ひろゆき氏などの著名人を巻き込みながら、インターネットの一部で激しい議論を呼んでいるColabo問題。その代表的な論客として、「無職一般富裕オタク」を自称する男性・暇空茜氏に注目が集まっているようだ。

渦中の人物がインターネット番組に出演

現在勃発しているのは、10代の女性を支える活動を行う一般社団法人「Colabo」にまつわる論争だ。

火付け役となった暇空氏は、昨年9月頃から同団体の活動を「生活保護ビジネス」として告発。それに対して「Colabo」代表を務める仁藤夢乃氏は、虚偽の投稿によって社会的な信頼を傷つけられたとして、暇空氏を提訴した。

そして暇空氏が“徹底抗戦”を宣言したことから、今に至るまで泥沼の争いが繰り広げられている。

そんな論争の行方はさておき、先日話題を呼んだのが、インターネット番組『百田尚樹・有本香のニュース生放送 あさ8時!』での一幕だ。

1月10日に放送された同番組では、ゲストとして暇空氏が招かれ、有名作家・百田尚樹氏と、ジャーナリストの有本香氏によるトークが繰り広げられた。

ジオンより狡猾なネオジオンの企み
そこで「Colabo」関連団体について話が行われている際、暇空氏は「お2人にはわかりづらい話をしちゃうかもしれないですけど…」「アニメとかで復活してくる奴ってのは、より強くなるわけですよ」と言いつつ、『機動戦士ガンダム』シリーズをたとえ話として持ち出した。

暇空氏によると、「ジオン軍の時は普通に戦争していたのに、ネオジオン軍は根回しをして、その連邦軍が反撃できないようにして」「ロンド・ベルっていう独立部隊しか、アクシズ落としを止められないっていう」「要は根回しをして敵が反撃できないようにしてからネオジオン軍は戦ったわけですよ」とのこと。

最終的に「要はジオン軍よりネオジオンの方がより狡猾だった」とまとめ、相手を侮ってかかるべきではないと主張するのだった。

百田氏と有本氏にはあまり通じないたとえ話だったようだが、SNS上の支持者からは《お二人はポカーンだろうけど、暇空茜氏、ある種的確に捉えて表現してるなww》《百田尚樹氏と有本香氏が「?」な顔してたが、たとえとしてめちゃわかりやすい》と称賛の声が殺到。

その一方で、《リアルの会話でこれやってんのキツ過ぎ…》《これが厨二病…》《現実とフィクションの区別がついてないことがオタク自身を蝕んでる感がある》《百田と有本に同情するレベル》《ネトウヨとオタクと陰謀論という三神合体が産んだモンスターだな》といった反応も上がっていた。

なお、暇空氏は「Colabo」や関連団体のことを「ナニカグループ」という総称で呼び表しているが、こちらも漫画・アニメ系の用語が元ネタ。『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター“ナニカ”からの着想だ。

Colabo問題はこの先、どんな方向に向かっていくのか。いろいろな意味で目を離せない。

https://myjitsu.jp/enta/archives/116940/amp



R5.01/10 【ゲスト:暇空 茜】百田尚樹・有本香のニュース生放送 あさ8時! 第33回
https://www.youtube.com/watch?v=86CT7bfexzc