あなたは神をけして見ることができない。
そして自分自身さえもけして見ることができない。
姿もそうだ。自分の姿を肉眼で見ることができない。
これは本当のあなたを見ることはけしてできない真理が込められている。
あなたは神も自分自身さえも知らないのだ。
認識できないのだ。見ることができないのだ。
あなたは何を知るか。
相対性により存在しているように見える偽の虚像世界のみを認識することができる。
それを真実と思い、それを真理と思い、
それが実像だと思い、それがすべてと思い生きてきた。
あなたは何一つ知る者ではなかった。
何一つ見えてはいなかった。
盲目だったのだ。
まるで夢の中で生きていたのだ。
夢の中で悩み苦しんでいただけなのだ。
夢の中で喜び楽しんでいただけなのだ。
虚像世界もしょせんは実体がなく、
神やあなた自身も知ることも見ることもできないのなら、
どうすればいいのか。
ただ存在していなさい。存在していることを知っている者でいなさい。