きょうの東京外国為替市場で、円相場は一時1ドル=137円10銭台まで円安が進み、24年ぶりの円安水準を更新しました。

市場では、先週末に発表されたアメリカの雇用統計が市場予想を上回り、雇用が堅調に回復していることが確認されました。そのため、金融引き締めによる景気後退への懸念が薄まり、歴史的なインフレに対応するためにアメリカの中央銀行・FRBが金融引き締めを加速させるとの思惑が高まっています。

さらに、日銀の黒田総裁が支店長会議の挨拶で「躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」などと発言し、金融緩和を継続する意向を示したことで、日米の金利差が拡大するとの思惑から、東京外国為替市場では円を売って運用などで有利なドルを買う動きが拡大しました。

TBS NEWS DIG
2022年7月11日(月) 10:51
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/92111