれでどうだ!」
弓を担いだ軽装兵が一斉に射かけていく
魔理沙「爆弾人形使わないのか?」
アリス「あれは最後の手段にしないと人形がもったいない。
僕はお前みたいに力でごり押しはしないんだよ」
魔理沙「なに!バカ呼ばわりしやがって」
0115名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/09(火) 19:50:19.76ID:/AuYqfdx0
期待
0116名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/09(火) 21:15:59.82ID:VO694oud0
>>115
ありがとうございます

慧音「しゃべっている余裕は...あるか...?」

かなりひどく食らったように見えるが、まだ戦う気だ、一気に二人の前に飛んだ

魔理沙「しつこいぜ、マスタースパーク!」
真正面、ほぼゼロ距離のマスパである
もう、決着だ
慧音「...くそ、満月なら戦えたのに」
魔理沙「狼男か?どう見てもただの人間だが」
アリス「魔理沙、その人は半分妖怪で半分人間だよ」
魔理沙「中途半端だなぁ」
アリス「人間のくせに魔法覚えてるお前とはおあいこだ」
慧音「そうそう、夜がずっと続いてるのはなんでなんだ?」
魔理沙「だから俺もアリスもそれを探してるんだって」
慧音「あー、そうか、すまん。
それならあの竹林が怪しい」
魔理沙「よっしゃ、これで解決に一歩近づいた」
アリス「待って、追いついてない人形がいる」
魔理沙「いやもう行列なんだが」
アリス「君と二人乗りなんてしなければキッチリ連れてこれたさ...
よし、大体来たぞ。竹林に入る前に陣形作る」
魔理沙「...やりすぎだぜ」
アリス「威圧用に作ってみた」

大きな盾を担いだものや投石器隊も来た
人形サイズであることを除けば、間違いなく中世あたりの軍である。
0117名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/10(水) 20:30:20.31ID:EpJJjDoh0
紅魔勢もフランや小悪魔のコウモリが異変の元を調べるために飛び回り、迷いの竹林周辺が怪しい、と気づいていた
それからレミリアと咲夜が出発する構えをとった
ちなみに移動の所要時間はゼロ
咲夜が指を鳴らす間に済んでしまった

咲夜「ご主人様、着きましたよ」
レミリア「うー、そこまで急がなくても...」

さすがのレミリアも驚いてしまう
咲夜「時間は私がいくらでも作れますが、だからって無駄にしていいわけではありませんそうだ、万が一やられたら攻撃が当たる何秒か前に戻して再戦しましょうか?」
レミリア「反則すぎ」
咲夜「いいんじゃないでしょうか」
レミリア「これ以上時間の流れをややこしくするな」
咲夜「さあ、また時間を止めてこの中に入りますよ」
0118名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/11(木) 19:03:50.32ID:wt7PSw0e0
レミリア「ついたね」
咲夜「ここからはご主人様もご一緒の方がよろしいかと。妖気は漂っていませんか?」
レミリア「近くにはない」
咲夜「それにしても部屋が多い。いつもどうやって手入れしていることやら...
一つずつ見ていきましょう」



鈴仙・優曇華院・イナバは永遠亭の長い廊下に続く全ての部屋の扉を封じる司令を受けていた
数歩歩くとすぐ次の扉、なかなか終わらない
鈴仙の動きに合わせて、暗い廊下に響くカチャカチャという音を立てるのは腰に下げられた拳銃だ

といっても撃つ機能のない模型である
鈴仙は指を銃の形に組むと魔力の弾幕を出すことができるが、それではどこか間抜けな感じがするため、わざわざ永琳に買ってもらったのだ

鈴仙(男)「...まだ、侵入者はいないな」
咲夜たちには気づいていない
0119名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/11(木) 19:16:11.78ID:ta+Xub6I0
幕間の異変

影狼『ぐ・・・ぐるるるる』
満月の狼が闇の中で唸っていた・・・もとい、空腹に耐えていた
通常ではありえない、危険すぎる状態である

蛮鬼「影狼ちゃん、ご飯食べにいこ♪」
影狼「あ・・やっぱ行くわ; なんか夜が長くね?」
小傘「お夜食は別腹なんだよっ」

異変でも何でもなかった;
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2017/05/11(木) 20:37:39.97ID:wt7PSw0e0
>>119
わかさぎ姫もチルノが留守になってた間変化があったのだろうか...


二番目に永遠亭を見つけたのは冥界勢
幽々子「ここだね」
妖夢「強固な結界ですが、斬れます。
はあああああ!」
気迫鋭く楼観剣と白楼剣を抜き放つ
妖夢「少し離れていてください」
一二発ではビクともせず、何度も切り込んでいく

しばらくしてやっと通れるくらいの穴が開いた
妖夢「さあいきましょう!」
幽々子「こんなに順調に進めて本当にいいものだろうかなぁ〜」
妖夢「何言ってるんですか、早くすませて帰りますよ」




さて、人形の大部隊を連れたアリスと魔理沙であったが、何かの気配を突如感じ取る

がさがさと背の低い竹をかき分けて出て来たのは、なんと霊夢であった

魔理沙「霊夢!お前なかなか見かけないと思ったらこんなところにいたのか?」
0121名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/11(木) 23:44:30.34ID:wt7PSw0e0
霊夢「宮司が異変解決して何がおかしいんだ。
俺だって好きでこんな竹林にいるわけじゃない」

このまま合流するならいつも通りだった
しかし...

アリス「ちょっといいかい?
霊夢、なんで君紫まで連れて来てるんだ」
紫「この異変は霊夢一人じゃちょっと荷が重いから、私も手伝っているんだよ。
何か悪いか?」

胡散臭い妖怪を連れていたのが、今日の霊夢のまずい点である

魔理沙「...なあ、昼と夜の境界くらい紫なら簡単に変えられるよな。
たまたまお前らにぶつかったのも俺の勘が鋭くなってきた証拠!
紫が夜が終わらない異変の元で霊夢が手伝ってるんだ」
アリス「勘かどうかは置いといて、魔理沙が言ったのは有り得ない話じゃない」

紫「...そんなに勘繰られては白状してしまう方が楽だね。
そう、現に、夜を止めているのは私だ」
霊夢「おい!」


どこまでもてゐの策に乗せられた魔理沙には霊夢と紫が敵に見えたようだ
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2017/05/12(金) 00:27:02.52ID:i6WSA7gD0
保守
0123名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/12(金) 23:48:30.43ID:1yO9iJfi0
>>122
ありがとうございます


魔理沙「なんでお前が紫に協力してるのかわからんが、まず紫を倒せば目がさめるだろ!
早速マスタースパークを使ってやるぜ」

また太い光線が飛んでくるが、見慣れた霊夢には簡単に避けられたし、紫もそれに合わせた

魔理沙「馬鹿の一つ覚えだと思うな!」

霊夢が避けるであろう方向へもう一本スパークを放ったのだ

魔理沙「挟み撃ちだぜ」

霊夢「結界!」
紫「それには及ばないよ、こっちだ」
二人はスキマに入った

魔理沙「卑怯だろ!」
アリス「そうかな、移動の一瞬前にスキマが現れるから、そこを狙えばいい」

スキマは魔理沙の後ろにでき、それを予測していたアリスの人形が集まっていく

霊夢達が出た時にはすでに多数の人形の攻撃を食らっていた
0124名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/13(土) 13:01:24.59ID:OfX9nWI90
霊夢「しつこいな!」
ちょうどよく持ってきた陰陽玉が人形を振り落とすが、数が多すぎる
紫はスキマを出そうとするが、アリスはそれを飲み込まれる分があるのを覚悟して人形の群れで塞ぐ作戦に出た

アリス「威嚇のつもりで引っ張ってきた大軍がこうやって役に立つとは」
魔理沙「ちょうどよく押しとどめてくれてるな。じゃあ撃つぜ、撃ってどんどん動きまくる。
魔符『ファイナルスパーク』!」

今度のスパークは思い切り命中した

霊夢「近くで当たると意外といってぇなこれ!」
紫「くそ、なかなか相性のいいコンビだな、こいつら」
霊夢「だいたいなんで『私が夜を止めた』なんて言っちゃうんだよ、事実だけど」
紫「そりゃあこの異変、魔理沙に勝って余りあるくらいじゃないと解決は難しいとふんだからだ」
この二人が負けるのも珍しい
仕方なく帰って行った
0125名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/14(日) 00:40:03.21ID:jWadt/hZ0
魔理沙「さぁ、夜が明けるはずだ」
アリス「いや...そうでもないな。
霊夢達はこの異変に関係なかったかもしれない。
あの屋敷から妖気が漂ってくる。
それに...今になって気づいた。月の形がおかしいんだ」
魔理沙「俺には普通に見えるが?」

アリスは突然しばらく考え込んだ

アリス「本当にわずかな歪みなんだよ。
元は人間だった僕には分かりにくかったけど、きっと紫には一目で理解できただろう。
だからこの月が沈んでしまわないように夜を止めた。
...これは、別の誰かが月をいじったんだと思う」

魔理沙「じゃああっちが犯人の居場所か。
目標変更だぜ」
アリス「切り替え早ッ!」
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2017/05/14(日) 09:55:20.80ID:jWadt/hZ0
永琳「若君、穢き所にいかでかひさしくおはせん。
この永遠亭の一番奥にいて下さい、すでに敵が入ったと、てゐの兎が知らせに参りました」
輝夜「わかった。永琳はどうする」
永琳「こちらの守りを固める最後のひと仕上げを致します」
輝夜「頼んだよ」



こうして、竹林で霊夢と魔理沙達がいらない衝突を起こした間に紅魔勢がてゐと、冥界組が鈴仙と戦っていた


てゐ「そこで何をしている!」
咲夜「家捜し」
レミリア「隠さないんだな」
てゐ「嘘を吐く盗人は普通だが、態度の正直すぎる盗人は大抵なにか腹がある。
これわしの経験則な」
レミリア「お前ガキに見えるけど?
ちなみに俺は500年生きてる」

その数字を聞いて、てゐは吹き出してしまった
咲夜「妖怪の年齢は見た目ではわかりませんよ、ご主人様」
てゐ「おお、甘い甘い。
わしは神代より生きておるぞ。鮫を騙してその背を渡り海を越えたこともある。
この幻想郷にはない海を知っているのだ」
0127名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/14(日) 14:06:59.21ID:Uz5gg2Xn0
移動中の幽霊の小話

幽々子「虫の音が変わったな・・気が付いているか?」
みょん「うーん、わかりません; さっき後頭部に一発くらって、どうも音が・・・」
幽々子「流れ弾? そういう運の悪い日は、うちに帰って寝てるのが上策だよ」
みょん「なんか、みんな殺気立ってるんですよね?妖精とか・・あの超音波攻撃、誰なんだろ」
幽々子「え〜w お礼参りってやつですか〜 意外と執念深い性格なんだね」
みょん「行きませんよ! ってか幽々子さま、その串団子どこから持ってきたんですか?!」
幽々子「さっき兎さんからもらったよ・・いい奴らだね」MGMG
みょん「へんなもの食べて、お腹壊しても知りませんからねっ」
幽々子「みょんも食べる? なんかすごく元気が出てくるよ、これ」
みょん「それじゃ私もw」

ところでこの団子・・・薬入ってないだろうな・・・;
0129名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/15(月) 20:14:57.96ID:A6u0JSnM0
>>127
何かあるかもしれませんね、タダほど高いものはない

>>128
持ち運び不便でも皿の方が綺麗ですね






咲夜「因幡の白兎気取りか」
てゐ「そうそう、わしが因幡の白兎その人じゃ。
いや、兎だな。さ、企みを白状するがいい。
場合によってはこのまま返してやるから」
レミリア「この月を歪めたのはお前らだろ?
早く元に戻せ」
てゐ「そうきたか。ならば許すわけにはいかん」
レミリア「我々も許してもらう気はない」






妖夢「それにしても長い廊下ですね」

いつまでも終わらない長廊下の途中に立ったのは鈴仙だ

鈴仙「この屋敷の扉は全て閉めた。
もう誰も若君を連れ出すことはできないよ」
幽々子「ああやっと怪しい奴が出た。
妖夢さっさと斬ってしまえ」
妖夢「はい、もちろん」
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2017/05/16(火) 07:46:14.78ID:udSgk6KW0
鈴仙「何だ、幽霊か。
さっさと帰るか成仏しろよ」
妖夢「そうはいかない。
お前がこの月の異変の犯人なのだろう?
そうなら当然斬るし、そうでなくとも邪魔立てした時点で容赦なく斬る。
そして先へ進むのみ」

鈴仙「月の異変?
ああ、ここを地上からも月からも切り離す計画か」
幽々子「そう。
あれは危険だから、すぐにやめてもらおう。
さあ妖夢、斬れ」
妖夢「はい」

そこへ永琳が奥から出てきた
永琳「あれ? ウドンゲ、もうお迎えか。
ここまで来れるはずないのに」
幽々子「妖夢、あいつも斬れ。
それに、冥界にお迎えするのは幽霊でも亡霊でもなく死神だよ」

鈴仙は、月の元軍人で逃亡兵である

妖夢「ちょっと無理やりじゃないですか?」
永琳「異変の犯人なら私だ。若君とこいつを守るためのね」
妖夢「じゃあお前を斬ればいいのか?」
永琳「そうだが今は駄目だ、まだやることがある。
ウドンゲ、必ず追い返せ」
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2017/05/16(火) 20:37:00.97ID:udSgk6KW0
>>131
永夜抄にはパチュリーいないので、もうちょっと待っててください


鈴仙「Yes,sir.」

言うが早いか腰の銃を抜いた鈴仙の構えはやはり実戦を潜った者のそれだ
武器が模型であったとしても

鈴仙「...僕の目を見て、正気を保てると思うな」




てゐは長いきねを持っている
あれを振り回せばかなりの威力を持つであろう、永遠亭の廊下は広く、長ものを使えなくすることもない
咲夜「先手必勝です、ご主人様」

時間停止中にナイフを投げるいつもの戦法!
てゐもこれでは敵わないかと思いきや...

てゐ「甘いわぁ!」
きねを大きく回転させ、ナイフをことごとく弾いた

レミリア「チッ、タチの悪い武器持ちだ」
レミリアは魔力を集合させた槍できねを破壊するつもりのようだ
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2017/05/16(火) 22:53:56.24ID:udSgk6KW0
てゐ「よし、弾幕も出せることを教えてやろう。
『エンシェントテューバー』」
幸福を表す四つ葉のクローバーを描く弾幕だ!
咲夜とレミリアはその四つ葉の内と外に分かたれることとなった

レミリア「咲夜、ここは俺に任せろ。この奥にさらなる敵がいることは間違いない。
そこへ行くんだ」
咲夜「承知しました」
指を鳴らすと共に咲夜の姿は消えた

てゐ「待てっ大道芸人」
レミリア「おいおい...スカーレット家当主である余の執事をピエロ呼ばわりとは、非礼を詫びてもらいたいね」
てゐ「短刀投げなど、卑俗の技であろう」
レミリア「...はぁ、彼は時間に関わる能力を持っているんだよ。
ナイフ投げはその使い方の一つに過ぎない」
てゐ「そうか。
しかし主が必ずしも従者に戦いで勝てる必要はない、お前単体では弱いかもしれんな」
レミリア「ぜひ、その目でお確かめあれ」
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2017/05/17(水) 20:31:07.99ID:qvMllw3J0
少年チャンバラ中...

レミリアのグングニル(投げてない、手に持って使用)がてゐの手の甲を軽く叩いた

レミリア「よし、俺の勝ち!」
てゐ「待て待て、安全に極力配慮した剣道という外の世界の棒を使った戦い方では、二回相手の体に命中させて初めて勝ちというのは知っているか?」
レミリア「ルールの後出しは卑怯だ。
しかしいいだろう、ならもう一度すぐに打ち込んでやる」

てゐ「おっとっと......忘れていたわい。
剣道には命中部位の名を叫んで宣言する、という掟もあっての。
今のなら甲冑の籠手にあたるので、『こて!』
頭なら『めーん!』、胴なら『どう!』
...といったところだな。
ま実際は勢い余って奇声を発する者も多いが、というわけだから今の攻撃は無効ですぞ貴族どの」

レミリア「ますますあんたが食えない奴だってことがわかったよ、うさぎの爺さん」
てゐ「しかし疲れたな。
ここらで今日の仕事は休みにしても良さそうだ」
レミリア「じゃあおやすみ爺さん。
俺は咲夜を追わないと」
てゐ「うむ、行ってこい。
あと爺さん爺さん言うな、わしはてゐだ。
因幡てゐ」

しかしレミリアが屋敷の奥に着いた時は後述する戦いはすでに終わっていた
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2017/05/18(木) 00:35:30.05ID:KyjGj8YZ0
魔理沙とアリスが永遠亭に着いた時は、妖夢の斬った結界は上書きされ、壊すのに手間がかかった

魔理沙「なんでただの屋敷の壁にマスタースパーク撃ってるんだ...」
アリス「くそっ硬い!」
人形の投石器隊は武器に事欠かず、次々落ちている石を発射
弓隊は射かけ、歩兵は槍の柄で叩き壊そうとするが全く効かない

その時、指を鳴らす音が聞こえて、咲夜が現れた、永琳に向かって進んでいる間に二人のいる場所を通りかかったのだ

咲夜「この結界はどういうわけか時間停止中なら潜れる。
ついてこい」
魔理沙「咲夜なんで」
咲夜「話はあと。あの月を直すんだろ」

こうして、八人が立ち上がり最後に戦うのは三人であった
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2017/05/18(木) 18:13:39.81ID:KyjGj8YZ0
鈴仙「マインドシェイカー!」
幽々子「妖夢、そいつの目を見るな!」

幽々子は扇子を広げ目を守ったため無事だったが、妖夢は遅かった

妖夢「......」

妖夢の目も紅くなっている
そして刀を幽々子に向けてきた

幽々子「血迷ったか」

しかし幽々子は妖夢にいつも稽古をつけてやるほどの力量があることを忘れていないだろうか
その扇の骨は鋼、幽々子の手に操られれば敵の得物の刃を砕き、刀でいう峰打ちを放つことも容易い

幽々子(うどんとか言った...あの兎の目さえ見なければほぼ大丈夫なわけだな)

鈴仙が妖夢の背に隠れる位置を狙って、弾幕の隙をかいくぐりつつ立ち回る
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2017/05/18(木) 19:13:20.82ID:KyjGj8YZ0
鈴仙「従者が敵になってビビってるのか。
あんまりチンタラしてると斬られるよ!」

ハナから鈴仙の挑発など耳に入らない幽々子は両の扇子で楼観剣と白楼剣を受け、空いた足で妖夢を蹴った

そのまま妖夢の頭上に飛び上がり、扇子で目を隠しつつ弾幕を放つ

幽々子「死蝶『華胥の永眠』」

無数の光の蝶が飛びかかる

鈴仙「目ぇつぶって戦える奴があるかよ!」

正気に返った妖夢が渾身、鈴仙の光弾を刀で叩き落とした

妖夢「...儂はこの通りだが、幽々子様の本気をよく見ておけ!
うどんの兎!」

妖夢はふた振りの剣を幽々子に渡した

幽々子「これを使うのは久しぶりだ。
妖忌さんが出て行ってからずっと妖夢のだったからね。

妖夢、これが本当の現世斬だ」

目を固く閉じたままの幽々子が気配で鈴仙を感じ取り、素早く刀を振るう

鈴仙「ぐはあっ」
幽々子「安心しろ...峰打ちだ。

さあ行こう」


ただ、冥界組も永琳のところに着くには遅かった
途中で食べたあの団子がなければもっと早くかたがついただろう、てゐの指示で一時的な力が増す代わりに持久力を著しく損なう薬が入っていたのだ
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2017/05/18(木) 20:36:07.93ID:KyjGj8YZ0
魔理沙「やっと着いた、馬鹿みたいに長い廊下だな」

さあ、最後の敵の登場だ

永琳「よくここまで来た。ご苦労さん。
しかしよく周りを見てみろ、あそこは屋敷の出入り口。
もう外だ」
アリス「何?」
永琳「うちには身を隠したい人が二人ほどいてね。
ここを地上からも月からも切り離された密室にしたい。
だから昔の歪な月を媒体に術をかけたんだ」
魔理沙「こういう頭のおかしい奴はだいたい月からきてるもんだが、どうなんだ」
永琳「そう、私もその匿いたい二人も月出身だ。もう帰らないがね」
アリス「ふざけるな!
あの月が出す被害を考えたことがあるか」

咲夜は黙って何かを考えている

永琳「まあまあ、あの月は朝になったら沈む。それでいいだろう。
我々が月にかけた術は永遠にそのままだが」

魔理沙「じゃあ手遅れか...?」
永琳「そうだ」

歪な月は発する魔力が正常な月とは違う
これが妖怪に、つまり幻想郷に及ぼす害は計り知れない
幻想郷は、月の勢力の前に敗北した
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2017/05/19(金) 00:00:13.55ID:y+rVhEgR0
保守
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2017/05/19(金) 00:03:54.51ID:y+rVhEgR0
そこで突如咲夜が指を打ち鳴らした
そして...全てが止まる

咲夜「ああ、ダメだったよ」

今度はビデオテープを逆再生した様に時間が遡行して行く

咲夜だけが動ける世界だ
ついでに画面の向こうに言いたいことがあるらしい

咲夜「話をしよう。
これは永夜抄にfinalAとBがあることを表現する演出だ」

海の中の様な輪郭のハッキリしない空間の中で、ずっと昔のことを思い出しているかのような様子で咲夜は語る
咲夜「何しろ最初のクリアでは、てるよ、ニート、いや、たしか......そう、輝夜!
あいつが出てこないからな、最初から出ていれば......ま、いいゲームだったよ」
0141名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/19(金) 13:47:32.58ID:Fsau84Cm0
れみりあ、そんな装備で大丈夫か?
???「大丈夫だ、問題ない」
0142名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/19(金) 19:38:07.54ID:y+rVhEgR0
>>141
一番いいのを頼む!


