愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動で提出された署名に多数の不正が見つかった問題で、運動を主導した美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が、何者かが運動を妨害するために偽の署名を紛れ込ませたなどとして、地方自治法違反容疑での告発状を名古屋地検に郵送したことが13日、運動事務局への取材で分かった。

事務局によると、告発状は12日に弁護士を通じて郵送。容疑者は「不詳」とした。

県選挙管理委員会は1日、県内64選管に提出された約43万5千人分の署名の83・2%が有効と認められないと発表。高須氏は4日の会見で自身の関与を否定していた。

同県弥富市議5人が無断で名前を署名に使用されたとして刑事告訴した他、県選管も刑事告発に向け調整を進めている。(共同)

日刊スポーツ
2021年2月13日22時5分
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