普天間基地の移設計画をめぐり、本島南部からの土砂採取の断念を訴えるハンガーストライキは6日が最終日。

玉城デニー知事も現場に姿を見せ、県としての対応を模索していることを伝えた。

遺骨収集ボランティアの具志堅隆松さんは、沖縄戦の激戦地でいまなお戦没者の遺骨が残る南部の土砂を辺野古の埋め立てに使う計画は「戦没者への冒涜だ」と訴えている。

計画の断念を求めて今月1日から県庁前で始めたハンガーストライキの最終日となった6日も戦争犠牲者の遺族などが具志堅さんのもとを訪れた。

▽沖縄戦で父親を亡くした平山千代子さん「遺骨がないので(苦労して)さがしたみたいです母親は。(南部の土地は)大切です沖縄の人にとっては。本当に(計画は)許せないと思います」

玉城知事も現場に姿を見せ、行政としてどのような対応が出来るか模索していることを説明した。

▽玉城知事「人道的に『これはやっちゃいけないよね』ということが、いかにして法律的につながるか、どういう方向性でしっかりと結論を出すかということを一生懸命考えています」

▽具志堅隆松さん「やめて当然の話だと思っているんです。今回のハンガーストライキを通じて得たものは、県民から共感と支持の裾野が広がっていっているということです」

ハンガーストライキは6日で終了したが計画断念を訴える署名活動は続けられる。

FNN 沖縄テレビ
2021年3月6日 土曜 午後6:20
https://www.fnn.jp/articles/-/152633