時間は、結界組が最初の戦いを終えたあたり
咲夜達は屋敷の探索中で、幽々子と妖夢は永遠亭に向かう途中だ


二人は藪を掻き分けていた
霊夢「紫、怪しいのは竹林で間違いないんだよな」
紫「そう。ここをしばらく歩けば到着するはずなんだけど...ちょっと待ってくれっ!」
霊夢「どうした?」

紫「緊急事態だ、漏れる!」
霊夢「...なんでこんな時に」
意外である、拍子抜けしてしまっても、まあ無理はないだろう
紫「先行っててくれ」
霊夢「はいよ」

ちょうどこの時に、霊夢は魔理沙・アリスと合流したため、紫が原因で疑われることは全くなかった

さて、紫は

紫「やれやれ。
彼の力を借りるなら腹を下す方がまだ良さそうだ」
スキマに潜って何処かに消えた
0143名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/19(金) 20:23:26.47ID:y+rVhEgR0
そういうわけで、永遠亭の正面には
霊夢、魔理沙、アリス、妖夢、幽々子が集合することになった。

そして既に侵入した紅魔勢の対応はてゐに任され、鈴仙が屋敷の外まで応戦することとなった

鈴仙「この結界を超えさせはしない!」

二丁拳銃から次々と弾幕を発し一歩も近寄らせない構えだ
しかも少しずつ正気が損なわれ、弾幕がぐにゃぐにゃと歪んで見えるのである

霊夢「見えない...」

これでは何人集まろうと不利は明らか

そんな時、はるか上空から漆黒の魔弾が降り注いだ
永遠亭に着弾したそれは、アメーバの様に形を変えて結界を溶かして飲み込んでいく
結界が消えたところで、それは消えた

鈴仙「なんだあれ
月にも月に旗を立てにきた地上人の道具にもあんなものないはず...」
鈴仙も怯えるあまり能力を解除した
0144名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/19(金) 23:24:54.86ID:y+rVhEgR0
これにより妖夢と幽々子が鈴仙を押し留め、他三人が素早い侵入に成功する


この異常事態の元は、上空に舞台を移せばわかる

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
月に異常があろうとなかろうと、宵闇の妖怪がする事は、ほとんどふよふよ飛ぶだけだ
そんな彼の元に意外な客があった
紫「やあ、お久しぶり」
ルーミア「なんだよ紫か。
いきなり何の用だ」
紫「あの月、直しに行こう」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


そう、霊夢から離れた紫はルーミアを呼んでいたのだ
お札によって力を弱められなければ、ルーミアは闇の力による破壊をもたらす

紫「いやあ、久しぶりだね。
君にこうやって力を借りることになるとは」
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2017/05/20(土) 08:42:02.20ID:LvdUqKNX0
ルーミア「コレ以上俺ノ目ヲ覚マサセルナ...ソウ言ッタハズダ」

いつも背が低いルーミアは紫の隣に立っても劣らない成長した美青年の姿になっている
しかし、声だけは地の底から響いているかのように禍々しい

紫「私にとってもこれは最後の手さ。
君の力を解放するのは危険が大きすぎる」
ルーミア「アア。
俺ガ抑エロト頼ンダノダカラナ。
最後ニコウシテ組ンダノハイツダッタカ...」
紫「もう、休んでいいよ」

そう言って紫はルーミアの頭上で天使の輪のように浮いている紅いマフラーを取って、優しく巻いてやった

ルーミア「はー疲れた。
紫、月の異変はなんとかなりそう?」

早速元の調子に戻っている

紫「君のおかげでね、相棒」
ルーミア「もう眠い。
お前が連れてきたんだから、僕を寝床に運ぶくらいしろよ。
場所は魔法の森で魔理沙の家も近い......zzz」
0146名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/20(土) 12:15:28.65ID:HLpOQDws0
留守中の喜劇  パチュリーのブートキャンプ

   『More 1 Set!!』
パチュリーが『ビリーのブートキャンプ』を視ている
紅魔館に電気があるのは、肉体派魔法使いパチュリーのジムに必要だからだ
このDVD、アメリカの軍志願者を鍛えるノウハウで作ったとあるが、なかなか優秀である

   『More 1 Set!!』
壁一面の鏡と床に置いたモニタを見ながら、パチュリーと二人の小悪魔が体操しているのだが、
・・・不意に小悪魔の一人がギブアップし、やがてもう一人もやめてクールダウンに入る 
  パチュリーの目に賞賛が浮かぶ
紅魔館でインストラクターを務める二人だから、自分たちの体力は極めて正確に把握している
ビリーには日本語版と並行輸入の英語版とがあり、体格に適した運動量が設定されているのだから、
パチュリーの馴染んだ英語版では、小悪魔の体格からいってオーバーワークなのだ
だから、最適なときに『やめる』職人芸は、むしろ賞賛に値する

   『More 1 Set!!』
不意にパチュリーの動きが止まった   「咲夜さん、また時間を止めたな?」
軽い体操を続けながらも、小悪魔二人も異常に気がついたようだ
ものすごく微妙で、アスリートでなきゃ気が付きもしないだろう  小さな小さな時空震・・・

やれやれだぜ・・・せっかくの鍛錬なのに時間を戻されたら意味が無いではないか?
とはいえ、このDVDはメンタルを鍛える意味合いが大きいから、まったくの無駄ではない
パチュリーは巻き戻された時間を有意義に使うことにした

   『More 1 Set!!』
0147名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/20(土) 21:50:53.02ID:LvdUqKNX0
>>146
美鈴も門前で満水のかめを担ぐ修行とかしてそうですね



紫「立ったまま寝る人も珍しいが、飛んだまま寝る妖怪とは。
すまない!ちょっと急ぐんで雑になる」

ルーミアはスキマ経由で魔法の森に適当に送られた、まあ大丈夫だろう

紫「さあ、行かないと」






鈴仙「師匠、すみません」
妖夢「師匠?中にまだ誰かいるんだな」
鈴仙「ああ、僕よりもさらに強いお方だ。
きっとあいつらやられちまうんじゃないかな」
幽々子「それはどうだか〜。
紫もついてくると思うし」
鈴仙「ゆかりご飯なら食べるけど、紫って誰だよ?」
幽々子「紫がゆかりご飯なら君はうどんかな
なんとなく舌触りが良さそう」

幽々子の雰囲気はいつも通り
0148名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/21(日) 00:48:41.12ID:zoCVomaN0
妖夢「幽々子様、真面目な状況で食レポごっこはやめてください」
幽々子「わかったよ。やってしまえ、妖夢」
妖夢「御意」

妖夢が刀を抜いた!

鈴仙(くらえ...!)
鈴仙の目が紅く光り始めた。このままいけば妖夢は前回と同じ様に発狂させられてしまう!
しかし!

妖夢「何かの神話で聞いたことがある...。
昔、その様に目で敵を呪う魔物がいたが、ある英雄に退治された。というものだ。
どうやったと思う」

この時、妖夢は素早く刀を横に持ち、その刀身で顔を隠していた

妖夢「鏡だ!」

狂気の瞳は刃に映り、鈴仙の元に返ってくる
0150名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/21(日) 01:17:33.45ID:zoCVomaN0
妖夢「わずかに、スピードで、勝った...」
幽々子「甘いぞ妖夢。どこの世界に自分の毒で死ぬ蛇がいるものか」

そう、鈴仙は怯んでなどいなかった
鈴仙「やるじゃねえか。
僕は昔月で軍人みたいなことをやっていたが、これだけ速く動ける奴もそういない。
だが、これならどうだ!

ルナティック・レッド・アイズ!」

よくある全方位弾だが、前に撃った弾がしばらく残る
かなりしつこい弾幕になった!


幽々子が扇を広げ応戦しようとすると
妖夢「例え幽々子様と言えども手出しは無用です。
ここはこの妖夢に全てお任せを」

妖夢にはどこか決闘を重要視するたちがあり、当然幽々子はそれをよくわかっている

幽々子「よし、俺はここから動かずに見ている」
少し離れた所に下がって、そう言った
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2017/05/21(日) 09:59:23.74ID:zoCVomaN0
鈴仙「いいのかよ、かっこつけてさ。
そんな余裕がどこから出るんだ?」

この言葉は決して挑発だけを意味しているのではない
鈴仙は人間が月に進出することを恐れ、月の都を捨てて地上に逃亡した
そして、彼を拾ったのが永琳である
当然鈴仙はどんな手を使っても永琳の恩に報いたい、永琳を守りたい
なにせこの異変も実は輝夜ではなく鈴仙を匿うためなのだから

そのため戦いに不利な事をわざわざ自分からする妖夢の振る舞いに共感しかねるのだ

鈴仙(僕には逃げる余地は、後ろに下がることはもうできないんだ。
何とかしてこいつらを倒す)
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2017/05/21(日) 13:28:27.96ID:zoCVomaN0
妖夢「儂か?
ただ、正当な勝利でなければ誇らしいとは思わない。そして誇りを損なうことはしたくない。それだけだ。
相手が一人なら、同じく一人で臨む」

鈴仙「全くえらいな。
偽善者の答えだ」
妖夢「なにを言う!」
鈴仙「お前や僕がどんな性格だろうが、それはどうでもいいんだよ。
こんな話は大抵なにも生み出さない。
さあ、続けるぞ」

妖夢は迫る弾幕を斬りはらい、前進しようとするが、あまりに勢いが強く避けるのが精一杯だ

鈴仙「ほらさっきの調子はどうした!」
妖夢(くそっ、何か新しい動きが必要だ)

刹那、妖夢は閃く

妖夢「秘剣・妖々輪廻斬!」

鈴仙「なんだ...!?
あの速さは一体なにを?」
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2017/05/21(日) 15:17:57.06ID:zoCVomaN0
自分の撒いた弾幕で視界が悪くなっていた鈴仙には見えづらかったが、妖夢はこの時

自分の胴に半霊の尻尾を巻きつけては戻しを繰り返し、その勢いで回転斬りをしていたのだ!
ちょうど、妖夢の腰を軸、半霊をひもにしたヨーヨーと想像して頂けるとわかりやすい

そして、鈴仙にもその動きの詳細がわかる様になった頃、まず半霊の端が思い切り飛んできた
さらに完全に弾き飛ばされ終わる前に、二刀が立て続けぶち当たる

妖夢「峰打ちだ...一晩寝ておれ」
鈴仙「.........師匠...」
それだけ言うと、鈴仙は気絶した
幽々子「厄介な奴だったね」
妖夢「ですが、なぜだかまた手合わせしたいと思う相手でした。 指をご覧ください。
此奴は最後、皮がすりむけるほど引き金を握り、撃ちつづけた。
これは並みの忠誠でできることではありません。その点では敵ながら敬意を覚えます」

幽々子「そう...」

妖夢の雰囲気が少し昔と変わった様な気がする幽々子であった

妖夢「さあ、行きますよ」
0154名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/21(日) 19:16:09.98ID:zoCVomaN0
魔理沙、アリスと合流した霊夢は、永遠亭の中でここに着くまでのことを話した

霊夢「これは誰かが月を歪めてる異変なんだ。
で、紫のやつ急にいなくなっちゃって」
魔理沙「なんか用があるんだろ」
アリス「紫のことだからすぐ追いつくと思うよ」

そこに、向こうから二人組がやって来た

レミリア「む、霊夢じゃないか」
咲夜「こんばんは」


霊夢「二人も異変解決?」

レミリア「悪いのか?人間がなかなか気づかなそうだったから仕方なくついて来たのに」
霊夢「確かに俺は紫に言われてもすぐにはわからなかった」
アリス「僕と魔理沙はちょっと前にすぐ気づいた」
咲夜「ちょっと前にすぐってなんだ?」
アリス「月の話を聞いたのはちょっと前だけど、理解するのにかかった時間は霊夢より短いよ」
咲夜「聞くだけ無意味だった」

魔理沙「それで、なんでお前ら屋敷の部屋なんか探ってたんだ?」
0155名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/21(日) 20:48:29.19ID:zoCVomaN0
急に霊夢の顔色が変わった
霊夢「ひょっとして金目の物?」
レミリア「まったく貧民に話を合わせるのは苦労する。
もっと見取り図とか方向がわかる目印とかさ、望みの物は」
霊夢「もちろん冗談だ。それなら俺の勘だけど、あの部屋が怪しくないか?」

一同はその部屋に入ってみる、ただ部屋と言っても畳下の収納も可能に見えるし、押入れも当然完備されている

とりあえず霊夢が地袋を開けて潜り込んでみると、さらに向こうに扉が見つかった

霊夢「あった。でもこれじゃ取りに行けないな。
まるで兎くらいの動物のための入り口だ」

アリス「なら僕の人形を使おう」

人形達が扉をどけると、巻いて納められた紙があった
そのまま人形が紙を担ぎ出し、床に広げる

アリス「やっぱり。
ここの兎が万が一迷ってもいいように屋敷の図面をしまっていたんだな」

うどんげが扉を閉じそこなったせいで永遠亭が迷路のようにややこしくなったが、またそのおかげで地図が取り出せたのだ

図は遅れてくる妖夢、幽々子、紫のために廊下に広げておくことにした
0156名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/22(月) 06:44:38.23ID:T9JXSHEE0
永遠亭の最後の部屋
なぜか輝きに満ちているその部屋の中央で、姫と見紛うような出で立ちの王子が座っていた

輝夜「変だ...時間の流れがおかしい」
永琳は扉のすぐ前で警備に当たっている
つと窓の月を見上げてみると、自分が故郷にいた時から今までが思い返された

月の王子として生まれたが、窮屈な都での生活がどうにも性に合わなかったこと
特に王になることなど想像もつかず、継承権を捨てるために姫として振る舞った
また、そんな中地球は面白い場所だ、と話に聞いたこと

そしてついには教育係の永琳に頼んで蓬莱の薬を作ってもらい、飲んだ罪で地上へと送られたのだ


当初の輝夜の想像では、これで計画完了だった
0158名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/22(月) 20:26:36.37ID:T9JXSHEE0
>>157
ありがとうございます!


月の使者が迎えにくるまでは...

ーーーーーーーーーーーー−−−−−−−−


地上人を無駄に怯えさせないように配慮された牛車のデザインの宇宙船が帝や貴族の集めた武士達の体を念力で止め、強い光と音で感覚を遮断してしまう
なんともないのは輝夜と、すぐそばにいた翁、嫗
それに使者達だけだ

輝夜(私は一体、なんのために、こんなことをしたのだろう。
このまま月に連れ戻されては、今度こそ地球に来る手立てはなくなる。
そして長いけれども定まった寿命があった昔とは違って、永遠に月に繋がれたままだ)

使者「姫!
いや、若君!目をお覚ましください!
月に帰るのです」

輝夜「待って......」

輝夜は自分を拾ってくれた老夫婦に何か礼のプレゼントを渡しているようだ、まあそこまで邪魔をする必要もないだろう、彼にとって間違いなく最後の地上人との接触なのだから
0159名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/22(月) 20:51:51.85ID:T9JXSHEE0
そう思っていたが、使者達には輝夜が泣いているのがはっきりと見えた

使者2「若君の未練が深くなられるといけない。
永琳を説得に当たらせよう」

永琳が進み出て輝夜に耳打ちした
そのとたん輝夜の表情が豹変し、何かを決意したのが感じ取られた
恐らくは月にとって良くない決意を...

使者長(いかん!)

逃げる輝夜を捕まえようとした使者長の首に、深々と矢が突き刺さり即死した
放ったのは永琳である

使者「八意きさま!」
永琳「なんとでも言え。
私には若君は裏切れない」

それから永琳はたった一人で使者達を全滅させ、輝夜が置いていった蓬莱の薬を取って逃げ去った

この時、薬を一人分だけ回収し損ねたことなど、まだ気付く余裕もない

これが二人の月人が地上に来た背景である

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
0160名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/22(月) 21:47:38.58ID:T9JXSHEE0
輝夜(そうだ、私はあの時も後ろに下がって永琳に守ってもらいっぱなし。
今この居場所を追われたら、もうどこにも行けないのに...!
.........私が、他の誰でもない、私が立って、戦ってここを守らないと!)

扉が大きく開けられた
現れたのはすでに霊夢達と戦い始めていた永琳だ

永琳「若君!?」
輝夜「私にも、戦わせてくれ!」

永琳「(覚悟は確かなご様子、よし!)
わかりました。相手は五人、我々なら大したことはないでしょう」

霊夢「なんだお前?」
輝夜「私は輝夜。先に名を教えてくれるかと思ったのに」
霊夢「さあ、どうだか。
俺は博麗霊夢。暇そーな引きこもりの刺激的な客...かな?」
魔理沙「同じく」
0161名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/22(月) 23:35:09.19ID:T9JXSHEE0
「それに、あと三人失礼するよ」

スキマが開いて現れたのは紫、幽々子、妖夢だ

妖夢「幽々子様!」
幽々子「わかってるよ、数に物を言わせて刀を振るうわけにはいかないってことだろう?」
妖夢がうなづく
紫「変なところ律儀な子に育っちゃったよな」
幽々子「でも今は非常事態だ。
ちょっとはしょうがないだろ?」
妖夢「ではもし拙者に危険がありましたらその時に」


ちょうどその時一度負けたてゐの再戦突撃!
てゐ「ならばこれでどうだ!」
0163名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/23(火) 19:30:23.69ID:J6CQE/L40
>>162
さすがにそれはないですよ



自慢の脚力で一気に妖夢に迫り、きねをふりあげた

当然楼観剣ならただの木くらい簡単に斬れる
白刃がきねに接した

妖夢「斬った」
てゐ「切れてないぞ」

妖夢「え?」
どこから出したか、てゐはこんにゃくをきねの柄にあてがっていたのだ
紫「柔らかくツルツルしているために刃が滑る!
これは、あまりに意外すぎる盲点ッ!!」
魔理沙「どっかの漫画に似たような剣豪がいた気がするが気にしないぜ〜紫のとっつぁん」
幽々子「そして何より美味しそうだ!」

幽々子はほとんど言い終わらないうちにてゐのきねに食いついてこんにゃくを飲み込んだ
ついでにてゐを扇の一撃で廊下のずっと向こうへ飛ばしてしまう

妖夢「...幽々子様が時々怖い」
幽々子「みんな、食べるのは最大の防御だよ。
相手の物が自分の腹に収まるんだから」
一同「あ...はい」
0166名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/23(火) 20:21:54.19ID:J6CQE/L40
>>164
実はキン肉マンは知らないんです、ただ変わった理論を勢いで貫き通すのはバトルものにはよくあるかな、と
>>165
雰囲気はできるだけ幽々子様風にしました



永琳・輝夜「いつまでも、うだうだ喋るな」

永琳が矢を飛ばした

永琳「天呪『アポロ13号』
月に上がり込んできた忌まわしい探査機のうち、失敗した物の名だ」
輝夜「こうやって私の元に来る人間には、必ず五つ難題を出すことにしているんだ。
まずはひとつめ、龍の首の珠」

二人分の弾幕が混ざっている、どちらも強力だが、輝夜の物の方が彩りと光線が多くより避けにくい

紫「藍!」
藍「呼ばれて飛び出て」

器械体操の前転の動きで進んで突破口を開く
そのまま永琳の前で止まって格闘を開始

藍「この間合いなら弓は射れまい」
永琳「そうだね。しかし、私の本職は
コレなんだ」

藍の拳に向けられたのはメスだった
0167名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/23(火) 21:10:44.42ID:CTDFeedN0
>ただ変わった理論を勢いで貫き通すのはバトルものにはよくあるかな、と
民明書房批判はそれくらいにしていただこうか

メスを投擲して戦うの作品が読めるのはブラックジャックと>>1先生だけ!
0168名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/23(火) 23:28:08.14ID:J6CQE/L40
>>167
はい、すみませんでした
宣伝ありがとうございます!




