円安などの影響で物価が高騰し、家計が厳しさを増すなか、15日から年金が減額されました。受給者からは、生活に対する不安の声が上がっています。

■年金支給額 0.4%引き下げ

 70代:「減ると困っちゃいますよね。本当に困りますよ」「ひっそりと生活するしかないですよね」

 高齢者から漏れる“困惑”の声。15日の支給分から年金が減額となったのです。

 減額は、新型コロナなどの影響で、年金保険料を納める現役世代の賃金が下がったためで、厚生労働省によると、昨年度に比べて「0.4%」の引き下げとなります。

 4月と5月分の年金支給日だった15日、銀行には多くの人が…。具体的に、いくらになったのでしょうか?

 80代:「(Q.年金の減額は知っていた?)事前に、お知らせ頂いていましたから。よく分かっていました」

■物価高騰のなか…年1万円減

 そこで、通帳を見せてもらいました。今回の支給額は、2カ月分で36万9185円。昨年度分にあたる前回は、37万843円だったので、1658円のマイナスになりました。

 一月当たり、829円減りました。1年間で計算すると、9948円となり、1万円近い減額です。

 80代:「これから、どんどん減額になると思うんですが、できれば、その減額の幅が少ないことを願います」「(Q.生活に影響は?)出てきますが…それでやっていくしかないと思っています」

 別の女性も…。

 80代:「1000円くらい下がってるかなぁ…」

 前回支給分と比べると、2カ月で781円減り、年間5000円近い減額となりました。

 80代:「若い人に負担が掛かることにならないようにとは思っていますが。たくさんもらうのは、助かりますけど…」

 厚生労働省の試算によると、夫婦2人分の標準的な厚生年金の支給額は、月額22万496円から21万9593円となり、903円のマイナス。年間では、1万836円の減額となります。

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テレ朝news
2022/06/16 10:45
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