5/20(土) 21:29配信 SmartFLASH
https://news.yahoo.co.jp/articles/5188ae561e2ead159a1c5eedff1b7634f9ce6af7
《まさか、日本が保有するF16戦闘機を米国は出させるつもりではないだろうか 殺傷能力を持つ武器の貸与・供与を憲法九条を持つ日本は絶対にやるべきではない》

 5月19日、自身のTwitterでそうツイートしたのは、東京新聞社会部の記者、望月衣塑子氏。安倍晋三政権下での、菅義偉官房長官との“会見バトル”で名を馳せた同紙の名物記者で、米倉涼子主演のドラマ『新聞記者』の原案者としても知られる人物だ。

 そんな望月氏の冒頭のツイートは、CNNが19日に報じた「同盟国保有のF16戦闘機、ウクライナへの供与を阻止せず 米国が示唆」という記事に反応したものだったが、日本の航空自衛隊はF16を保有していないことから、冒頭のツイートにはネット上で

《自衛隊にF16あったっけ?》

《持ってないものを渡せないだろ》

 などとツッコミが殺到した。さらには、

《日本がこっそりF16保有してるってことかよ大スクープじゃん》

 と、イジられてしまう展開となった。

 あらためて航空自衛隊の公式HPを確認してみると、「主要装備」として明記されているのは、以下の3機種となっている。

・F-2(F-2A/B)
アメリカのF-16をベースに日米共同で改造開発された戦闘機。日本でのみ運用されているが、2030年代なかばから退役が始まる。2022年12月、日本政府はF-2の後継機となる新型戦闘機の共同開発をイギリス、イタリアとの3カ国による共同開発でおこなうことを発表。

・F-15(F15J/DJ)
別名「イーグル」とも呼ばれる航空自衛隊の主力戦闘機。全国8個の飛行隊と、そのほかの飛行教導隊などに、約200機が配備。

・F-35A
F-4戦闘機の後継として導入された、最新鋭の主力戦闘機。2017年度から三沢基地に配備。高いステルス性能を誇る。

 これらが、実際に日本が保有する戦闘機のすべてである。F-2は、F-16をベースに開発された戦闘機であることから、望月氏がF-2をF-16と間違えて認識していた可能性もあるが、いまのところ、訂正などはなされていない。

 冒頭のツイートに対して、明治天皇の玄孫としても知られる作家の竹田恒泰氏も、

《望月衣塑子は、防衛のことをあまりよく知らない模様。日本は『F16戦闘機』など保有していない》

 と、自身のTwitterで指摘している。

『武器輸出と日本企業』という著書もある望月氏。それもあってか、余計に反応する人たちが多かったのかもしれない。