冷淡に続ける永琳
永琳「私には急所を正確に撥ねるだけの技量がある。
...これは断じてハッタリじゃない」

藍「やってみろ」

いくら藍でも、不死身の相手と長く戦うのは厳しい
この幻想郷で一般化している殺傷を可能な限り減らすルール付きの、弾幕を交えた拳闘など、ずっと閉じこもっていた永琳と輝夜は知らないのだ
だから永琳の目には霊夢達は全員主人を匿うのを邪魔する敵にしか見えていない

その永琳が数の不利を埋めるために卑劣な手で攻撃しても不思議はないだろう

凶器が藍に近づく、しかし藍は指の間に挟んで簡単に砕いた

藍「暗器の使い手には今まで何度も当たっている!医者だからどうというわけでもない」
永琳「まだまだ続くぞ!」

医者というよりは看護師風な服のどこにそれほどのメスが隠れているのか、ダーツのような小ぶりのモーションで次々と飛んでくる刃を藍は全て尾で弾いた
危険な対応に見えるが、藍の戦闘経験は確かだ!
分厚く長い毛の層で守られた九本の尾のなせる技である
0169名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/24(水) 07:03:09.13ID:y3nEqoyb0
レミリア「確かに切れ味はすごいけど、見た目に卑怯そうなのがダメだよな」

レミリアが最初に追いついた

永琳「卑怯...?
寝言は寝て言え!私はどうあろうと若君をお守りしなければならない!
そして何より九人も連れてここに上がり込んだお前たちこそ卑怯じゃないのか!」

永琳がわずかに怒りを浮かべる

レミリア「示し合わせたならそれも認めよう。
だが我々は到着した先で行き合い合流したのだ!」
藍「私もさっきいきなり呼ばれただけだ」

そこに輝夜の声が聞こえてきた

輝夜「永琳!
そんな愚民どもの話にとりあう必要はない。
みろ、こいつら俺に近づくことも敵わないようだ!」

言葉とは逆に気が高ぶっている、無理もない

同じ時間系能力を持つ咲夜と、他の者には理解できない超速度の対決を繰り広げていたからだ
0170名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/24(水) 10:12:52.01ID:WPeGC3zy0
えーりんが咲夜を見て、実は腰を抜かすほどに驚いていたというのは、
男プロレス的には、どうなるかな

  男塾なら、
「時を操った? これは月の力・・・死んだはずの強敵(とも)が、なぜここに!!」   とかw
0171名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/24(水) 20:24:03.29ID:y3nEqoyb0
>>170
以外と顔が月人に似てて驚いたとかでしょうか?




そして輝夜が自分から出てきて戦った理由に咲夜による時間の変化に気づいたから、というのもある
この二人は、実際に経過している時間より遥かに長いこと戦っていた

ナイフは幾多の弾幕をくぐるうちにほとんど折られ、咲夜は拳を武器にした

これが周りからはこのように見えている

永琳(能力、銀髪...?月人っぽいな)
霊夢「咲夜と輝夜がお互い動かないまま睨み合ってる!?」
魔理沙「いや、だんだんナイフが欠けてくぜ!」
レミリア「こいつも時間能力があるんだ!」
紫「わかってもほとんど手を貸せない...これが時間を操る相手か」
アリス「人形の爆破を試すよ!」

しかし輝夜の拳に弾かれた爆発人形は天井に穴を開けるにとどまった
0172名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/24(水) 21:48:26.63ID:y3nEqoyb0
その穴から覗いたのは歪月
しかもどういうことか、月が沈み日が昇る

咲夜は傘でレミリアを防ぎに輝夜から離れた

輝夜「永夜返し...ずっと夜を続けたのはお前たちだったな、この中の誰かは知らないが。

さて、残っていた難題は咲夜と言ったか、こいつが解決した。
しかし私にはまだ残った最後の一手がある!
永夜返し-世明け-」

時間の流れる速さを操ることによる異常なスピードの弾幕が、上に飛んだ輝夜から降り注がれる

魔理沙「霊夢、夢想転生は効かないか!」
霊夢「行けるかもしれないけど、おそらく準備中にやられる」

紫「なら、私のスキマの中で魔霊夢になればスピードが追いつくはずだ」

永琳「させるか!」
0173名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/25(木) 00:04:14.20ID:AFFCyEgR0
輝夜の弾幕に加えて永琳の矢が紫に向いた

紫「原始的な飛び道具だな」

当然矢はスキマの中に吸われて行く

紫「スキマ、と言ったのは空間と空間の隙間のこと。
全てを受け入れる便利で残酷な袋だ」
そしてそのスキマから、今度は紫の拳が吐き出される
数回その動きを繰り返して永琳を撹乱する間に、霊夢と魔理沙を隠して藍を回収し終わっていた
メスを持つ相手を前にして、無傷とはいかないが、切られてもすぐに再生する

魔霊夢「合体パワー充分!」

そして魔霊夢がスキマから飛び出て空中の輝夜に肉薄する

永琳「これがてゐの言った合体...信じがたいがやはり事実のようだな」
魔霊夢「幻想郷(ここ)じゃ常識なんて物は無意味なんだよ」
0175名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/25(木) 07:11:07.02ID:AFFCyEgR0
>>174
保守ありがとうございます




輝夜「無駄だ!
須臾を重ねることで加速した私には追いつけぬ」

また空間が歪んで重力さえ薄まったぐにゃぐにゃの世界に輝夜が浮かぶ

輝夜「あとはこのまま決着するのみ!」

永夜返しの続きをしようとした時、不思議なことが起こった

魔霊夢が動いたのである

魔霊夢「夢想転生
俺は、これを使う間何にも囚われなくなる。
時間だろうと何だろうと」

輝夜「ふざけるな!
加速を最大限にすれば...」


再び魔霊夢が止まった...ように見えた
輝夜は弾幕をばら撒きながら近づいて拳を叩きつけるが、触れる直前に強い衝撃を食らう

輝夜「ボール?」
魔霊夢「陰陽玉だ」

夢想転生をもってしても対抗しきれないほどの加速だった、しかし陰陽玉の力があれば話は違う

恒星を周る惑星と同じように陰陽玉の回転が正しい重力を作る事で、時間を引っ張って直したのである
0177名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/25(木) 20:40:08.09ID:AFFCyEgR0
>>176
てゐはポコロコかな



つまりここはいわば輝夜が作った宇宙だったが、魔霊夢が突き破り元に戻そうとしているのだ!

互いに、外からの協力を期待することもできないし、また邪魔を恐れることもない!

輝夜「まだだ、まだ私は負けていない!」
時間の加速を集中させた双掌と弾幕を陰陽玉にあて、逆向きの回転を加えうち消そうとする!

魔霊夢「陰陽玉ぁ!
このまま進め!」
対して魔霊夢は陰陽玉に八卦炉を触れさせ、螺旋の形の光線を撃って回転を後押しする!

ちょうど二本の光るドリルがぶつかり合うかのようだ!
そして両者の発する凄まじい光とともに小宇宙の表面にバリバリとヒビが入り、弾け飛ぶ!

その中から出てきたのは、霊夢と魔理沙、それに無事ではあるが服の傷んだ輝夜だった

輝夜「もう一発!」
永琳が止めに入った

永琳「必要ありませんよ、若君」
輝夜「どういうこと?」
永琳「この者の話をお聞きください」

永琳は紫を指した
0178名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/25(木) 21:59:53.38ID:AFFCyEgR0
紫「えーまた話すのメンドくさい」
幽々子「コラ!お前が言わないとどこか締まらないだろ」

紫「まあ、ざっくり言うとこの幻想郷にはもう結界が張ってあるから一々首を突っ込まないでください!
君らが誰を匿おうと月からここへは入れない」

輝夜「じゃ、私もイナバも無事なんだな!」

輝夜は深く安心した

−−−−−−−−宴会−−−−−−−−−


咲夜「そういうわけで実は俺一回時間戻してるんですよ〜」

さらっとトンデモナイことが言えるのは伊達に紅魔館の執事はやっていないからか

フラン「それよりも咲夜が今持ってきてる傘の方が気になるよ、危ないよ」
咲夜「これ?
ビニール傘ですよ。夜にさせば月を見ながら歩けます」
レミリア「怖いから先に二人で家帰ろうかフラン」

萃香「なんだぁ、そっちは洋酒派かぁ〜?
おりぇの瓢箪の酒ものめよう」
さすがに酔い過ぎの萃香はスキマに収納された
永琳「ああ貴重な肝臓サンプルの候補が!」
てゐ「場違いなマッドサイエンティスト発言はやめてくださいよ師匠」
0180名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/26(金) 00:40:37.93ID:6PbAuaTR0
>>179
それも面白かったかもしれませんね



霊夢「それにしても深い竹林だったな、肝試しでもしよう」
魔理沙「いいね、肝試しという名の宝探しだぜ」

鈴仙「こないだはどうも」
妖夢「再戦か?後日受けるぞ」
鈴仙「違う違う!
ただ刀ってあんなに強いのかと関心したさ。
月じゃ武器といえば銃っぽいのが多いから」
幽々子「おー、うどんみたいな奴」
鈴仙「鈴仙・優曇華院・イナバ
長いけどこれが名前だ」
アリス「すごい!ミドルネームだ!」
鈴仙「...どこから突っ込んでいいのか」
紫「全てだよ〜、マイペースに喋るやつしかいないから、この辺」
鈴仙「まず最初の名は鈴仙だけだった。
それが地上で師匠から優曇華院、若君からイナバの名前をもらったんだよ」
てゐ「でもわしも因幡なんだが。
それに若君はウサギは皆イナバと呼びなさる」
輝夜「ごめんごめん、ついイナバって名前にしちゃうんだ、これが」
0181名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/26(金) 21:37:39.32ID:6PbAuaTR0
慧音「宴会しながらでも勉強はできる!
さあ、さっきからイナバイナバ聞こえるが、因幡の白兎といえば神話の時代の話であるな。
実はこの因幡の白兎、外界では白兎神社という神社に祀られている...」

慧音、驚くべきことにこれでも寝言なのだ

ミスティア「ヤツメウナギが人気になりそう!」
リグル「もうちょっと欲しい」
ルーミア「美味い!」
チルノ「でもかき氷ももっと人気が出たっていいじゃん」


こんな具合で夜は更け...

大体全員寝ている
萃香「グォー...」
萃香の大いびきで、何人か目覚めてしまった
霊夢「うるさいよ萃香!って...やめるわけないか、今ので起きた奴いたらすまん」

隣の布団の魔理沙が反応した
魔理沙「俺は萃香でなんとなく目が覚めて、お前の一声で完全に起きたからセーフだぜ」
0182名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/26(金) 22:04:38.76ID:6PbAuaTR0
レミリア「こっちもだいたい同じ」
咲夜「主人より遅く寝て、早く起きるのが執事というものです。
俺ももちろん起きてた」

妖夢「草木も眠る...」
幽々子「牛三頭食べたい」
紫「君は牛を二頭持っている」
幽々子「当然誰かの手に渡る前に自分で平らげる!」
妖夢「もうつっこむの疲れました」
幽々子「そんな〜」


そこで思いついた霊夢が一言
霊夢「寝直すほど眠くないし、なんか遊ばないか?」
起きている者達が部屋の空いているところに集まる
魔理沙「なら、早速竹林で宝探しだぜ。
輝夜は肝試ししろと言ってたが宝探しの方が絶対楽しい」
誰も反対はせず、八人で竹林に向かった
今度こそ正確な満月の夜だ

そんな時、竹林の入り口に立つ者が一人
慧音「こんな夜によくやって来た物だな。
あの人間には指一本触れさせん」

どうもさっきの宴会の間は寝ていたが、いつの間にか起きて出ていたようだ
満月の力が加わったハクタクの姿だ
獣の尻尾と角を備え、髪は緑に変わっている
0183名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/26(金) 23:36:44.06ID:6PbAuaTR0
幽々子が敵意のないことを示す

幽々子「ただの肝試しですよ」
慧音「なら日を改めるんだな。
今夜は満月、妖怪が勢いづくから危険だ」
アリス「あの人間、って誰のこと?」
慧音「しらばっくれるな!とにかく帰れ。
転世『一条戻り橋』」

整列した弾幕が連なり、間を大玉が埋めている
霊夢「このどこが橋なんだ」
幽々子「戻ってこいと言われてもねぇ」

すり抜けて近づいてくる

慧音「いいんだな!
近づいてくるんだな!?」

慧音は一度低くしゃがんでから角を突き出した

角が上を飛んでいた魔理沙の箒に引っかかり、そのまま勢いをつけて今度は竹の上に乗る

アリス「こいつ、前に戦った時より強い」
慧音「そりゃそうだ。今が最強の状態だから」

慧音の二発目は竹から角を向けて飛びかかるというもの
しかしちょうど正面にいたレミリアが角を掴んで投げた
慧音も勝負がついたので帰っていく

レミリア「咲夜、そういえば蓬莱人の肝は美味いんだろうか。
ひょっとしたらお前の寿命も延びるかもしれないな」
咲夜「お断りしておきます。
大丈夫、生きている間はずっと一緒にいますから」
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2017/05/27(土) 07:11:25.67ID:ihGY+Owz0
そこへ、急に姿を見せた者がいた
妹紅(男)「そう、人間は美しい。
その定まった寿命をぜひ最良の形で使い切ってくれ」
妖夢「なんだお前?」
妹紅「不老不死の元人間」
幽々子「だから、俺の術が通じないのか」

幽々子の様子がどこかおかしい

妹紅「何をいってるんだ」
妖夢「幽々子様は相手を自由に呪い殺す能力があるのだ」
妹紅「いきなりそんな物を使う奴があるか!
......ただ、もし効いたら、俺も行くべき所に行けたのかもしれないが、もはや手はないんだよ。
蓬莱の薬を飲んだ蓬莱人は生きてもいないし、死んでもいない」
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2017/05/27(土) 19:54:58.78ID:ihGY+Owz0
藤原妹紅の生まれは、貴族であった
父は、頭角を表すまでやや時を要したが、妹紅がある程度成長する頃には正三位大納言まで登っていたそうだ

さて、そんな妹紅の父だが、ある日、月からやって来た輝夜を、その容姿からこの上なく高貴な姫と思して求婚する

その時の輝夜の返事は、以下の通りだった

輝夜「では、遥か東の果てに蓬莱山という島があると聞きました。
そこに生える、宝珠を実らせた蓬莱の玉の枝を持って来ていただければ、私はあなたの妻となります」

もちろん輝夜としては人を騙して喜ぶ趣味はなかった
ただ、いきなり断れば後が怖く、まず不可能な条件をつけた上で求婚を受けたまでのことである

輝夜(まあ、万が一精巧な偽物を持って来ても、言いがかりをつけて断ればいい)

果たして、妹紅の父は玉の枝を持って来た
枝は金細工、寸分の狂いなく珠の形に磨かれた宝石の果実
言葉にすれば蓬莱の玉の枝そのものだが、月で手に入る本物とは比べるべくもない質だった

輝夜「(...この星の職人の技術力、意外といいけど、まだ月には敵わないな)
蓬莱の玉の枝とは、このような物ではありません。
継ぎ目が、目立っていらっしゃいますでしょう?
悲しいこと。偽物を作っていたのですね。
......もう、お帰り下さい」

妹紅の父は、何も言えずに帰っていった
この一部始終を妹紅が見ていたのが災いのきっかけだった
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2017/05/28(日) 00:21:21.59ID:7HKGwOih0
妹紅(おのれ...!)

父に恥をかかせた輝夜に復讐をしようと考えた妹紅だったが、実行する前に輝夜が月へ帰ってしまう
(もちろん実際は帰っておらず、地上人がそう勘違いしただけである)
それを聞いた妹紅は、屋敷を抜け出し輝夜の置いていった蓬莱の薬を富士山に捨てる武士の一行に混ざった

妹紅(あの薬を飲めば、輝夜に仕返しができるようになるかもしれない!)

