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神戸市 ワクチン960回分廃棄へ 配送の際のミスで常温放置

神戸市は新型コロナウイルスのワクチンについて、3か所の集団接種会場に配送した際、ミスがあり、常温のまま置いていた960回分を廃棄すると発表しました。

神戸市の発表によりますとワクチンは11日午前中、委託する配送業者が市内の3か所の集団接種会場に運び込みました。
配達員はワクチンを保冷ボックスから取り出し、それぞれ現地の委託スタッフに渡していたということで、最長で3時間、常温のまま置かれていたということです。

神戸市によりますとワクチンは常温で解凍した場合は、2時間以内に薄めなければ接種に使えないことになっていて、神戸市は放置されていた960回分について廃棄することになりました。

3つの会場では11日にあわせて160人が接種を受けていますが、これらのワクチンは使っていないということです。

ワクチンは午前中に保冷ボックスに入ったまま現地のスタッフが受け取り、午後に会場に来る市の職員が保冷庫に入れることにしていましたが、配達員にまで手順が徹底できていなかったということです。

神戸市は再発防止のため、今後は市の職員がワクチンを直接、受け取り、管理するということです。
神戸市健康局の花田裕之局長は記者会見で「貴重なワクチンを無駄にすることになり、申し訳ない。今後の接種計画には影響がないようにしたい」と陳謝しました。

05月12日 18時49分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20210512/2020013354.html



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