京都府舞鶴市議会の鯛慶一議長(53)=自民党=が約3年前、児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の罪で、舞鶴簡裁から罰金30万円の略式命令を受けていたことが5日、分かった。鯛氏は当時、市議3期目だった。これまで略式命令について明らかにしておらず、「プライベートの問題であり、公表すべきものだと思っていなかった」としている。

 起訴状によると、鯛氏は2019年8月2日、性的好奇心を満たす目的で、舞鶴市内の自宅に児童ポルノの動画が入ったDVD4枚を所持していたとされる。舞鶴区検が同年11月に起訴し、舞鶴簡裁が同月、略式命令を出した。

 鯛氏は2010年の市議選で初当選。昨年11月に4選を果たし、同12月に議長に就任した。

 鯛氏は京都新聞社の取材に対し「DVDは議員になる前に興味本位で購入し、自宅に置いたままだった。販売元が摘発されて(自分の情報が)リストに載っていた。反省しているし、議員として市民のために頑張りたい」と話している。

京都新聞
2023年1月6日 6:00
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