そして警備の目をくぐって薬の破棄を命じられた調岩笠(つきのいわかさ)を殺し、薬を盗み出して飲んだ
蓬莱の薬を富士山に投げ込んだ、と竹取物語にあるが、あれは空箱だけである
そんなことをしなくても富士山は充分に活火山なのだ

妹紅「わあっ、まずい」

富士山のふもとの森で押し殺した声を漏らす妹紅、そのまま気を失う

目が覚めて初めて見たものは、艶のある美しい黒髪は銀髪に、同じく黒い瞳は血のような紅と化した、水たまりに映る自分である

妹紅(しまった、あれは飲んだ者を妖にさせる毒であったのだろうか)

それから、妹紅は決して人間らしくは暮らせなかった
今の妹紅という名も、生まれついての名ではない
不老不死というよりは、死んでも死に切れぬような有り様で漂い続けたのだ
そして、気づいた時には妖怪の多い幻想郷にたどり着き、今では里の信頼も厚く、筍取りの傍ら寺子屋を手伝うまでになった
0187名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/28(日) 08:40:16.77ID:7HKGwOih0
保守
0188名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/28(日) 08:40:28.77ID:7HKGwOih0
妹紅「俺が不老不死なのをわかってるくせに、暇なんだろうな。
輝夜の奴時々こうやって刺客を送ってくる。
お前らもだろ?」
霊夢「その輝夜ってのに肝試しを勧められたけど、刺客じゃない」
妹紅「わかったから、永遠に時間がある暇人の勝負相手にでもならないか」

妹紅の背中に首のない火の鳥が浮かび上がる

妹紅「時効『月のいはかさの呪い』」

回る弾幕、追いかける弾幕、呪いというだけあってしつこい

紫のスキマをくぐった霊夢がお祓い棒を振り下ろすと、妹紅は倒れた
まさか死んだり脳しんとうが起こるような勢いではなかったはずだ
霊夢「......あれ?」


妹紅「リザレクション」
ぱっと跳ね起きる!
妹紅「程度によるけど、回復に必要な時間はこのくらいだ」
0189名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/28(日) 13:16:32.11ID:7HKGwOih0
さすがの霊夢も少し驚いた
魔理沙「ハッタリから年寄りっぽさが見て取れるぜ」
妹紅「そう、もう1000くらいかな。
敬老するんじゃぞ若者」
紫「それなら私の方が少し勝ってるな」
妹紅「まじか、お年玉くれじいちゃん」
紫「季節外れだ」
魔理沙「それじゃお前より年下で100パーセント人間の俺と霊夢にもなんかくれよ」
妹紅「筍だったらいくらでも。
そうすぐにはなくならないだろうし」

魔理沙「チッ、しけてるな。
さてと、俺のマスタースパークはどうだ!」

妹紅「おお、弾幕らしい弾幕が来た」
後ろの不死鳥が羽ばたき、火の羽毛を散らせた
妹紅「不死『火の鳥-鳳翼天翔-』」
妖夢「細かく来るな」

前にいた妖夢が刀で払っていく、火は楼観剣にとっては斬れる物らしい

妹紅も珍しいものを見た、と思ったのか
妹紅「素晴らしい剣技だ!」
妖夢「魂魄...名乗らせて頂こう。
我が名は魂魄妖夢!」
妹紅「お見事、藤原妹紅だ」

咲夜「はいはい決闘ムード出すのもそこまで。幽々子も只者じゃないって言ってただろ」
0190名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/28(日) 20:45:49.04ID:7HKGwOih0
咲夜が妖夢を制止し前に出る

妹紅「なんだよ、邪魔すんな。
ただでさえ八人もいてわかりにくいんだから。
同時に狙えそうなのは...
フジヤマヴォルケイノ!」

竹林の土の上に小さい火山が次々と隆起して溶岩を吹く

皆上に飛び上がって続きをするようだ

妹紅は背の火の鳥を羽ばたかせて飛ぶ

妹紅「蓬莱人形」
アリス「?
僕の人形の名前と同じだ」
妹紅「俺は蓬莱の人の形、なんて言われてるからね」
アリス「僕の場合は特に良くできた人形を、楽園である蓬莱にいてもおかしくない、って意味で名付けてる。
真に良くできた人形というのは、美しく、そして...どこか恐ろしく感じるほど写実的なものなのだ。
呪詛『蓬莱人形』」

貴公子風なデザインの人形達が光線を放つ
相手のものは細かい弾を集合させた弾幕

魔理沙「そぉい!」
アリスの攻撃も十分に強いが、これに魔理沙のキノコ弾も交互に加えた連携が始まった

妹紅「うわっ、やたら威力でかいなこれ!
じゃ変えるぞ、インペリシャブルシューティング!」
0191名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/28(日) 21:25:29.86ID:7HKGwOih0
幽々子「随分弾幕の種類が増えたね
死符『ギャストリドリーム』」

蝶形の弾幕がぶつかっていくがはじかれてしまう
一方妹紅の弾幕は、よくある術者を中心にした円状だが、次々と円を作る弾の種類が変わるのだ
残った蝶が間をくぐって妹紅に達し、炎弾は妖夢が斬りはらう
米粒型の光弾はマスタースパークが飲み込んだ!
さらにマスタースパークで開いた穴にグングニルとナイフも入っていき、スキマから出た霊夢と紫が正面に立つ

霊夢「うりゃあああ!」
かなり大きな動きでお祓い棒を振り下ろす!
妹紅「力はありそうだが遅いぜ」

妹紅が左に避けると、スキマ越しに右にいたはずの紫の拳が出た

妹紅「わっ!」

思い切り命中して、ひるんでいるようだ

霊夢「もう終わりでいい?」


妹紅「いや、ここまで強い奴は珍しいよ。
せっかくだしあと一発やろう」
霊夢「仕方ないな」

妹紅「フェニックス......再誕!!」
0192名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/28(日) 22:12:54.05ID:7HKGwOih0
妹紅の背中の不死鳥が一層大きく翼を広げた
今までと比較にならない速さで霊夢に蹴りを飛ばす!妹紅の足と不死鳥の足で威力は倍だ!

霊夢はお祓い棒で最初の一発を防ぐ、そのまま棒のフサ部分に仕込んでおいたお札が続いた!

妹紅「翼はどうだ!」

空中で身をひるがえした妹紅の翼がねずみ花火のように襲いかかる


皆かろうじて避けたが、強い熱風ですぐに離れるほかなく、装備を取り落す者がほとんどだった
霊夢「お札が散らばって行った...」
魔理沙「帽子と箒飛ばされたぜ」

紫「しょうがない。あいつはスキマにしまっとこう」

妹紅の前に大きなスキマが開く
素早いが方向転換は苦手なようで簡単に飲み込めた

妹紅「ここは、どこなんだ!?」
無理もない、目玉が幾つも空中に漂う空間などに飛ばされたのだから、いくら蓬莱人でも怯えるだろう

しばらくして、どうしても出られないと悟った時に、急に紫の声がした

紫「もういいだろ?私達もそろそろ帰る時間なんだ」

こうして妹紅はスキマから出て来て降参した
0193名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/05/28(日) 22:36:15.06ID:7HKGwOih0
妹紅「まあ、たまには慧音の寺子屋にでも顔出してくれよ。
俺もいるだろうからさ、あとこれタケノコ。俺に勝った賞品だ」
霊夢「なんか膜張ってる...」
妹紅「ラップといって空気と触れるのを防ぐ物らしい。って慧音が言ってた」
魔理沙「へー面白いな、むしろそのラップの方が欲しいぜ」
レミリア「パチェに成分解析でも頼んでみようか?」
間髪入れずに魔理沙が答える
魔理沙「本を返せば、っていうんだろ」
レミリア「本を返せば...ハッ」
魔理沙「いいよ、実験ミスで紅魔館爆発、なんてことになっても嫌だしな」
咲夜「余計なお世話だ」
幽々子「飯はタケノコ!
出ろよツチノコ!
ギブミー珍味、ゴーホーム妖夢

は や く タケノコ 食い たい !!」
妖夢「ラップ違いです。
朝になったらタケノコごはんを作るのでちょっと落ち着いてください」

妹紅「なあ妖夢、冥界っていうのはこんな亡霊が多いもんなのか?
なら遊びに行くのも悪くはない気がするよ」
妖夢「いや、基本的には静かすぎるくらいだ」
紫「そうそう。たまには活気を出さないとな」
妖夢「あなたが結界を開いたのが冥界と顕界が触れやすくなった元凶でしょうが」
紫「はっはっは、そうだっけ?
まあいいじゃないか」
妹紅「よかった、こんな奴が多い時代は退屈しないもんだ」

−−−−完−−−−
0196名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/01(木) 22:10:10.60ID:dxZzkaGP0
保守やぞ
0197名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/01(木) 23:28:58.19ID:OmbmkIPa0
花映塚と文花帖はくっつけてみます


永夜異変の次の春
四季の花が全て一度に咲いている
若い人間達は異変と騒ぐが、これは60年ごとの恒例行事だ

文(男)「さて!折角のイベントを無駄にせず、新聞のネタ探しに精を出そう!」

申し遅れたが俺は射命丸文!
この文花帖は我が新聞の公正な報道の資料等々を記すものだが、なにぶん急いで飛び回るものだから時折何処かへ落としてしまうのだ
万が一拾った方がいらっしゃるなら、滑稽な日記とでも思って頂きたい
なに、資料など、なければこちらで作ってしまえば良いのだから

...え?さっきは『公正な報道』と言っただろって?
甘いな、妖怪の云うことを鵜呑みにしていてはこれをご覧の諸氏の寿命も知れたものだ
0198名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/02(金) 07:58:47.06ID:O89s4oB70
というわけで取材と決まれば行き先は神社だ
目当ての人間は縁側に居た

文「霊夢さーん?」
霊夢「なんだ!忙しい時に限ってお前は」
文「いえ、何か面白い話題でもあればと」
霊夢「面白くない話題なら確実にあるぞ」
文「なんでしょ〜か?」
霊夢「外見りゃわかるだろ!
花だよ!まさかほっとくわけにもいかないし、犯人を見つけてやめさせないと」
文「あやややや、お疲れ様ですー」

霊夢「なんか...お前おちょくりに来るのが得意だよな」

この御仁、呑気な時と短気な時で差が大きいのがいけない

文「おおっ、今日の被写体第一号です!」

早速カメラを向けさせてもらった
0200名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/02(金) 21:35:17.81ID:O89s4oB70
霊夢「よーし、覚悟しろよ。
夢想封印!」

そうそう、弾幕というのは出始めは弾同士が塊を作ってデザインもへったくれもない
ただのバトルならこの時にまとめて避けちまうのが楽ではあるが、それでは写真の出来に関わる
故にわざと広がるまで待っていることが必要なのだ

文「今です」

これも皆様にはまだお伝えしていなかったが、俺のカメラには特殊な仕組みがある
望みのものを撮影とともにカメラ内に呑み込む、それだけのことだけどな

霊夢「...あれ?」
無理もない、このカメラの使い方をしたのはこれが初めてなんだ!
これで避けられたら霊夢は勘がいいというより予知能力者か未来人だろう
...いや、案外そんな記事も面白いかな?
辞めとこう、復讐が怖い

霊夢「弾幕が消えた」
文「カメラの中に吸いました」
霊夢「そんなのありか?」
こりゃあやっこさん、素直に驚いてるようだ

文「不戦勝が最も賢いのですよ。
では、ご機嫌よー!」
記事下書き:予想外の異変で苛立つ宮司、当新聞の記者に八つ当たり(夢想封印の写真を貼る)
...っと、これで完成
忙しいから追ってこないな

霊夢「待てー!
...まあいいや、今はこの異変の元を探る」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
地獄にて

映姫(男)「また霊が自由に飛び回っているようですね、小町。
私も視察の予定でしたから、漂う霊を捕まえについて来なさい」
小町(男)「へーい」
0201名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/02(金) 23:13:56.11ID:O89s4oB70
三途の川を少し登ればすぐに幻想郷の地上部

外来人や、親類縁者のない者が葬られ、怨霊のたぐいによって幻想郷一の危険地帯とされる無縁塚に二人は立った

小町「おおっ、派手に咲いている」
映姫「あの全ての原因は逃げ出した霊です。さっさと運びなさい」

小町が花の上に浮かんでいる霊を器用に捕まえていくのを見て、映姫も出発した

映姫「さて、最初に行くのはどこがいいか...」
そこに氷精が通った
チルノ「あー!アメフトの人だ!」
映姫「一体何をいっているのやら...。
とにかく、どうですか?私の教えを守っていますか?」
チルノ「覚えてない」
映姫「...はぁ。
まあいいでしょう、妖精はそこまで深い魂を持っているわけでもない」
チルノ「どういうことだよ!
俺がバカだっていうのか!?」

チルノが映姫に近づいて来た
0202名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/03(土) 08:50:54.49ID:bSRxWS4V0
映姫「私は今忙しい。
そのへんでやめなさい」
チルノ「いいや、きっちり戦う。
凍符『コールドディヴィニティー』!」
いつものように氷をばら撒き始める

映姫「だからそういうところが莫迦と言ったのです。
一度しっかり懲りておきなさい」

悔悟棒が簡単に氷を叩き落としていく
そのままチルノの頭に一発当てた

映姫「あなたは妖精としては強すぎるくらいです。
そしてその力を頼みによく考えずに無茶をする」
チルノ「そんなことないよ!
俺は絶対強いから」
0203名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/03(土) 22:39:53.22ID:bSRxWS4V0
映姫「最後まで聞きなさい。
妖精を超えるほど強いということは、妖精がエネルギーの源とする自然を逸脱してしまうこと。
自然を逸脱して負った傷があまり酷ければ、あなたは死んでしまうでしょう」

チルノ「うーん...そういうもんかなぁ」
映姫「自分が自然の一部であることをよく覚えておきなさい(さて、この辺で次に行かないとな)」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

さあ!
そんなわけで神社に顔を出した俺が次に向かうのは...よし!
そのへんを暇そうに飛んでるやつに狙いを定めよう

リグル「普通の蛍は酵素で光るけどオレの蛍は魔法で光ってるよ!」
ルーミア「そーなのかー」

文「そこのお二人さーん、写真いい!?」

言いながら既に一枚撮ったのはちょっとした誤差に過ぎない

ルーミア「あ!
インチキ新聞」
0204名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/04(日) 00:46:46.99ID:eFgM2PHP0
文「心外です。私は花を楽しむ皆さんでひと記事書くつもりなんですよ」
リグル「そういって嘘しか書かないくせに。
あっちいけ」

二人同時の弾幕が飛んでいる
といっても決して恐ろしいものでもない、この様な場合わざと間に入る!

ルーミア「速い!」

そして左を向いて一枚!
右を向いてもう一枚!

文「では、よいお花見をー!」

一人ずつ記事にするより弾幕写真集みたいな感じでまとめるのもいいな
いや...記者に襲いかかる暴徒!幻想郷の報道は損なわれる! とかか?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

映姫は目立つ人妖を狙っては口うるさい、いや、ありがたいお話を聞かせて歩いている

映姫「(むこうの花畑、春だというのにヒマワリを満開にさせている。
ああ、また天狗のゴシップなど広がっていなければよいが...)
さて、こっちは鈴蘭が茂っている。誰かいるかな?」

映姫が鈴蘭の茂みに足を入れようとした時、何かが出て来た

メディスン(男)「お前人間か!?」
0205名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/04(日) 10:22:36.45ID:eFgM2PHP0
カチカチ鳴る関節の継ぎ目、鋭く光ったガラスの目、人形だというのに明らかに怒りの見える表情だ

映姫「いいえ、私は閻魔。
死後、魂を裁く者です」
メディスン「なんか知らんけど人間じゃないならどうでもいいよ。
ボクは人間が何よりも嫌いだから!」
映姫「ほう。なぜです?」
メディスン「人間に捨てられたからだよ」

浄瑠璃の鏡でこの妖怪人形の境遇を見ることができる

映姫(そうか、人形がここに捨てられた恨みによって動けるようになったのだな。
なるほど、今までこの鈴蘭畑から出たことはないとな、これは良くない)

映姫「わかりました。では、あなたは人間に復讐をしたいと思いますか?」
メディスン「もちろんだよ!
人形が自由に生きられる様にする、解放運動とか言ったっけ?それがしたい」
映姫「それには賛成できませんね」
メディスン「じゃあ出てけ!
毒符『神経の毒』」
普通の弾幕に加えて、毒が染み付いているのか、紫色の大玉が混ざっている
0207名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/04(日) 17:58:28.29ID:eFgM2PHP0
>>206
他にもこの二人ほどではないけど、視点役が出ます



映姫(毒が能力になるほど強く定着しているのか)
メディスン「人間や妖怪なら神経を動かせなくなる様な毒なんだ!
臓腑までダメになる前に早く出ていけ!」

映姫「私がどれだけの弾幕をくぐったと思っている。
罪符『彷徨える大罪』」

映姫の弾はメディスンの弾を簡単に打ち消して余りある
何度か弾に当たって敗れたメディスンに近づき、説教タイムである

映姫「自我を手に入れてからずっと、この鈴蘭畑から出ていないのですね。
あなたは視野が狭すぎる。
恨みと毒で妖怪化してから、人間への復讐ばかり考えているようですが、人形が解放されて自由になったら、人は人形を作りますか?」
メディスン「...じゃあここを出るよ。
同じ人形なら計画について来てくれるかも知れない」
映姫「ここは鈴蘭の毒が溢れていて、当然ここで生まれたあなたも今は毒の塊です。
人間もそう、引きこもってばかりいると自分の心だけが毒で攻撃的になる。
あなたは元々人形だったから、死んでも私の所には来ないが、もし普通の人間や妖怪なら、ともに助け合わないと三途の川に沈んでしまうのですよ。
外へ、心を開くようにすべし」

メディスン「そうだね。
まだ人間を憎いと思うけど、実際に何かするのは早いな。協力してくれる相手を探すためにも外へ行ってみる」

どうやら、よく心得たようだ

映姫「では私はこれで」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
0208名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/04(日) 20:00:48.47ID:eFgM2PHP0
はぁ...ちょっと疲れたな、雪男が自分はチルノとは違うって言い張ってたし、里でとりあえず寺子屋に顔を出して歴史教師にも会ってきた。
こういう時はあの店で疲れを取ろう、確か里を出てすぐ屋台があるはず。
まだ昼間だけどやってるかな?

あったあった。もう何度もくぐったのれんだなぁ。
ミスティア「いらっしゃーい!
おお、文さん」
文「いつもの頼むよ」
ミスティア「はいっ!毎度(鼻歌で、もう歌しか聞こえない)」

この歌はクセの様で、最初こそ変だと思ったが最近は気にならなくなった。
時々通りがかりの人間が不安がるが、聞こえない距離まで離れれば治るようだ。

ミスティア「お待ちっ!」

来た来た、これだよ。
なんというか、このタレの匂いは魔法だな。
この薫りと味の中にいる間は、なんというか......何にも囚われないような感じがするんだ。
記事に載せて宣伝しようかと思ったこともあるけど、やっぱりここにレンズの光を持ってくるのは野暮というもの。

興味のある方はぜひ御自分で発見されたし。
あ、断じて馴染みの店が込んでくると嫌とかいう理由じゃないからな?
0209名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/04(日) 20:56:50.47ID:eFgM2PHP0
文「いやぁいつ来ても最高ですよ!
お酒も頼もうかな」

そう言った直後後ろに異様な気配を感じた

映姫「...楽しそうですね」

あー!振り返る気も起きないけど、あれだ、あの、閻魔様だ!
文「やっぱいいや!また今度!
これ今日のお勘定!じゃ」

カラス時代、巣から飛び立った瞬間鷹と鉢合わせした時でもここまでの急加速は無かっただろう...。
ちゃんと閻魔にも大将にも屋台にもぶつからない様に一度椅子の真横に飛んでから上に行ったけど、今頃大将は......。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ミスティア「ああ!暖簾に!暖簾に!」
0210名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/05(月) 06:42:41.91ID:2GUgOU7N0
映姫「逃げるとは、よほどやましいのでしょうね、あの天狗。
速すぎて追えないので後回しにします」

突如現れた映姫の狙いが文だったと聞いて安心するミスティア、しかし

映姫「ただ、あなたも無罪とは言えません」

悔悟棒が飛んだ
事態はそうそう甘くなかった

ミスティア「なんですか!僕は見ての通りただの平和な八目鰻屋なんですよ」
映姫「歌が最大の理由ですね。
あなたは自分の歌が持つ力を正しく使っていない。
さっきもうっかりクセで歌ったものがあったでしょう、その歌は今漂っている幽霊にも効いてしまうのですよ」
ミスティア「でもつい出てしまうんです」

映姫「抑えなさい、歌に扇動された魂が異常事態を起こせば、それはあなたの罪。
十分地獄行きになる」
ミスティア「はい」

鳥は三歩歩けばものを忘れるという
ミスティアはどうだろうか

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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2017/06/05(月) 20:49:42.60ID:2GUgOU7N0
>>211
あまり使わない記憶を忘れるのも、脳の働きの一つ



さて、霊夢は異変の出どころが思いつかないのでたまにはしっかりした情報収集をしようと考えた

すると古参妖怪の話を聞くのも悪くない、行き先は太陽の畑だ

幽香(男)「よお、博麗んとこの小僧じゃねえか。
随分久しぶりだな、元気か?」
霊夢「おかげさまで、ってほどの関わりないか。
満開だな、花」
幽香「全くだ、まだ早いっつうのに。
で、何しに来た。ただの暇つぶしにしちゃ顔が忙しそうだぜ」
霊夢「異変の元は?
ひょっとすると花を咲かせられるお前か?」

静かな花畑に幽香のため息が流れた

幽香「花ってのはな、季節の通りに咲くから美しいんだ。
これだから的外れな異変解決者は...。
一丁、畑の肥料になってみるか?」

花妖怪は畳まれたパラソルを霊夢に向ける

霊夢「ご挨拶だな。
勝ったら異変の犯人教えろよ」

霊夢も当然装備は万全にして来た
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2017/06/05(月) 21:47:19.64ID:2GUgOU7N0
幽香は傘で近接戦に出た、光線を使わないのは意外に思うかもしれないが、体を低くしてかわし、脚をお祓い棒ですくいにかかる

幽香「まだまだだな!」

傘を後ろの地面に刺し、そこに体重を預けてバク転した!

霊夢「ぐはっ」
当然爪先は霊夢を捉え、そのまま体を倒させる

少し頭を起こすと、畑に幽香の姿はなかった
霊夢(じゃあ、あと残ってるやり方は...)

