霊界には時間がない。空間もない。
季節もない。そして上下左右もない。
この世は自分と世界という区別がある。
この世は世界の中に自分がいる。

あの世は自分と世界という区別がない。
あの世は自分の中にすべてがある。
自分の中に存在があり、自分の中に世界がある。

この感覚の違いが一番大きい。
あの世は自分の意識の中に住むので、自分の想像する世界に住むようになる。
自分の到達した霊格レベルに相応しい世界を想像しそこに住む。
神のレベルの霊格までいけば、そこには目に見えるような世界は存在しない。
太陽のように強い光の中に存在し、その光の中に宇宙が存在し、宇宙のすべての星や生命が存在する。
それらすべてが自分という意識感覚。
なので神レベルの霊格まで到達した人は、
男でも女でもなく、大きくも小さくもなく、強くも弱くもなく。
無であり無限であり、有機物であり無機物であり、形而上であり形而下であり、
神であり悪であり、というような意識になる。