https://www.recordchina.co.jp/b873183-s25-c30-d0191.html


2021年3月8日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国の元慰安婦支援施設「ナヌムの家」の寄付金流用事件に関わったとして起訴された安信権(アン・シングォン)前所長が最近新たに元慰安婦関連の団体を設立して活動を再開させ、物議を醸している。

記事によると、安前所長は先月22日、慰安婦問題解決に向けた資料の調査と研究を目的とする機関「日本軍性奴隷被害者研究所」を設立した。公式ウェブサイトには元慰安婦の描いた絵や、慰安婦問題に関する安前所長の手書きの論文などが掲載されているという。

安前所長は「『ナヌムの家』を昨年辞めてから被害者のために何ができるか悩んできたが、20年の経験と専門性を生かして個人的に研究所を設立した。あくまでも非営利目的の団体だ」と説明したという。

ところがこれに対し、一部からは「裁判中に慰安婦関連の団体を設立するのは不適切だ」と指摘する声が上がっている。「ナヌムの家」関係者は「(元慰安婦の)おばあさんの寄付約定書を偽造し遺産を奪った疑いで起訴されている人がまた被害者団体を作った」とし、「おばあさんたちのための活動をして裁判を有利に進めたい目的のように思える。最後まで被害者を利用しようとしている」と批判したという。

韓国のネットユーザーからも「元慰安婦を利用して豪遊するのがそんなに楽しかった?」「味を占めたようだね」「おばあさんたちがかわいそう。これ以上利用しないで」と訴える声が上がっている。

また、「元慰安婦を利用して国会議員になる人だっている。それに比べればかわいいもの」とため息交じりの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)