幽香「次で終わりだ!」

声は真上から
幽香は今度こそ開いた傘をこちらに向けている

霊夢「(やっぱりな、ひまわりを巻き込まない様にビームを撃つには、こうやって俺の背中に何もない状態にしないと)そんなもん読めてた!」

幽香「たとえ読めても、このエネルギーを打ち破れるのか!」
霊夢「幽香、腕っ節は昔からだけど、よく見とけよ。
俺のハチマキ、さっきよりちょっと細いだろ」

幽香「!...まさか」
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2017/06/06(火) 07:41:39.10ID:V+qNxbJc00606
>>214
幽香はむしろ帽子なしが特徴


幽香はとっさに傘を見る、すると霊夢のハチマキと同じ色の糸に結ばれた封魔針が傘を数箇所貫いているではないか

霊夢「こんなこともあろうかと準備したんだ。ハチマキのほつれた所をうまく使ってみた、脚を狙うふりをして傘に飛ばしたんだ」
幽香「さすがだ、約束通り異変のことを教えてやる。
花を咲かせてるのは漂ってる幽霊なんだよ」
霊夢「じゃ成仏させる?」
幽香「それは彼岸とかの仕事。
どうもだいたい60年に一度、こういう処理のミスが起こるらしいな。
それで霊達が好きなように振舞って花が咲く、おしまい」

霊夢が少し首をひねる
霊夢「そうやって聞くと異変じゃない気がしてくる」
幽香「そうなんだよ」
霊夢「強いていえば彼岸の奴らに急いでなんとかするように言えば事態が早く収まるか」
幽香「あんまり無茶すんな」
霊夢「無茶かどうかは自分で決める」

そう言うとすぐに飛んで行った

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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2017/06/06(火) 20:22:06.73ID:V+qNxbJc00606
>>216
幽香がなんとなくイギリスっぽいと思ったら、あの模様タータンチェックっていうんですね
知りませんでした、あとは宴会にウイスキーを持ってくれば完璧!



なんというか、デカイお屋敷に突然訪問したい気分
そうだ、紅魔館行こう

文「どうもー!」
美鈴「帰れ」
文「いやいやまだ要件も言ってないのにそれは酷すぎません?」
美鈴「じゃあカメラとペンをここに置いて入れ」
文「仕事にならないじゃないですか!」
美鈴「ここはお前が仕事する所じゃないから」
文「しょうがない!無理やり入りますよ」
美鈴「そしてそれを防ぐのが俺の仕事だ!」

美鈴の飛び蹴りの勢いはなかなか凄いな!
最初のフラッシュを浴びせる

こいつが着地する時には俺はさらに上へ行っていた
美鈴「彩華『虹色太極拳』!」
文「お見事です!」

俺は上空から地面の美鈴が出す弾幕を見て、写真を撮っている!
やっぱりカラフルな弾幕って良いな

文「ではー!」

そのまま門を超えて庭に入る
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2017/06/06(火) 22:46:02.64ID:V+qNxbJc0
飛んでいた俺を狙って横からナイフが飛んだけどちゃっちゃと避けた

...あれは?正面がやたら銀ピカに光ってるけどひょっとして?

あ、時間を止めてる間にナイフを置かれたんだ

咲夜「ミスディレクション
最初の目立つ動きに気を取られて他がわからなくなるのは人間だけじゃないんだな」
文「ちょっとお邪魔してます」
咲夜「少し、話をしよう。
倉庫の裏こい」
文「それブチのめすって言ってるようなもんでしょう!」

そこに通りかかったのは意外、フランドール・スカーレットだった

フラン「咲夜?その人天狗?」
咲夜「ええ、天狗を名乗る侵入者でありデマ流しであり盗撮魔です」
文「面白い記事を書いてますよ!」
フラン「じゃあこいつちょっと僕に貸して」
咲夜「仕方ないですね、適当なところで逃がしてやってくださいよ」

これは一命をとりとめた...のか?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

幽香は彼岸の処理が追いつかないとか言っていたが、霊のことをよく知ってる奴といえば妖夢と幽々子くらいしか思いつかない霊夢は迷わず冥界に行った
0220名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/07(水) 00:03:36.16ID:djY7kavG0
妖夢「そちらから出向くとは珍しい。
神社の者がここに来てもいいのか?」
霊夢「お祓いが必要な奴は連れて来ていいよ。
それより地上の花を見たか」
妖夢「見た。四季の花が全て咲き揃っているな」
霊夢「ああ、でその原因が彼岸の奴らって聞いたんだけど。
冥界は関係ある?」
妖夢「ない。
冥界とは死後間もない亡霊が一時留まり裁きを待つ世界、しばらく過ごしたら彼岸で裁かれて各自転生する。
この異変はここから彼岸に行こうとした霊が、向こうが満員で収まらずに漂っているために起こったことだ。
彼岸の管轄になる」
霊夢「その剣、迷いを断てるんだろ?
なら成仏させて幽霊を減らせばいいのに」
妖夢「既にそうするために地上へ行って、戻ったところだ。全く災難だった」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

妖夢は彼岸から溢れた霊を白楼剣で成仏させていた

そうこうするうちに気がついたら妖怪の山まで踏み込んでいたようだ

椛(男)「半人半霊、妖怪の山での無法はこの犬走椛が成敗する」

哨戒に見つかってしまった
0221名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/07(水) 20:09:21.61ID:djY7kavG0
妖夢「ん?
これは山の者を襲うのではなく、幽霊を成仏させていたのだが」
椛「つい先程まで抜き身を振るっていた者など信用できぬ」

白狼は川の向こう岸で、静かに、しかし強く吠えている
妖夢「邪魔をするな」
椛「そちらこそ我々天狗の土地に勝手に立ち入るな」

二人は同時に柄に手をかけ、抜いた

無言で向かい合う二人の間を通る音は、風と滝のみ
互いに間合いを調整するうちに、椛は滝の裏の岩に立ち、妖夢は川岸のなるべく乾いてしっかりした場所を選んだ
妖夢は滝ごしに見える天狗の剣士に大いに刺激を受ける

妖夢(...滝のそばの岩の上など、濡れて足場が悪かろうに。なぜだ?
天狗の動きの巧みさを示すためか?
そうだ、普段から一本歯の下駄など履くような奴らだ、見かけで怯えさせる策に相違ない)

そう考えても、やはり相手に何か無視してはいけないものがあるのでは、という妖夢の考えはそのままだった
0222名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/07(水) 23:20:09.33ID:djY7kavG0
椛はといえば、盾は革帯で左腕に固定、空いた両手で刀を青眼(剣道のアレです)に構え、ある種の瞑想状態にあった!
これを完了させてしまえば妖夢を打ち破る可能性はかなり高い

妖夢「はあっ!」
様子を見極めた結果、鞘を投擲して注意を逸らすことにした

鞘が水の壁を一時開いた瞬間、椛の厚く刃幅の広い刀が滝を鞘ごと両断する

椛「我が名は犬走椛、代々山を守る白狼天狗である!義経が師たる天狗の剣技とくと見よ!」

やあっ、と声をあげて飛びかかる椛

妖夢「おうおう、我こそは冥界白玉楼庭師、魂魄妖夢!
この楼観剣と白楼剣に、斬れぬものなど少ししかない!」

椛は空中から自重もろとも剣を叩きつけ、妖夢は二刀を頭上で交差させて受けた
0223名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/07(水) 23:54:57.72ID:djY7kavG0
素早く着地した椛がもう一撃、しかし右の楼観剣で封じ、そのまま体を低め左で足元を狙う妖夢

妖夢「もらったぁ!」
椛「甘い!」

盾はまっすぐ下がり、左の白楼剣を地面に押さえつけた
椛が左手を剣の柄から放し、盾の扱いに専念させたのだ
当然刀を握る妖夢も左半身を抑えられることになる

そして右も安全ではない、今は受けていても、時間が経てば重さで勝り上にある椛の剣が妖夢に達するだろう

椛「言っただろう、俺は狼だと。
顎で噛みつかせれば負けるものはない」

そう、盾が下顎となって抑え、剣が重さを乗せた上顎となって敵を喰らう狼の剣技、狗符『レイビーズバイト』である

椛が大きく吠えた!
椛「刀を握れば強いと噂だが、所詮は箱入りか! 実戦を知れ!」
妖夢「いいや!
お前は俺の最大の特徴をすっかり丸ごと忘れている!
出ろ、半霊!」
0224名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/08(木) 06:39:35.67ID:RcynDySu0
後ろでフワフワ飛んでいるだけだった半霊がギュッと硬くなって椛の腹に突進した

椛「なに!」
驚きと痛みで椛は拘束を緩めてしまう

妖夢「柔らかいと思っていただろう?」
素早く逃れた妖夢が体勢を立て直しながら言った

椛「俺の"顎"を逃れた奴は今が初めてだ。
今度会うときは改良しておくよ」
妖夢「おう。
盾使いとは珍しい。いずれまた一戦」

そういうわけで妖夢は家に帰った

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

霊夢「てことはお前好みの対戦相手が見つかったって話か。いいじゃん」
妖夢「このまま終われば、そうだ。
だがよりにもよって帰りに閻魔に出くわしてな」
霊夢「お疲れ」
妖夢「最近人間の側に近づき過ぎと言われた。
で、白楼剣の話だが、あれで斬って成仏させるのは俺では迷いが多すぎるし、何より本来の霊がたどる手順と違ってしまうから許可が出なかった」
霊夢「なるほどな、じゃ閻魔を急かしてくれば解決か」
妖夢「そんなことができるのか?」
霊夢「話ができる相手ならできるだろ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

映姫「ずいぶん深い竹林だ」
0226名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/08(木) 20:38:13.70ID:RcynDySu0
>>225
妖夢「もちろん、買ってあります。
こしあんの大福などいかがでしょう」



永遠亭に通じる竹林の途中にいると、兎が跳ねる音がよく聞こえる
それに、魔法使いか何かの飛行音が混ざっている

これは魔理沙が花異変の元探しでとりあえず永遠亭に行こうとしているところだったのだ
それで、てゐと戦っている

魔理沙「こんな桁外れの異変、疑うなっていう方がおかしいぜ!」
まあ、本当は筍取りがここに来た大きな理由なのだが

てゐ「師匠はこんなくだらん異変は起こさないと言っているだろうが!
原因は彼岸だよ、閻魔と死神がその辺歩いてるだろうから捕まえて頼め」

と、こんな状況に映姫自身がやってきた

映姫「探すまでもなくここにいますよ。
さて、あなた達素行はどうか」

魔理沙「俺は生まれてこのかた嘘なんてものはさっぱり」
てゐ「同じです」

映姫の表情が変わる

映姫「生きている限り、全く嘘をつかない者はいません。
『自分は嘘をつかない』などと言えることがそもそも罪の深い証拠です!」
0227名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/08(木) 21:49:20.29ID:RcynDySu0
てゐ「こうなれば手分けして逃げるぞ魔理沙」
魔理沙「そう言って自分だけ助かろうって腹なら見えてるぜ」
てゐ「その通りじゃい!じゃあの」

文字通り脱兎の如く逃げるてゐ、しかし
映姫が悔悟棒を投げると、てゐにぶつかった、さらに戻ってくる途中で魔理沙を狙う

魔理沙「おっと、ちょい遅いぜ」

てゐ「いたた...」
映姫「これならどうです!」

直線で飛んできた、一度避けたら急カーブで戻る!

映姫「この棒は私の思った通りに自由に飛ぶのですよ」

魔理沙「まだまだ!
って、うわ!」

箒が棒に当たって折れてしまった、箒なしでも魔理沙は飛べるが、体勢を直す前に棒にやられた

こうして二人仲良くお話を聞くのだった

映姫「あなた達二人の罪状はほぼ一致、少し嘘を吐き過ぎることです。
魔理沙は舌抜き、てゐは地獄に行く前に皮を剥かれてしまう、と言ったところでしょうか」

てゐ「では救いはないのですか〜」

映姫「(...全く調子のいい)
もっと人を幸せにできる様に考えてみること。これに尽きる」
魔理沙「だーかーらー、それで時々強すぎる妖怪の持ってるもんを盗んで力のバランスを取ってやってるんだ。 嘘も方便」
てゐ「この辺で迷った人の道案内はやってます」

映姫「日頃の行いがどうしてもね。
冗談のつもりにしても、もう少し気をつけなさい。
(この奥にはいつもあまり行かない。最近新しく屋敷ができた様だから一応入るか)」
映姫は永遠亭に歩いていった



魔理沙「お前、あれを60年に一回経験してるのか、ご苦労だな」
てゐ「これは例年よりかなり早く済んだ方だ。
何か急いでるのかも」

そう、文と、何より主人公霊夢のもとを訪ねていないからだ
0229名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/09(金) 21:24:35.69ID:JI5kuWwn0
>>228
魔理沙でもあと一度は映姫と会う可能性があるかな




鈴仙「てゐ?」
映姫「外にいましたよ」

永遠亭に入る前にてゐを探しに出た鈴仙と玄関先でばったり会う映姫

鈴仙「それはどうも。
ところで、どこか悪いですか?それとも道に迷いました?」
映姫「単刀直入に言います。
あなたが受けるべきものは患者の応対ではなく裁き!」

そう、鈴仙が映姫に会うのは初めてだ

鈴仙「あの...宗教の勧誘ならうちではお断りしてるんです」
映姫「勧誘などしなくても命あるものは全て死後私が裁いている」
鈴仙「まさか閻魔様!」

明らかに恐怖が出始めた

映姫「自覚はあるのか、そう、あなたは少し自分勝手過ぎる。
これでは地獄行きは明らか、ここで一度裁きを受け清算すべし」
鈴仙「そりゃああんなことをやって月を捨てたんだ、僕だってただで済むとは思ってない。
でも反省ならもうした、今は善良だと誓って言える!」
映姫「そういう問題ではないのだ。
罪というものはどうあっても裁きで清算されなければなりません」
0230名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/09(金) 23:20:51.21ID:JI5kuWwn0
鈴仙「そうか、お前の言うのも一理あるかもしれない。
でも僕は新しい場所に来た以上、もう自分のやることにケチをつけることは一切しないと決めた。
だから地獄だかなんだか知らないがその裁き、はねつけるつもりで戦ってやる!」

映姫「芯のある悪人、そういう者がいればの話ですが、その方が更生させがいがありそうです。
あなたはその一例かもしれない」

鈴仙(僕は善悪どっちかって聞かれたら、もちろん悪なんだろう。
でも、今は、自分は堂々としてて良い、と他ならぬ自分に納得させるために頑張って、その何がいけないんだよ!!)


鈴仙「いつまでも偉そうに喋りやがって!
波符『月面波紋(ルナウェーブ)』!!」

鈴仙の能力は人の波長を読み取り変えること

ただ当然閻魔のような大物には効かないだろうし、かえって鏡を向けられる可能性があった
だからここでは一切手を加えられていない鈴仙の怒りと、弾幕だけでの攻撃が現れているのだ

銃弾の形をした光がどの方位にも広がり、スキは無い


映姫「甘いです」

悔悟棒を正面に突き出すと弾幕が左右に分かれて道を開けるではないか
0231名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/10(土) 08:40:34.42ID:lJ9otmpB0
映姫「このように、私の裁きは絶対のもの」

そのまま歩いて鈴仙に近づいてくる

映姫「もう一度言う、今ここで罪を清算しなさい」

悔悟棒が鈴仙の頭を打った、そして

映姫「あなたが最も心配していることが見えました。
自分がここで堂々と生きても良いのか、ですね」
鈴仙「なぜそんなことまで」
映姫「わかる仕組みがあるのですよ。
この答え、もちろん然り。
今はあなたが頑張ることで助けになる人がいるでしょう、今後の可能性という点ではあなたは充分希望があると思いますよ。
ただ、今日は過去の罪を償うことを教えに来ただけです」
鈴仙「わかりました。
今日のこと、よく覚えておきます」
映姫「また何かやらかしたら指導しに来ますよ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


フラン「それでね!?
隕石がここに落ちて来たんだけど、僕が壊して館を守ったんだよ、本当だよ!」
文「それは凄いですね、ぜひ記事に」
0232名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/10(土) 16:33:43.40ID:BE4kPhLp0
   永夜異変 in 紅魔館ですか   いいね!
あり得ない仮定だけど、易者が閻魔に出会っていたら、
彼に救いはあったのだろうか? 逆に彼岸に憧れて暴走しただろうか?
0233名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/11(日) 00:38:47.99ID:CT6gBzfB0
>>232
人間やめる前に魔法に傾倒したあたりなら、まだ諭されて普通の人になる可能性はあったかもしれません
それとも原作易者も実はあの後彼岸ですぐに更生したとか?



幸いナイフの一本刺さらずにここまできた。
話が意外と長いが、新聞のネタとして充分ありがたい

文「あと、できれば弾幕の写真も撮りたいです」
フラン「いいよ!
禁忌『禁じられた遊び』」

レーザーを四本くっつけた丸大弾が回っている

フラン「十字架は動物のお墓に使われました、って言ってるように見える?」
文「歯車に巻き込まれる、って言ってるように見えます」

それも俺がカメラを向けたら吸い込まれていった。

フラン「写真とれた?」
文「はい!うまく撮れすぎて吸い込んじゃいましたよー!」
フラン「新聞まってるよ」

それからここの主人からも、先程の隕石をフランが破壊したのはあくまで自分が操った運命の範疇に過ぎない、といった話を聞いた

でもって地下図書館の得体の知れない魔法の元の研究、トレーニング風景をこの目で確かめた
パチュリー「ざっとこんなものだ!
見学、体験、質問全く構わないぞ」
文「まさかここまで本格的な設備があるとは思いませんでしたよ!
これ外の世界のトレーニング器具じゃないですか!」
0234名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/11(日) 19:36:15.92ID:CT6gBzfB0
アームカール、ベンチプレスなどだ
俺ももうちょっと良いカメラ欲しいな

パチュリー「そうなんだよ、香霖堂に通って手に入れたものもある」
文「あと本棚は...なんか読んだら正気を失いそうな魔術書を見つけてしまったんですが。
......表題は、えーと、ネクロノミコン」
パチュリー「きっちり準備せずに開くなよ」
文「いいかげんに見たらどうなります?」
パチュリー「控えめに言って発狂する」
文「面白い話題は記事にしたいけど怖いのは苦手なんですよ。殺人事件とか」
パチュリー「なら、やめとけ」


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

その頃、小町は無縁塚の彼岸花についた幽霊を捕まえていた
といっても疲れるし、話の面白い幽霊もいるため、なかなか進まないのだ

小町「四季様に怒られちまうな」

そこに変わった人が通った、自分と同じ長い鎌を担いでいるのだが、刃の向きが逆だ
0236名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/11(日) 21:50:32.52ID:CT6gBzfB0
>>235
冷静な裁判官像にぴったりなのは原作の口調だと思います




小町「(俺のこの鎌はいかにも死神、って感じの演出小道具で、これで魂を連れていくわけじゃねえし、あんな顔の奴も今まで働いてて見たこともない。
俺は霊を運ぶ担当だけど、あいつは違うのか?)
...なんだありゃ...」

エリー(男)「幽香いないなー......」

こっちに近づいて声をかけてきた

エリー「すみません、この辺で風見幽香という人を見ませんでしたか?」
小町「んー、たぶんだがひまわりがたくさん咲いてる畑があってな、そこにいると思うよ。
ところであんた死神かね?」
エリー「ただの妖怪です。そんな物騒なものじゃないですよ。
それに死神=鎌って発想も昔の話らしいです」
小町「そうか、ちなみにね、俺ぁ死神」
エリー「あ、別にあなたが古臭いと言ったつもりは全くないですよ」
小町「言ってんじゃねぇか。
まあいいや、これは劇の小道具みたいなもんで仕事には全く使わない」
エリー「道案内ありがとうございます、で、ひまわり畑はここからどのくらいでしょうか?」
小町「不安ならついてってやろう、ちょっと仕事が立て込んでるが休憩には丁度いい」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

文が紅魔館を訪れたその帰り

映姫「今度こそ見つけましたよ」
0237名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/12(月) 20:53:35.70ID:I/6gJgoF0
文「!...あぁどうも」
映姫「もう、逃がしません」

屋台ではミスティアもおり、逃げられたが、今は違う
いくら文のスピード相手でも閻魔が裁く相手から逃げられてしまっては亡者に示しがつくまい

映姫「あなたは新聞を書いていますね?
あの新聞をよく考えずに話題を呼びそうなことばかり書いているでしょう。
そう、あなたは少し好奇心が旺盛すぎる」
文「そんな、俺は公正な報道をしていますよ」
映姫「事実をそのまま新聞に書くことは不可能です。
新聞を読んだ者の反応によって、事態が変わってしまう。
それを記事にすればまた事実が変わる。
新聞が引き起こした罪を含めるならあなたは地獄行きです。
あなたは新聞を使って事件を誘発しているという自覚を持たなければならない!」
文「あや、それなら俺は無職になってしまいますよ」
映姫「新聞の話はまだ続きます。
ただ、その前に一度裁きを受けよ。
審判『浄頗梨審判-射命丸文-』」

大輪の花状の弾幕が開いていく
文のカメラが吸い込むが、次々出る弾に追いつかない

文「なら避けるまでー!」

映姫「どこまで持ちますか」
0238名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/13(火) 06:45:01.96ID:2f1GH2rxa
映姫が悔悟棒を投げた、手を離れても彼の思い通りに動く棒が文を追い、ついには命中する

文「参りました」
映姫「では、続き。
これからあなたはどのように新聞を書くか」

文はしばらく考え込んでいる、どうやら真剣なようだ

文「好奇心から事件を取り上げることが罪なら、世を正すための新聞を書きます」
映姫「惜しい、三十点。
広めなければ事件の影響は小さいのだから、新聞は事件を起こすためにあると言えます」
文「では、どうすればよいのですか?」
映姫「積極的に良いニュース、聞いて幸せになるニュースを書くようにしなさい。
それがあなたに積める善行だ」
文「...そうですか。
よく、考えます」


映姫(なんだかんだ言って、外と比べれば幻想郷には心の綺麗な者が多い。
人間が作った法律では裁けない罪を、私は裁くのです)
0239名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/13(火) 19:27:31.74ID:SIPqirSV0
>広めなければ事件の影響は小さいのだから、新聞は事件を起こすためにあると言えます

社会心理学で言うとこのウェルテル効果やんけ。普通に至言
0240名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/13(火) 21:40:28.23ID:+fyXWTvK0
>>239
このへんはほぼ原作通りです。
弾幕と曲がよく評価されるZUNさんですが、台詞も特徴だと思います



さて、映姫はこのあと小町の様子を見に行く途中でタイミングよく霊夢と遭遇した。

霊夢「見つけた!」
映姫「私もちょうどあなたを探していたところです」


霊夢はいきなり怒っている
霊夢「早速だけど、異変を放っておくと俺がサボってるように見えるんだから、早くあの幽霊何とかしろ!」
対する映姫は気にせずに話を続けた

映姫「あれは60年ごとの周期で起こることなのです。
なぜかはわからないけど、突然幻想郷に幽霊が増える」
霊夢「そういえば長生きしてる奴は慌ててなかったな。でもなんで60年で一周?」
映姫「この世界のものは、全て三星(太陽、月、星)、四季(春、夏、秋、冬)、五行(木、火、土、金、水)に分類できる。
それらを掛け合わせると、3×4×5=60となるためです」

霊夢「ふーん、なんにしてもお前らがもっと頑張ればなんとかなるはず!」

映姫はそのまま本題に入っていく
映姫「あなたは、大した理由もなく妖怪を退治してきた。
その中には、妖怪でなかった者もたくさんいる。
さらに、宮司なのに神と交流しない。
それどころか牙を剥くことさえある。
そう、あなたは少し業が深すぎる」

霊夢「妖怪でなかった...?」
突然裁きを言い渡されて、なんのことか、と考えているらしい

霊夢「ああ、髪染めてた時はよくあったかも。
魔理沙は最初本気で敵だと思ったし、あと最近は咲夜。
妖夢は...半分アウトってとこか」
0241名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/14(水) 20:34:14.25ID:tEjc4DXr0
映姫「そうでしょう。
そして、あなたはこのままでは、死んでも地獄にすら行けない。
今から少しでも善行を積む必要がある。
ちょうどここに咲く紫の桜には罪深い霊が宿る、その下で懺悔するがいい!
審判『ラストジャッジメント』」

まずは全方位弾、霊夢には簡単に避けられるものだ
しかし、続いて太い光線が押し出されてきた

全方位弾の隙間が広い場所に入ったらこの光線に当たってしまうという寸法である

勘のいい霊夢でも速さが追いつかなかったが、結界を拡げて身を守る

映姫「結界ですか」

霊夢はそのまま暴風雨に向かうの傘のように結界を出したまま、映姫に近づいた

霊夢「夢想封印!」

光弾と光線がぶつかり合って、エネルギーが相殺される

元の明るさに戻った桜の下で二人は棒...棒と呼ぶには強すぎる装備を触れ合わせていた

映姫「有罪」
一瞬速く悔悟棒が降ってきて、霊夢を打った

映姫「私はさっき、『あなたは妖怪を退治しすぎる』と言いましたね。
ただ、妖怪が人を恐れさせ、人が妖怪を退治するのは幻想郷の基本的な仕組み。
仕事を理由にして無闇に倒してまわることは許しませんが、必要な妖怪退治をもっとすること」
霊夢「そういうもんか(といっても、しばらくしたらまたやっちゃってそうだな)」
映姫「じゃ私は一旦これで帰る。
...さて、小町!サボるのも大概にな」
小町「すみません!」
0242名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/14(水) 20:52:46.67ID:tEjc4DXr0
映姫のそばにいるのが死神だと、霊夢にもすぐわかった

小町「昔っからこういう方なんだ」
霊夢「大変そうだな」
小町「全くだよ、四季様が通るところ皆逃げてっちまう」

映姫「そこ!
ひそひそ話してるんじゃない、まあ私の説教は暇で地上に出たついでのこともあるけど」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−ーー

このような具合でしばらく死神と閻魔が地上と地下を行き来する間、俺の新聞の様子もちょっとは変えられただろうか?
長く新聞を書いてきた身にとって、たまにはああいったお説教を覚えていてもいいではないか。いくら俺でもたまには真面目に働く。

記事にすると良さそうな話題といえば、最近は騒霊の三兄弟の曲が明るくなった様な気がするので、詳しく話を聞いてみるのもいいと思う

あと、気になったのはもう一つ

橙「よーし、こっち!」

猫「ニャ」

また、この様に、八雲の式の式が無人の捨て里マヨヒガを使って野良猫たちを育てているのだ
中に良い猫がいたら式神にしたいらしい
可愛い猫も多かったので、少し写真を撮らせてもらった

次の説教の時には、この間の話は忘れているかもしれない
だがこれからも新聞を書こう、我々天狗ほど幻想郷を見てきた者もないのだから!




ありがとうごさいました!
0243名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/17(土) 18:12:38.60ID:xjRK8DmW0
ファッ!?続き読みに来たら終わってた
乙やで。できれば次回作期待やで
0244名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/18(日) 21:59:21.14ID:HHKFiYzQ0
次は風神録?  早苗さんは常識にとらわれない少年なのか、 歴戦の老人なのか?
早苗という名は世襲で
「ロートルにルーキー、二人足して一人前でございましょう・・・」ってヘルシングかw
0245名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/20(火) 19:11:42.18ID:GzIcSy4b0
>>243
もう少しだけ待ってください

>>244
世襲案はありませんでした

でも奇跡を起こす程度の能力は固定のものではなく、守矢神社ができた時から、諏訪周辺に数代前から住む人の誰かに一定周期で移り変わっていき、神奈子と諏訪子はその持ち主を見つけて風祝に任命する、という裏設定なら考えました

で、神奈子が守矢神社引っ越しを実行する直前に能力の移動が早苗に起こったわけです
(常識に従わないといけない外界では、神社経営はもっと大人がやっていたはず)
0247名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/23(金) 19:03:17.96ID:tqaaAmcz0
守矢神社を襲撃した2人組を神職が蹴散らす話 (←大誤解)

神奈子「ほう、死神コチヤ・・また見れるのか」
東風谷早苗「小便は済ませたか?神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタふるえて命乞いをする心の準備はOK?」

早苗少年『・・・この神社に普通のひとは居ないのか?』
0248名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/23(金) 19:58:22.46ID:dLD/STN90
>>247
...急にヘルシングネタが増えましたね
早苗が威圧的な演説をするシーンとかならひょっとしていけるかもしれません




そろそろスタート
幻想郷の秋、春に外の幽霊たちによって四季の花が一度に咲いてしまったが、紅葉は例年通りだった

霊夢「魔理沙〜焼き芋の焚き付けが足りないから、なんか紙持ってきてくれ」
魔理沙「よし、書損じでも探してくる」

魔理沙は程なくして紙を持ってきた
この紙がこれからの騒動のきっかけである

魔理沙「明らかに開けてない封筒しかなかったぜ。
よく考えるとお前が手紙出すところなんて見たことないからな」

霊夢「ほんとだ、誰の手紙だろ」

開いて、出てきたものは以下のようだった

前略 博麗霊夢様

博麗神社は即刻営業停止すべし
この狭い幻想郷に神社は二つも必要ありません、これからは信仰は外界から来た我々守矢に集まるのです。
さすがに新しい職につくまでの生活くらいはお助けしますから、質問等は妖怪の山までご自由に

守矢神社 風祝 東風谷早苗
0250名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/23(金) 20:38:44.46ID:dLD/STN90
>>249
ありがとうございます



霊夢「なんだこれは!?」
魔理沙「行けばいいんじゃないか?
妖怪の山」
霊夢「わかってる!ついてこい!!」

こうして二人はいつも通り飛び出していった

紫(手伝いに行こうかな...いや、ここはあえて立場の似た奴と競う方が霊夢もやる気が増すか?)

妖怪の山近く

霊夢「へんぴな所だ」

静葉(男)「じゃあわざわざ来ることないよ」
魔理沙「必要だから来てるんだ」
静葉「でも、止める。
ここは人間が来ちゃいけない」

紅葉の弾幕が近くの木から落ちてくる

霊夢「緩いな」

お札で落ち葉を押し返す、落ちなかった数枚が静葉に当たった

静葉「やられた、君たち本当に人間?」
霊夢「忙しい人間。
だからどいて」

そこに、もう一人やってきた
穣子(男)「そうはいかん!」

霊夢「ん?なんだか美味しそうな匂いが」
魔理沙「焼き芋だな」

穣子「まさか神を食べようとは!
笑止千万、不届き千万!」
0252名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/23(金) 23:43:16.15ID:dLD/STN90
霊夢「別に食べようとは思ってない」
魔理沙「でも、なんで焼き芋の匂いなんだ?」

穣子「神たるもの、身にまとう香りにも気をつけないとな。
焼き芋の匂いは俺の整髪料の匂いなんだ、兄さんほどおしゃれではないけど」

静葉「よせって、さあ、穣子も来たことだしもう一回だ」

魔理沙「しつこい神様だぜ」

穣子「そうそう、言い忘れたけど俺が豊穣の秋の神で、兄さんが紅葉の秋の神。
神社はないけどね」

「葉符『狂いの落葉』!」
「秋符『オータムスカイ』!」

紫に発光する落ち葉の弾幕、どことなく果実を連想する形の光弾が行き交った

霊夢「妖怪バスター!」

すさまじい量のお札を投げまくるのだ!

魔理沙「スプレッドスター!」

星型の弾も飛び出す!

静葉「なんて強いんだ」
穣子「人間とは思えない」

魔理沙「さあ進むぜ」
霊夢「最後までこんな神様たちなら楽なんだけど」
0254名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/25(日) 07:00:25.95ID:IvxL1Lhm0
>>253
でも農袋のような熱心な信者もいるかも?



しかし、そうなるとは誰も言っていない
この地点から少し進んだ場所で厄神と鉢合わせだ

霊夢「何これ、急に陰気になったな...。
あれ、魔理沙?」

魔理沙の様子がおかしいのだ
短い枯れ枝を鉛筆のように握り、地面を見つめている

そして突然膝をついて座り込み地面に図形と関数を描き始めた!

霊夢「魔理沙!?」

魔理沙、何も聞いていないようだ
そのまま猛スピードで計算を進めていく!
そして急に左手の法則を顔の前で構えた

霊夢「どうしたんだ」
魔理沙「なるほど......さっぱりわからない」
霊夢「さっぱりわからないのはお前だよ!」
魔理沙「どうということはない。
ただ突然円周率について考えたくなった」

雛(男)「あーこういう頭おかしい人間と関わりたくね。マジないっス」
0255名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/25(日) 13:51:47.25ID:Us2+Npzi0
穣さんの髪型についてなんだが・・・芋の整髪料って、糊たっぷりでコテコテじゃない?
つまりあれだ・・・金髪でリーゼントなんだよ、昔の不良だねw ヤンキーって草生えるwww
あっはっはダセぇ髪型・・・いや素敵な髪型であらせられまして、そのぉ・・お二柱様いつからそこに、あの、その
穣「ドララララララララララララララララララララッラアラr!」←再起不能
0256名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/25(日) 23:03:13.07ID:IvxL1Lhm0
>>255
あの一族の血が混ざってるなら
みのりこ じゃあなくて じょうこ が正しかったのかもしれませんね?



霊夢「すまない。山に用があるんだ。
通してほしい」

雛「オイオイそりゃアウトだぜ。
ここは人間立入禁止」

霊夢「なんで。
返事によっては倒す」

雛「オレェ、いちおー厄?だっけ?
人間のハードな運庇うの仕事だし、怒らせたらパネェからな?ガチで」

魔理沙「やっぱりここはいつもの、倒せばハッキリ、ってやつか?霊夢」
霊夢「もちろん」

雛「...しゃーねーな、厄符『バッドフォーチュン』」

何回転も回って弾幕をばら撒く
パンクな服装でブレイクダンスでもしながら弾幕を発する神様、といったデザインなら幻想郷でも珍しいに違いない

霊夢「器用なもんだな!
だが......俺はカポエラに似た動きも習得している」

雛が宙に身を預けた直後、しゃがんだり逆立ちしたりしながら弾幕を回避した霊夢のバク宙蹴りが、その飛翔を地に返した!

霊夢「さあ進むぞ」
雛「待て!
本気で行くつもりかよ...?
俺より危険な奴がまだまだいるってのに」
魔理沙「そうだぜ。
あとさっき書いた図形は壊さないでくれ」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−ーー

妖怪の山をおもに守っているのは、天狗達だ

特に武勇に秀で、かつ身分が他の天狗に比べ低いとされる白狼天狗が前線に立っていた

ただ、彼らはかつて狼だっただけあり、仲間内で強く頼れる者をリーダーに立て、小規模な群れを作り独立を図ることがある

その中でも、自分達を『牙』と称する極度の武闘派が守矢神社を襲撃しようとしていた
天狗達は守矢を警戒していたことは間違いないが、攻撃の決定は当然されていなかった
0258名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/25(日) 23:59:18.27ID:IvxL1Lhm0
牙のリーダー「この湖を越えれば神社だ。
俺に続け!」

「「「押忍!」」」



早苗(男)「気配がおかしい...」

早苗は掃除も兼ねて天気を見に境内の外に来たところだ
そこで狼の一団に出くわした

牙のリーダー「一丁前に戦い慣れしたようなことをぬかす小僧だぜ!」
牙「ハッキリ言う!
この山から出てもらおうか!」

早苗「待ってください。
我々守矢神社はあなた達を攻撃するつもりは全くないのです。
ただ、少し話を聞いて頂きたい」

牙「わりぃな、無駄話は嫌いでよ」

早苗「無駄かどうか、考えようともして下さらないのですね。
ならば仕方ない」
0259名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/26(月) 21:42:44.94ID:Sm7o/6EY0
早苗の頭の蛇がほどけて行く

牙「おい、ありゃなんだ...!?」
リーダー「ただの脅しだ!」

牙のリーダーが真っ先に斬り込む!

しかし早苗の蛇が切っ先を咥えてへし折ったのだ!

牙たち「「妙な真似をしやがる!」」

牙の怯みをかき消すかのような集中攻撃が始まる、しかし早苗は微動だにせず頭の蛇をオロチのように分岐させ、また刀を咥えて折り続けた

早苗「早く帰りなさい。
次同じことをすればこれではすみませんよ」

牙(間違いねえ...これは本物の化け物だ)

早苗「そうそう、武器をよく見てご覧なさい」

刃の欠けが完全に直っているのだ

リーダー「これは一体?」

早苗「我が神、八坂神奈子様より授かりし奇跡の力です!
もし良ければ、我々を信仰して下さい」

牙「やめときましょうぜ長」
リーダー「いや...俺は興味がある」

守矢神社はこのように力を伸ばしていた

−−−−−−−−−−−−−−−−−−ーー

妖怪の山の前に広がる、広大な沢
河童はここに集まっている

にとり(男)「ああ、嫌な気配がしてきたもんだ。
新しい神社が力をつけ始め、もといた神社は仕方ないとはいえ、そのうち止めにくるだろう」

首にほとんど見えない小さなエラを持つ水棲の技師は、陸の騒ぎを聞かないように川底で日課の機械いじりをしていた

そのとき、上を通ったのが霊夢達だ

レーダー「シンニュウシャ ジョウクウニ フタリ!
ニンゲン デスガ タイヘン ツヨイ エネルギー ヲ ハッシテイマス!!」
0260名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/28(水) 00:38:12.12ID:xLnuMLow0
にとり「げげ! 人間!?」

にとりには、このエネルギーの主が誰か一瞬驚いた後すぐ想像がついた

にとり「どっちにも争ってほしくないが、強いて選ぶなら......よし、昔からの盟友に忠告してやろう」

こうして水をかき分け霊夢達の前に河童が現れた

にとり「光学迷彩発動!」

霊夢「何それ」
魔理沙「普通に見えてるぜ」

にとり「ありゃ。まあ急ごしらえで作ったし、無理もないか。
で、お前達はそのまま進むつもりなのかね?」

霊夢「そうだ。
ここの神に用がある!」

事態は確実に、にとりの予想に近づいていた

にとり「いっぱいいるから誰のことやら。
(あんまり山で戦われるのも鬱陶しいな...)
とにかく引き返しなよ」

魔理沙「そうは問屋と香霖堂が卸さない」

魔理沙の指先から青い魔弾が飛び出した、水面に落ちたそれは水を凍らせていく
0262名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/28(水) 20:35:46.30ID:xLnuMLow0
魔理沙「コールドインフェルノ......たまには氷属性もいい。
吹雪、氷鎚、大紅蓮の地獄に裁かれよ!!」
霊夢「(いかん魔理沙に変なスイッチが)」

川を凍らされたにとりだが、さして気にする様子はなさそうだ

にとり「なんだか知らんけどね、機械は動くとあったまるんだ。
冷やしてくれるなら調子も良くなるというものさ。幸い防水も完備だ。
のびーるアーム!」

にとりのリュックから自由自在に伸びるマニピュレーターが出た

魔理沙「名前をもっとひねった方がいいぜ!」

マスタースパーク!

しかし!

マニピュレータは先端のハサミを閉じてぴったりと並べ、盾のようになる

そのままスパークを吸ってしまった
0263名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/28(水) 23:06:03.12ID:xLnuMLow0
にとり「魔力、妖力に強い装甲くらいはなきゃね」

マニピュレータ「オイシイエネルギー デシタ」

霊夢「旨いんだ」

マニピュレータ「アマイデス イロイロト
サテ、ワタシ ニ ツウジル コウゲキ ガ アルトスレバ」

にとりが慌てる

にとり「こらこら勝手にペラペラ喋るな」

マニピュレータ「物理攻撃デス
ソウコウ ガ クダケレバ ソレマデ......

イイジャ アリマセンカ マスター
ワカッタカラトイッテ ソノトオリ コウゲキデキル トハ ダレモ イッテマセン」

霊夢「いいことを聞いた!
博麗家流体術うけてみろ」

マニピュレータ「チカヅカレタラ オワリ ノ ワタシ ガ、無策 ト オモイマスカ?」

ハサミの先から妖力を凝集したビームを発する!

マニピュレータ「マリサ デシタカナ?
先程ノキンパツサン ノ コウセンワザ モ サイリヨウ シテイマス」
0264名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/29(木) 15:26:01.44ID:kcREs+Ik0NIKU
モブ河童たちの喜劇

おかっぱ「やった、にとりさん、ナイス足止め! カメラ現場に追いついた!」
あきんど「生視聴率すごい! スポットCMもっと入れてよ!」
めがね「え〜 今CMなんか入れたら暴動になるよ〜」
ヘアピン「ちょいまて、のび〜るアームの制御に割り込めた・・・音声入れるよ 5、4、3、、、キュー」

マニピュレータ「マリサドノ、サスガダナ シッテルカイ? キューリノキューチャンマルカジリパック、シンハツバイ、キター!!」
全員「やったぁ♪」
0265名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/06/29(木) 21:04:45.38ID:Nl4f5G9B0NIKU
>>264
地霊殿のあの歌はここから始まったんですね





魔理沙「(ちょうど今
かっぱっぱーかっぱっぱー
きゅうりのキュウちゃん丸かじりー
って歌思い出したんだが)
それ旨そう」

にとり「俺が言うつもりのことはだいたいこいつが喋っちゃったけど、要するにこいつは俺の妖力で動くロボットなんだ。
弱点は、ほとんどない」

二人は避けて近づこうとする

魔理沙「いかにも俺が普通の魔法使い、霧雨魔理沙だぜ!
おい、ロボット!さっきのは結界の一種だろ?」

マニピュレータ「コタエル ドウリハ ナイ!」

左腕を伸ばして大きく振った

魔理沙は素早く箒に跨って上昇
霊夢は、相手の腕に飛び乗った

にとり「...は?」

マニピュレータ「マスター!
パターン ニ ナイ ウゴキデス!
ドウシマスカ!」

にとり「一旦手動に切り替える!」

マニピュレータ「ハイ」

にとりはポケットから携帯電話ほどの大きさのコントローラーを二つ取り出し、それぞれの手に握った
0267名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/01(土) 00:06:36.31ID:mSnCSpBv0
>>266
なんとなく思いついてしまったんです





そうこうしている間に、弁慶の薙刀に乗った牛若のように霊夢がすぐそこまで駆けてきている!

すぐさま右手が飛んだ、霊夢はそちらに飛び移る!

にとり「フェイントだ!」

魔理沙「霊夢後ろ!」

霊夢「!?」

右腕に飛びついて間も無く、さっきまでいた左腕がうなって向かってくる

霊夢はそのまま振り返り、お祓い棒の先で機械の左拳を突いた!


霊夢「霊力を込めないなら、こいつも少しは効くはずだ」

殴られた勢いを逆に受けて活用、にとりのそばに着地した

霊夢「これはただの俺の勘だけど、いくらすごいアームでも関節の可動域には限界があるはずだ。
そしてここはその範疇」

にとりは驚きながらも、その顔には賞賛が浮かんだ
0268名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/01(土) 12:32:46.51ID:mSnCSpBv0
にとり「まさか、ここまで簡単にこの武器の弱点を見抜くとは!
これならひょっとして最近うちに来た神も倒せるかもしれないな。
だがお仲間の調子はどうか?」

魔理沙「ブレイジングスター!」

箒の先端がマニピュレータの両手を打ち抜いていた

魔理沙「この通りだぜ。
ついでに結界装置もハサミにあったようだな」

にとり「よし!
この辺の河童には俺が伝えておく。
あとは天狗様を納得させてこい」
マニピュレータ「シュウリ モ フツカ アレバ
ジュウブン デスヨネ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

実はこの時、他にも山への訪問者があった

妖夢「おい、椛か?」

椛(男)「おう、また勝負したいのはこちらも山々だが、しばし待ってくれ」

妖夢はいぶかった

妖夢「というと?」

椛「この山には今、小さいが見逃すべからざる混乱があるのだ」

妖夢「なぜだ」

椛「外の世界から新しい神が神社ごとやって来た」

妖夢「良いのではないか?
幻想郷はなんだかんだいって寛容だ。
神社の一つや二つ増えたところであいつも騒ぐまい」

椛「おとなしい神社なら俺らもここまで慌ててねえよ。
ただ、山の乗っ取りを考えてる。
山が済んだら麓にも出てくるだろうな」

妖夢「それにしてもお前はここを警備するのが仕事で、直接の関わりはないのでは?」

椛「ちょうど今しがた上司が、守矢、新しい神社を見てこいってよ。
これから出発するところだ」
0269名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/01(土) 20:37:22.46ID:mSnCSpBv0
妖夢「いきなり備えもなく敵の本丸へ行けとは!
あまりに無体が過ぎるではないか!」

椛「待て待て、あっさりその神社に取り込まれた天狗の目を覚まさせてこいって話だったんだ。
よほど運が悪くなければ境内までは入らないだろうよ」

妖夢「どちらにせよついて行ってやる」



かくして、神社そばの湖が遠くに見える開けた高原に椛の狙う天狗達がいた

妖夢達は高原の端の茂みに、目と鼻の効く椛が前になって隠れている

敵の数は20ほど

ある者は獣の爪のような突起のある手甲、またある者はトンファーのように回転させられる縁に刃をつけた盾を持ち、さらには兜をかぶり角がわりにブーメランをのせた者までいた

先程の『牙』のメンバーも混ざっており、どうみても正規の見回り天狗達に支給される装備ではない、守矢はまず今の山に不満のある層を味方につけたのだろう

椛「間違いない。奴らだ」
妖夢「これは正気に戻すのは苦労しそうだな。
...あとで団子でも奢れよ」
椛「桃太郎のつもりか?
結構甘党なんだな」
妖夢「俺が食べるんじゃない。
持って帰って渡す人がいる。それに犬っぽいのはお前だろ?」
椛「狼だ!
まあいいや、こんな話はカタがついてからするもんだ。じゃないと縁起が悪い」
0270名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/01(土) 21:13:44.58ID:mSnCSpBv0
妖夢「さて、先手はどちらが取る」
椛「数で劣る俺達にできるのは、相手が少しでも油断した時に一気にかかる事だ。
俺は目も鼻も効く、尻尾を二回細かく振ったらそれが突っ込む合図だ。いいな」
妖夢「奴ら、何をやっているのだろうな?」
椛「神社の警備だろう」

妖夢が何かひらめいたようだ
妖夢「我にみょん策あり!」
椛「静かにしろ、で、どんな?」

妖夢「...舌噛んだことは触れないのな。
半霊は少しなら俺から離れても動かせるから、こいつの尻尾で別の茂みから石でも飛ばして奴らの目をそらす。
どうだ?」

椛「気に入った」

石が茂みに突っ込み、ガサッと音を立てる

天狗1「侵入者か?!」
天狗2「なんだ、ただの石か...どっかから転がってきたんだろ」

天狗達の視線が一瞬石の飛んできた茂みに向かったので、妖夢と椛は一気に駆け寄った!

椛「麓警備担当、犬走椛見参!」
妖夢「椛の手伝いに来た冥界庭師、魂魄妖夢!」
0271名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/01(土) 23:27:36.06ID:mSnCSpBv0
まあ、この名乗りの前にそれぞれ一人づつ峰打ちをくれているのだが

天狗3「たったの二人か、潰しちまえ!」

すぐに囲まれる、しかし

妖夢「ちょっと待て、さっき石を飛ばしたのは誰か、気にならないか?
誰もいない所から石が出るなど妙ではないか?
動物の気配もないのに(よかった、今度は普通に妙って言えた)」

天狗(数人)「そういえば...」

このまま妖夢はアドリブの脅しに入った

妖夢「数が不利な我々がなぜ何も対策せずに突っ込んでくるだろう!?
新兵器でさらに酷い目に会う前に降参する考えはないか?」

椛はかすかに意外そうな顔をしたが、すぐ妖夢に合わせてみた

椛「その通り。
河童に頼んで外の世界の最新兵器を真似てもらったものが、俺のこの盾の裏にある。
俺が少し指を動かせば、念力が出て全員頭がスイカ割りのようになるぞ!いいのか!?」

天狗達は少し考えていたようだが、残念な結論にまとまった

天狗4「ハッタリも大概にしやがれ!」
天狗5「本当ならそこの二人をわざわざ殴っただけで済ますはずがない」

妖夢「意外と賢い...?」
椛「お前天然って言われないか?
俺は一か八かのつもりだったぞ」
妖夢「全くない」
0272名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/02(日) 07:54:43.35ID:XVReSpnb0
囲まれた二人は、互いに背中を合わせた

妖夢「こうして背を守り合うのは初めてだな」
椛「逃げる合図も可能なら尻尾でする。
よく気をつけとけ」
妖夢「それはいらぬ。
このまま全員倒すからだ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ー

霊夢達はそのまま奥へ奥へ進んでいた
すると、また意外な奴が出てくる

文(男)「あやややや、侵入者の方向を聞いて来てみれば、まさか貴方達ですか」

霊夢「別に天狗に用はない。
ほらどいたどいた」

文「俺だって面倒だよ、ただお前ら、特に霊夢に詳しいのは俺だから、って上司の命令で来た」

魔理沙「面倒ならどいてくれよ」

文「本当そうしたいけど、見回りの天狗が納得しないからな」
0273名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/02(日) 21:30:57.57ID:XVReSpnb0
霊夢「天狗って変な奴らだ。
この山の上の神様に用があるだけなのに」

文「組織になってしまったからね。
それと、新しく来た神様のことなら心配は要らないよ、ひどければ我々が追い出すつもりだ。
さあ、手加減してあげるから本気でかかってこい」


魔理沙「手加減するなら不戦敗にしろよ。
イリュージョンレーザー!」

いつも通りの光線、しかし

文「止まって見える。
素早くても直線では見切りやすいものさ」

霊夢「ならこれでどうだ!
ホーミングアミュレット!」

文「どこまでも追いかけるようにできている!
うむ優秀だ!良い、非常に良い!!」

霊夢「喋ってないでどくか戦うかしろ!」

文「言われずとも!
風神『天狗颪』!」

文のヤツデの葉の団扇が暴風を起こしホーミングアミュレットを散り散りに吹き飛ばした!
さらに網のような弾幕のおまけ付きだ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

しばし睨み合った妖夢、椛と守矢側の天狗達

ひとひらの紅葉が楼観剣の切っ先に乗り、裂けたのが火蓋となった


敵の駄物武器は楼観剣の前にバターのように切れていく、椛の盾は一切砕かれることはなかった

二人とも次々峰打ちで動きを止め、武器の相性が悪ければ回って互いの位置を入れ替え、囲まれていたはずが相手はただの一人だけになっていた

この残りの白狼天狗が『牙』の者だったことはすぐにわかる
刀身の反対側、柄の先に肉食獣の牙をかたどった突起があるからだ、これが『牙』特有のデザインだった

椛「妖夢、あれは剣の腕で言えば最も危険な天狗だ」
0274名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/02(日) 21:52:26.53ID:XnKfpavP0
弾幕がちゃんと原作準拠なの好き
0275名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/03(月) 06:42:58.20ID:ZN15oYJw0
>>274
弾幕の格好良さは好きなので、可能な限り再現してます





妖夢「そんなことは見ればわかる!」

牙「守矢神社との約束だ。
彼らいわく、山での信仰が集まれば我々の独立も認めるという!
悪く思うな、苦しませはせぬ」

牙が目視の追いつかない速さで抜刀する
その両の手にはそれぞれ刀が握られていた

妖夢「二刀流...?」

幽々子の稽古以外では初めて対峙した二刀流の使い手だ
自分の有利な点がひとつ崩れたと言える

牙「白狼天狗というのは、元をたどれば狼。
そして四足歩行動物が最も速く走るには、背筋その他の体幹をバネにして、前後それぞれ両足は揃えて前に出す」

椛「その通りだ。いきなりどうした?」

妖夢「観察したことはないが想像はつく」

牙「ただ、この時ごくわずかながら右前足がより前に出ているものと、逆のものがいる。
ちょうど人の右利き左利きと同じだ、まあ人よりは左右の整合性は高いが」

妖夢「さっきから何が言いたい!」

妖夢はしびれを切らして既に二刀とも構えている

椛「妖夢!
...待て」

牙「そして俺の走りは完全な左右均等だった。
つまり人のそれをはるかに凌ぐ真の両利き、完全なる均整を備えた戦いの身体よ!
二刀流とは俺が使うべきもの!」
0276名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/03(月) 21:59:19.93ID:ZN15oYJw0
妖夢「ならやってみせろ!」

気がはやった妖夢が左の白楼剣で斬り込むが、鍔迫り合いもかなわずあわれ一息の間に刀は宙に預けられた

妖夢「(残った楼観剣で...!)」
椛「妖夢!
俺に合わせろ!」

盾と並行して扱うことを想定した動きなのだろう
椛は右手のみで構えた重厚な得物に、体幹を用いた遠心力をかけ、叩き斬るようにして牙の右刀を抑えにかかる!

同じくして両手が楼観剣に集中した妖夢も牙の左刀に食いついた!

牙「なに!」
牙は自由に動かせる蹴りで縛りを抜けようとしたが、椛の盾がうまく防いだ

妖夢「妖怪が鍛えたこの楼観剣に!」
椛「この河童が作った俺の盾に!」

妖夢「斬れぬものなど!」
椛「護れぬものなど!」

妖夢・椛「何もない!!」

人鬼『未来永劫斬』!
牙符『咀嚼翫味』!

剣先から出た弾幕が牙に余さず命中する!

牙「ぐああ!」

そのまま少し吹き飛ばされた、様子を見ると命に別状はないが気絶しているようだ

椛「これでとりあえずは落ち着いたか」
妖夢「今度うちにも来てみてくれよ」
椛「俺らはご覧の通り忙しい種族だ。
それでも、暇な時にはぜひ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


霊夢も魔理沙も網のような弾幕をくぐるのには慣れている

だが文は次の動きに出る

霊夢「見えない...?」
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2017/07/04(火) 21:54:21.60ID:f+QtRUtN0
目視が追いつかないほどのスピードで飛び回る『無双風神』である
続けて、暴風雨のような弾幕が姿を見せる

霊夢「これじゃホーミングも吹き散らされるだけか!」
魔理沙「あいつが疲れるまで防ぐか避けて待つしかないみたいだな」

霊夢「結界!」

空中で結界を張って動きが遅くなる霊夢を、魔理沙が後ろからすくうように箒に乗せる

魔理沙「俺が運ぶ方が速いだろ?
しっかり掴まってろ!」

霊夢「お前こそ、無茶して飛ぶなよ?
結界と言ってもこれだけの弾数、防ぎきれるかわからない」

魔理沙「じゃあ急加速と急旋回!
二人乗りブレイジングスター!!」

箒の後ろから出るスパークが、間合いの確保と弾消しを同時に完成してくれた

予想外の弾幕に対応するために、霊夢達は最初に文と遭遇した時よりも距離を取っている

文「おお、怖い怖い。
さっきの光線には危なくかすりましたよ。
...最初に手加減してやると言ったな、あれは嘘だ。
これが天狗の弾幕
塞符『天上天下の照國』!」


霊夢「...っ!」

弾幕より前に強烈な光が発し、前にいた霊夢は弾幕が見えるまで時間がかかった


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
守矢神社境内
三神が珍しがって見に来た人間たちに、激しく跳ねながら腕を様々に動かす独自の踊りを披露する

人間1「おおー!」
人間2「有難や有難や」
人間3「イケメンがいるわー!」
人間4「あれ神様なんだって」
人間5「博麗神社にはこういうインパクトのある行事が少なくていけない」
人間6「いあ!いあ!」
人間7「お札下さい!」


早苗(男)「どうぞどうぞ!」
神奈子(男)「さあ、皆で踊るぞ!」
諏訪子(男)「あーうー、元は僕の神社だったんだけどねぇ」

実はこのくらいノリの良い一面もある...のかもしれない

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

文「まだまだ続くぞ!」
霊夢「しつこいなぁ」

光は落ち着いたものの全方位への凄まじい弾幕が続いている
0278名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/05(水) 21:13:37.44ID:QQSwE4Sw0
魔理沙「今度こそ突破させろ!
マスタースパーク!」

スピードはともかく、立ち止まっての弾幕力のぶつかり合いなら魔理沙に分があるのだろう!

光線が弾をかき分け、飲み込み、文まで突き進んだ!

文「今まで真面目に戦ったことはほとんどなかったけど、これなら山の神様にも勝てるかもな」
霊夢「で、その神様の神社はどこ?」

文「この先まっすぐ上に飛べば湖が見つかる。
神社はそのすぐそばだ」

魔理沙「ついて来てくれよ」

文「ちょっと仕事が忙しいからごめん」


こうして二人は湖に達した

霊夢「誰か水面を歩いてくる」
魔理沙「そんなどっかの救世主様のようなこと......してる奴がいるな。
ファッションセンスに問題のある聖者様だぜ」

さて、早苗は湖を渡りきった

早苗「まさか宮司の貴方が直接ここに来るとは。
早速うちの神様に参拝だろうか」
0279名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/06(木) 06:46:02.42ID:7zQlk1Zr0
霊夢「というよりはうち以外に神社ができたことに驚くよ」

早苗「俺は風祝の早苗、外の世界では絶え果てた現人神の末裔。
男の巫女と言ったところか。
そしてここは守矢神社、信仰が少なくなった外の世界から神社と湖ごと引っ越して来た」

確かに、原作では自分では知らないようだが諏訪子の末裔らしい

早苗「それで、あなた、黒い方は?」
魔理沙「天狗も河童も悪い神もまとめて懲らしめるヒーローだぜ」

霊夢「俺は......あんな手紙がくるあたり、だいたい知ってるか」

早苗「そうそう、このところ最大の用はこの山を頂くことだけど、それが済んだら博麗

......貴様の神社は全面的に我々に開け渡せ」
0280名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/06(木) 21:30:58.23ID:7zQlk1Zr0
霊夢「そんなことをすれば幻想郷におわす八百万の神々が黙ってないぞ」

早苗「これは幻想郷の為でもある。
今の信仰が続けば幻想郷は力を失う。
奇跡を起こす力を失うのですよ」

霊夢「冗談じゃない。
信仰くらい自分でなんとかしてやる」

魔理沙「そうだ。
お前らみたいな怪しい神社に幻想郷が任せられるか!」

早苗「では、我が奇跡を見て考え直せ!
開海『モーゼの奇跡』」

幻想郷では有名ではないかもしれない、旧約聖書の預言者の起こした奇跡である

早苗の下にある湖の水面が持ち上がり、二つに分かれ、霊夢達の退路を断ち、逃げ場を狭めた!

霊夢「これは早くケリをつけたほうがいい!
合体するぞ魔理沙!!」
魔理沙「おう!」
0282名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/06(木) 22:54:29.35ID:7zQlk1Zr0
>>281
調べてみたらだいたいおじさんとおじいさんじゃないですか
髪型は、耳の前あたりに長い束があって、そこに蛇飾りが巻きつく以外は短髪、もちろん緑髪
服は原作のに普通の袖をつけて、カエルはベルトのバックルになるイメージです



互いに向き合って右腕で×字を作る
「「ハクレイクロs」」

早苗の放った弾があたり、融合しそこなってしまった

早苗「この手の宣言は連携技の前触れでしょう、常識的に考えて」

魔理沙「いてて、宣言させてやるという常識はないのかよ!」
霊夢「魔理沙こいつに何を言っても通じない!
お前が箒で運んでくれるならこの形態もいいかもな...」

魔理沙「え?」

霊夢の身体から紫色のオーラが放たれ、それが髪に染み込んでいく
服も少しきっちりした

霊夢「旧フォルム」

旧フォルム、靈異伝や封魔録で活躍した姿だ
自力で飛べなくなった代わりに、パワーを中心に身体能力が大幅に上がる!
また、霊夢の近くで周回していた陰陽玉も強化された

靈夢「落とすなよ」
0283名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/07(金) 00:05:38.99ID:UTxMwumB0
弾幕と噴水を避けた魔理沙の箒から靈夢が跳んだ!

そして宙に浮く早苗に組みついて墜落を狙う!

早苗(一瞬でこれほどの動きができるとは...こいつ、何者?)

さすがに肩を抑えられた状態での抵抗は厳しいか、早苗は靈夢ごと水面に落ちた

早苗「まだだ、我が神のお力はこんな物ではない!
準備『サモンタケミナカタ』!」

陸に上がって弾幕をまき続ける

靈夢「すげぇな星がいくつもある。
目、まわんないのか?」

魔理沙「出してる方は大丈夫だろ。
それより靈夢お前...」

靈夢「ん?
どーした?」
0284名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/07(金) 20:05:24.65ID:UTxMwumB00707
魔理沙「飛べてるぜ!昔の格好で!」

魔理沙ほどではないが、少なくとも3〜4mくらいの高度は維持できるようだ

靈夢「お!
陰陽玉が強くなったおかげ、とかか?」

早苗「どこに逃げようと、隙はない」

頭の蛇を解放し高く舞い上がった早苗の猛攻!
すぐに頭を増やす蛇は氾濫した川のようだ、それをくぐっていくのは魔理沙のみ!

魔理沙「これだけは使いたくなかった......
でも霊夢があのフォルムで戦ってるんだ。
俺も相性の良かったあの形態にならないとな!」

魔理沙も旧フォルムを出す

そこにいたのは毒々しい紫のローブを纏い、三角帽に師にちなんだ三日月をあしらう魔法使いの姿だ

魔理沙「ククク...吾を顕現しむる咎は重い。
汝、覚悟はできて居るな?」
0287名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/07(金) 22:49:58.21ID:UTxMwumB0
>>285
そうなるとある意味ホラーですね
>>286
MP が たりない !
...そうですね、あまりデザインを細かく決めるつもりはありませんが
新旧共に魔理沙(男)はかっこいい、魔梨沙(男)はかわいい
こういうことでいかがでしょう





早苗「お前一人で何ができる!
所詮祭神もわからない神社ごっこの小屋を巣にした野良魔法使いめ!」

魔理沙「吾への侮辱は甘んじて受け入れよう。
しかし靈夢に対しては赦さぬ!」

魔理沙が何やら小声で詠唱をすると、突然漆黒の魔弾がゆらめきながら現れる

魔理沙「......審判を!...破滅を!」

早苗自身や、その頭の蛇が出す弾幕を押しのける黒弾
蛇に齧らせたら簡単に消えたが、その後ろに回転中の陰陽玉が隠れていた
さすがの早苗もこれには間に合わない!

陰陽玉の直撃を受けて地面に落ちてきた

靈夢「さっき少しだけでも飛べるようになってたのがデカかったな!
魔理沙の弾を追うように投げたんだ!」

早苗「なぜ、これほど強いくせに信仰が少ないんだ」
靈夢「俺が聞きたいよ!」
早苗「よし、うちの分社を置こう」
靈夢「それはそのうち考える」
魔理沙「今は進まねばならん」

早苗「神奈子様にも会われるつもり?」

靈夢・魔理沙「そうだ」
0288名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/08(土) 01:07:05.14ID:BpZbgdbN0
早苗「懲らしめてもらうがいい。
御柱が見えるだろ、あそこを通れ」


その頃守矢神社では

神奈子「博麗神社に充分な御利益があると思うか!
そして我々は諸君らの信仰を得、此の地に落ち着いた後、幻想郷のそれより遥かに優れた外界の文明をもたらす計画がある!!
今信ずべきは守矢か!博麗か!」

「「「守矢!守矢!守矢!!」」」


諏訪子「そろそろ誰かが攻め込む予感がする。
皆、一旦帰りなさい」

神奈子が少し暴走し、諏訪子は興味を持って集まってきた人妖を家に返していた


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

博麗神社留守番

萃香「山はもともと鬼のものだろ。
これからでかくなって暴れてこようかな」

紫「天狗と河童の緊張が限界を超えるから駄目」

永琳「それにしても君、どういう体質ですぐに身体の大きさを変えられるのか、ぜひ調べてみたいな。
これは私の推測に過ぎないが、ただ身体の密度を薄くするだけではスポンジのようにふにゃふにゃになるだけだから、何か凄い秘密があるに違いない!
例えば足元に土中の有機物やミネラルを集め、密度を高めて圧力と熱をかけることで一瞬にして化学反応を起こし巨大な骨格や筋肉を生成。
これを戦闘用の着ぐるみのようにして、中にはいつも通りの君がそのまま入っている」

萃香「どうとでも勝手に考えてればいい」

幽々子「ダイオウイカ、オオウナギ、
変に大きい生き物ってだいたい普通のサイズの種類より味が悪いから嫌」

萃香「鬼を食うのか...」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

博麗神社の簡素な作りとは全く違う高い柱に囲まれた守矢神社は、ある種要塞のように見えた
0289名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/08(土) 10:37:37.64ID:BpZbgdbN0
靈夢達はその中の、柱の間隔が広く空いている場所を道として進もうとしている



靈夢「よし、ここだ!」
魔理沙「ククク...一体、如何な神であろうな」


神奈子「我を呼ぶのは何処の人ぞ。
なんだ、麓の宮司と魔法使いじゃん!
まだ直接挨拶してなかったからね、
私は八坂神奈子、よろしく!
何か用があるかい?」

靈夢「意外だな。
ずいぶんフランクな神様だ」

神奈子「最近は厳かにするより親しみを込めたほうが信仰されやすいんだ」

魔理沙「それはどうだろうと関係ない。
貴様の博麗神社を乗っ取る計画、今こそくじく!」

靈夢「そうそう、俺もそれが言いたかった」

神奈子「あれは結局のところ君達のためになることだ。
信仰を集める手助けをしているのだからね。
ついでに、たかっている妖怪達も成敗して差し上げよう」

魔理沙「ここに着くまでに聞いた、天狗や河童とは基本的に敵対しているそうでないか。
やり方と云う物を考えろ。
...神は死んだ。
フリードリヒ・ニーチェの言葉だ」
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2017/07/08(土) 19:37:25.92ID:BpZbgdbN0
靈夢「第一、お前を祀っても信仰が増えるとは限らない」

神奈子が食いついた

神奈子「信仰はゼロ未満にはならない。
今の幻想郷に必要なのは神様を信じる心。
反対する者がいるならひとつひとつ取り除いて行くしかない。

特に霊夢、あなたならわかるはずだ。
信仰がどれだけ重要か。
信仰のないところに混沌が起こるということが。

......そろそろ、真の神の力を刮目するがよい!
神祭『エクスパンデッド・オンバシラ』!」

神奈子が宣言すると、二本のモミの巨木が空中に現れ、枝葉は外れてお札に変身しながら降ってきた

どう避けても、その後も一対ずつ現れる御柱になった巨木の幹で逃げ場が狭まっていく

靈夢「陰陽玉...突破ァ!」

靈夢の投げた陰陽玉が凄まじい回転で御柱を掘削、これで道を確保した

神奈子「ほう...その玉が霊力を溜め込むことはわかった。

しかし、それはここに来る前、早苗との戦いで吸収した分が多い!
私には波長でわかる。そして、その早苗の力の源は私と、我が友、この社のもう一柱の神だ!」

魔理沙「む?
まだ居ったか」

神奈子「今見せてやる...諏訪子!!」
0291名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/08(土) 21:27:49.57ID:BpZbgdbN0
諏訪子「勝手にここまでやって、よくも友達なんて言えたもんだな」

靈夢「かえる?」

諏訪子「カエル言うな!」

魔理沙「待て、勝手に、というのはどう言うことだ?」

諏訪子「話せば長くなるけど、遥か古代、幻想郷ができる前、僕は土着神だった。
そこでは平和だったさ。
でも途中でこいつがやってきた、そして信仰をめぐる戦いに負けて、それからは神奈子が表向きは神社を持った。
まあ完全に滅ぼされはしなかったし、信仰も増えたから一応感謝してるけど。
早苗は僕達のこと、何か言ってなかった?」

靈夢「いや、神奈子って名前だけ」

諏訪子「まあいいや。
雨にも負けず、風にも負けず、冬にも夏の暑さにも弾幕にも負けぬ丈夫な体を持ち、欲はなく......だいたいそんな感じの神に僕はなりたい。

さあ、神の遊び、弾幕祭りの始まりだ
開宴『二拝二拍一拝』」


細かく切れた光線が挟むためのV字列を二回作る
その後飛んで来るのは大弾だ

これはまだ最初、魔理沙も靈夢もすぐに避けることができた

諏訪子「もう一発!
神具『守矢の鉄の輪』!」

輝く輪型の弾幕が次々に現れる、弾が赤いのは古代の銅合金をモチーフとしたデザインか

神奈子「実際に諏訪子はこのような鉄輪で私を迎え撃ったものだ。
まあ、その時は霊力を込めた藤の枝で朽ちさせたがな」

諏訪子「1000年以上前の話でしょ!
今はあれより強いよ」
0292名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/08(土) 23:32:59.14ID:BpZbgdbN0
靈夢「封魔針!」
魔理沙「黒魔弾!」


無駄だった、ただの攻撃なら鉄輪は凄まじい勢いで弾いてしまう

靈夢「魔理沙、神奈子は今枝がなんとかって言った!
植物を使った攻撃が効くとすれば、"あれ"しかない!早く出すんだ」

魔理沙「......霊夢、いや"靈"夢の言うことならば......よし、その目に焼き付けよ、呪木を纏いし我が真の姿を!!」

靈夢が結界で守る中、魔理沙の本当の旧フォルムが作られていく
髪は桃色になり、箒が先端に花をつけた植物の茎のように変わった

そして、服も旧フォルムよりもさらに毒々しい暗い紫の長ローブに変わる、まるで全身に毒の気体を纏っているかのようだ

魔"梨"沙「おっけー、ここは魔梨沙にまかせて。
...キャハハハッ
見られちゃった♪これがボクの一番最初のコーディネートなんだっ」

神奈子「なんだ、これは」
靈夢「呆れるのもわかるが、本当に昔はこんなだったんだ。
神に歴史あり、もちろん人にもある」

諏訪子「わかる!
昔の神奈子はもうちょっと怖かった」
0293名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/09(日) 01:18:39.87ID:NsvfSMGT0
魔梨沙「ねぇ、そんなにお喋りしてていいの〜?」

三人が気づいた時には、かつて箒だった葉を羽ばたかせる植物が伸長し、鉄輪を絡め取るどころか、絞めてへし折っていた

神奈子「私は長年人間達に御柱、巨木を幹だけにしたものを運ばせた。
それだけの大木を運ぶのにどれだけの力が必要だったと思っている!
まして、この程度の蔓!

奇祭『目処梃子乱舞』!」

御柱を模した太い光線に弾幕V字列が結合している!

この突起を伴う御柱が魔梨沙の蔓を引っ掛け、持ち上げて切っていった

魔梨沙「まだまだ伸びる!」

切られた茎からは脇芽が生じ、弾幕に込められた霊力を肥料にしてどこまでも伸びる

諏訪子「複雑さならこれはどうだ!
土着神『手長足長さま』!」

諏訪子の手と足から次々にレーザーが飛び出る!

魔梨沙「自然は曲線を作り、人間は直線を作る。
神様はどっちかちょっとだけ気になったけど、直線の方なのかな?」
0294名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/09(日) 10:27:48.12ID:NsvfSMGT0
保守
0295名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/09(日) 10:28:35.91ID:NsvfSMGT0
諏訪子「神様も意外とせちがらい...。
実務は僕がやってるんだ」

レーザーは鋭く曲がり、次々に魔植物を切った

魔梨沙「これならどう?」

おそらくは西洋魔術の四大元素とされる火、水、風、土を表現するものだろう、四つの玉が魔梨沙を守るように出現、それぞれ弾幕を発する

諏訪子「とてもじゃないけど届かない」

小さい弾達は簡単に防がれた

魔梨沙「なんで...」

靈夢「(魔植物が再生しきらない今、魔梨沙の最大の武器はなくなっている。
ここは俺が突破するしかないな)
陰陽玉!
進めぇ!!」

思い切り投擲された陰陽玉は、空中で強すぎる勢いのためにラグビーボール型に引き伸ばされ、さらにドリル型にねじれた

靈夢「いっけえええ!」

瞬間!
青天の霹靂
よく晴れ渡った秋の空を一つの雷が裂いた

その先にいたのはー

魔梨沙「魅魔様!?」

魅魔「またまた久しぶりじゃ!」
0296名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/09(日) 14:08:23.95ID:NsvfSMGT0
靈夢「助けに来たか邪魔しに来たかどっちだ!」

凄まじい回転を伴って突き進んだ陰陽玉は、魅魔の掌に収まっていた

魅魔「焦るな、ちょっと練り直してやっとるんだ」

魅魔が手を離すと、先ほどより大きなドリルと化した陰陽玉が改めて神奈子と諏訪子を狙った

神奈子「うむ、弾幕密度を増強せざるを得まい。
マウンテン・オブ・フェイス」


大量のお札が花びらのように配置される
陰陽玉ドリルは弾幕をぶち抜いて進むが、お札の塊を一つ超えるごとに失速しているのは明らかだ

魅魔「靈夢、魔梨沙!
ワシがこいつらをひきつけてる間に合体できないか試してみろ!」

魅魔の杖から三日月型の光弾が次々に発射される

神奈子「お前は悪霊か!
清めてくれる!
神秘『ヤマトトーラス』!」

霊力で形成した刃の乱れ撃ちだ!

魅魔「いらんな、毒気なら抜け切った。
真・マスタースパーク!」

魅魔のマスタースパークは魔理沙のそれをはるかに凌ぎ、弾消しどころか神奈子と諏訪子を飲み込んだ

魅魔「魔界のもんに比べたら、大したこともないのぅ、さて...あいつらは」
0298名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/10(月) 20:56:13.42ID:C/UNxE9d0
いきなり安価が出ました
とりあえず待ってみましょうか、もちろん魅魔スパークは
やったか?→やってない
のお約束どおりです
0299名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/10(月) 21:51:34.60ID:6GL0VGA40
あげ
0301名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/12(水) 12:27:49.33ID:EtXwmeIk0
                    /
                    / でも魅魔様の搾乳なら
                  ∠  ちょっと見たいかも
            ∧_∧    \_____________
           (  ´Д`) _
          /⌒ヽ/   / _)
          /   \\// 
          /    /.\/
         /   ∧_二つ
         /   /
        /    \
       /  /~\ \
       /  /   >  )
     / ノ    / /
    / /   .  / ./
    / ./     ( ヽ、
   (  _)      \__つ
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2017/07/12(水) 20:12:14.95ID:5dBwsPXs0
靈夢・魔梨沙「旧・ハクレイクロス!」

古の力と最近できた技が一つになる
今こそ合体だ!


そこに通りがかりの人間が一言

「でも魅魔様の搾乳なら見たいかも!」

...彼はこれから一つ活躍する
ちなみにすべて無事に終わった後魅魔様に闘魂注入されたらしい

魅魔「お前は何を言っとるんじゃ!
闘魂なら後でぶち込んでやる!ちょっと待っとれ」

魔靈夢「魅魔!
やり終えたぞ」

魅魔「遅い遅い。
今ワシが倒しちまったぞい」

しかし、煙の中から二神が再び現れる
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2017/07/12(水) 21:58:05.35ID:5dBwsPXs0
神奈子「面白いことができるじゃないか」
諏訪子「どこまで持つかな。
土着神『宝永四年の赤蛙』」

諏訪子が分身、ほとんど瞬間移動のような動きで魔靈夢の懐に入り、回し蹴りを繰り出した

魔靈夢「!
速すぎる!」

そのままクレーターの様に地面にめり込んでしまう

諏訪子「まだ終わってないぞ!」


そのまま元の場所にいる諏訪子が弾幕を発し、諏訪子の分身はクレーターの中央にいる魔靈夢を追いかける

魔靈夢「やるじゃねえか...もう目が慣れた。
同じ動きは喰らわねえ」

少し前に失速して地面に落ちていた陰陽玉が靈夢の手に乗る、すると

魔靈夢「俺も瞬間移動だ」

魔靈夢は諏訪子の後ろにいた

神奈子はといえば魔靈夢にさらなる攻撃を加えようとするが、魅魔に防がれていた


弾幕よりも正面突破に向いた肩の御柱を振り下ろすが、魅魔のさすまたの様な形状の杖がうまく掬って受け流すのだ

そして魔靈夢の投げが炸裂する!

諏訪子「あー!」

諏訪子本体が分身諏訪子に空中で激突
一方神奈子は太い打撃で魅魔の杖を落とし、魅魔を無視して魔靈夢を狙っている

人間「魅魔様あああ!」

諏訪子「神奈子、あれしかないよ」
神奈子「わかっている!来い」

「「諏訪大戦〜土着神話vs中央神話」」
0304名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/13(木) 20:19:19.61ID:zj8im+fg0
魔靈夢の上を取った神奈子と、地面に近い諏訪子がそれぞれ、藤の枝を模したうねりの強い弾幕と、赤い輪型の弾幕を発している

この時、靈夢達の装備にも合体が起こったのか、陰陽玉が芽吹いた

魅魔「...あれは?」

その芽はすぐに成長し、枝先には新しく小さな陰陽玉をブドウの様に実らせた
その一つ一つが諏訪子と神奈子に飛びつく


魅魔「やはり!
靈夢の陰陽玉と魔梨沙の魔植物の間に融合が起こったのじゃ!」


神奈子「なんだこれは!
払いきれん!」
諏訪子「しつこいなぁ!」

魅魔「それにしても...なぜ旧フォルムへの変身がここまで長続きする?」

魅魔の指摘は正しく、まさにそう言い終わるか終わらぬかの時に二人は合体がとけ、通常の姿に戻った

霊夢「今日は疲れたな」
魔理沙「いい加減さっさと済ませて帰ろうぜ」
魅魔「武器が壊れたが応援するぞい」

人間「今投げまーす!」

人間が投げた三日月杖は、無事魅魔の元へ届いた

魅魔「ほい、ありがとさん」
0305名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/13(木) 23:18:17.97ID:zj8im+fg0
神奈子「早苗の奇跡の力を吸い取った手品ももう終わりか。
ここまで我々の神社で暴れて、無事に帰れると思うな!」
諏訪子「神奈子はちょっと暴れやすいけど、今回は賛成」

神奈子「神符『神が歩かれた御神渡り』!」
諏訪子「祟符『ミシャグジさま』!」

霊夢「夢想封印・瞬!!」
魔理沙「ファイナル・マスタースパーク!!」
魅魔「ワシのも合流させるぞ」

八卦炉の耐久の限界を無視した一撃必中の魔砲の守りを、虹色に輝く陰陽玉が固めている

三人の弾幕は神を越えた

霊夢「山で信仰したい奴を集めてくるぐらいは好きにすればいい。
だが里やうちで暴れるなよ」

神奈子「うむ、仕方あるまい」
諏訪子「というわけだから信者増やしは神奈子、よろしく」
神奈子「おい、ここは私が代表の神社のはずだが?」
諏訪子「だからこそでしょ、僕が実務で君が営業。
この役割分担の方がお互い良いって決まったじゃないか」

魔理沙「神様も世知辛いんだな」

霊夢「そりゃそうだ、信仰を集めないと神様は消滅するようにできてるし、信仰されるにはちゃんとした社がいる。
現実的な話としてある程度のお金が必要なのは仕方ない。
俺は神社を追い出されても、裏の山の木で材木屋とかやれるかもしれないけどな」
0306名無しさん祈祷中・・・@無断転載禁止
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2017/07/14(金) 20:05:06.74ID:WTlTq9qW0
そこに早苗も歩いてやってきた

早苗「そうなったら守矢神社の勝利なわけですね」

魅魔「無理無理、こいつはなかなか強い」

霊夢「この幻想郷の結界を管理してるのは俺と紫だからな。
紫ってのはそのうち会うだろうが、強くて胡散臭い妖怪だ。
俺があっさり諦めてもあいつは違うだろう。
じゃあな、もう面倒ごと起こすなよ」



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


幻想郷の上空にある天界、ここにも妖怪と同じく外で忘れ去られた天人が住んでいた

天子(男)「暇だなぁ。
地上に行ってみたくなった」

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